HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

8分の6拍子は小さいお皿

2017年07月24日 | 音符・楽譜・テクニック
Aちゃん(小4):
先週、新しく「ミッキーマウスマーチ」をやることになった時に、拍子の説明をしておきました。
「ミッキーマウスマーチ」は 8分の6拍子のマーチです。
8分の6拍子って、8分音符が1小節に6個入るってことだよ、と説明しても、小学生にはピンとこないでしょう。
そこで・・・
「今までは『4分の4』とかって、4分音符が基準になってたよね。4分音符が1で、8分音符は「半分」って習ってたよね。
だけど今回は、8分音符が基準になってるの。こういう小さいお皿に、半分のリンゴが乗ってるようなもの。」

「そうすると、1個分のリンゴを食べたい人は、何皿食べればいいかな?」
「えっと、2皿?」
Aちゃんは即座に答えてくれました。さすが4年生。・・・って普通か?
「そうだね。ほら、回ってくるお寿司屋さんみたいにさ」
「ああ、回転寿司?」
「そうそう。このお店は、ちっちゃいお皿しかないの。半分に切ったリンゴのお皿しかないから、今まで大きなお皿の1個だったリンゴは、小さいお皿の2皿分。ね?」
「うん。リンゴしかないなら『回転寿司』じゃなくて『回転リンゴ』だね」
「そう。しかもこのお店はさ、半分のお皿しかないし、それを6皿までしか食べれないんだよ」
「あははー」
「ほら、どの小節にも、小皿が6枚あるよ。
この小節は、半分のお皿・カラのお皿・半分のお皿・半分のお皿・カラのお皿・半分のお皿 って並んでる。リンゴが乗ってなくたって、お皿はちゃんと6枚」
「この人かわいそー(笑)」

「もっとかわいそうな人いるよ。最後の小節なんて、リンゴの乗ってるお皿は最初の1個だけで、あとは全部カラのお皿だけ!」
「うわー
と 回転寿司ならぬ「回転リンゴ」で盛り上がり、とりあえず8分の6拍子の譜割りは理解できたようでした。
で、本日の「ミッキーマウスマーチ」、一通りなんとか最後まで到達したので、先生は言いました。
「来週はAちゃんお休みって言ってたよね。だからレッスンないけど、自分で練習して、こんど来るときまでにちゃんと完成してきてね」
「えっ、もう? 一人で?」
「だってー。今の曲が終わらないと、次の曲やれないじゃない?発表会の曲、もうやりたいんでしょ」
「うん、はやくやりたい」
「だったら、この曲終わらせなきゃ。じゃないとできないよ?」
「そうか・・・がんばる。がんばって一人でしあげてくる」

よーし、うまくいったぞ。
まんまと誘導されちゃったAちゃんだけど、次回の仕上がり 楽しみにしてるよ。