Movies!!

映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

単騎、千里を走る(試写会)

2006-01-18 11:36:22 | 映画(た行)
高倉健、リー・ジャーミン、ジャン・ウェン、チュー・リン、ヤン・ジェンポー、寺島しのぶ、中井貴一(声のみ)出演。チャン・イーモウ、降旗康男(日本編)監督作品。

静かな漁村に暮らす高田剛一のもとにある日、東京にいる息子の健一が重病だとの報せが届く。しかし父と子の間には長年に渡る確執が存在し、そのために健一は父との面会を拒んでいた。息子ともう一度向き合うことを決意する高田。彼は、嫁の理恵から民俗学者の健一が、中国の有名な俳優リー・ジャーミンと交わした約束を果たすことが出来ず悔やんでいることを知らされる。そこで高田は、健一の代わりに彼がやり残した仕事を成し遂げようと、無謀にもたった一人で中国の麗江市へと旅立つのだったが…。(allcinema onlineより)

公式サイト

土曜日の試写会に行ってきました。東京国際映画祭で観たいと思っていたのですが、チケットが取れず観る事できなかったのですが、試写会が当たりましたので観に行ってきました。
試写会が土曜日だった事と、主演が高倉健さんであるためか、今迄にないくらい客の年齢層が高い(苦笑)。周りはみな、おじさんというよりおじいさん、おばさんというよりおばあさんに近いと思われる方々ばかり・・・。もちろん構わないんですが、並んでいる時圧迫感を感じました。係員に「4列で並んでください」と言われると4列じゃないと気がすまないらしく、友達が来るので空けておいて下さいと言ったにもかかわらず、「4列じゃないじゃない、おかしいわよ、この列」と繰り返し言ってました。もう面倒なので無視(苦笑)。
それから、映画上映中に「え?何?これじゃどこだか分からないじゃないの」と普通の声でしゃべるのは止めて下さい(笑)。ここは公共の場であって、あんたんちじゃないから(笑)。確かに私も同じ事を思いましたけど、それは心の中で言いましょう。他にも普通の声でぺちゃくちゃしゃべられると非常に気になります。人のフリ見て我がフリ直せ、ですね。どーしてもツッコミたい時は小声にします(爆)

実はこの日の朝はや~い時間に渋谷へ行き、「ギミー・ヘブン」の初日舞台挨拶の回を観るために並んでいたので、夕方にあったこの映画の試写会時、途中で寝てしまいました(苦笑)。高倉健さんだし、おそらく、のんびりした雰囲気の映画だろうから、キケンキケンと思っていたら、やっぱり(笑)。

ストーリーは上にある通りで、ほぼ中国での話が中心になっています。
重病である自分の息子が撮ろうとしていた「単騎、千里を走る」をビデオに撮るために、単身、中国に渡る健さん扮する高田ですが、言葉が通じない中でスムーズに行くわけもなく、付いてきてくれた通訳の人も日本語がおぼつかないため、日本語がちゃんと分かる通訳の人にいちいち電話で確認しなくてはならず、なかなか大変。
やっとリー・ジャーミンに会えたと思ったら、彼は投獄されていて、会うための手続きも大変だし、やっと会えて、舞踊を撮ろうとしたら、リー・ジャーミンは息子に会いたいと泣き出して、舞えなくなってしまいます。
やむなく、息子のヤンヤンに会いに行く高田。その村で、たった一人の旅人のために村中の人が集まり、歓迎の料理を出し、テーブルを連ねてくれます。
きっと自分がその立場だったら、感動するだろうなぁと思って観てました。
やっとヤンヤンをリー・ジャーミンの所へ連れて行く事になりますが、車が故障し、修理をしている間にヤンヤンが山の中でへ逃げ出してしまいます。後を追い、迷子になってしまう高田とヤンヤン。二人っきりで言葉が通じない中でのヤンヤンとの交流。ヤンヤンは憎たらしいけれど、所作が可愛くて、憎めません。笑えるシーンもあります。
結局、高田だけがリー・ジャーミンの元へ帰る事になります。しかし高田はすでに本来の目的を達成する気持ちは薄れていて・・・・・・。

途中、寝てしまった割には、泣けましたね。やはり親子の情に訴える映画は泣けてしまいます。静かで、特に奇をてらったところもない映画ですが、人の優しさを確認できる映画ですね。
現在、中国との関係があまり芳しくなく、中国映画(香港・台湾含む)に興味を持ち始めた自分としては、とても悲しいことですが、辛い過去にばかり目を向けるのではなく、今を生きる人達が、お互いの文化や人を理解し、尊重しようとすれば、もっと良い関係ができるのではないかな・・・と考えたりしました。

ギミー・ヘブン

2006-01-17 11:59:14 | 映画(か行)
公式サイト

試写会後のレビュー
↑このレビューはネタばれ全開なのでご注意を(笑)。

舞台挨拶付きの試写会を観た後、レビューを書いたのですが、そりゃもう辛口なレビューを書かせて頂きました(笑)。
あの時はとにかく、映画を観ている最中から「面白くない・・・」と思ってしまったので、それが前面に出たレビューでした。
今回、初日舞台挨拶のある初回の上映を観に行ってきました。お客さんは超満員。会場が狭いので、通路にも座るような形でできるだけたくさんの客を入れてました。
挨拶に来たのは、安藤政信くんと宮崎あおいちゃんと松浦徹監督の3人。
インタビューはほぼ安藤くんとあおいちゃんの二人が質問に答える形で監督はあまり話しませんでした。話していなかったというよりも、司会者が監督にほとんど質問してなくて・・・そりゃ私は安藤くんのファンなので、安藤くんが話をしてくれた方が嬉しいけど、あまりにも監督がないがしろにされていたような印象(苦笑)。途中で安藤くんも監督に質問しないのか?みたいな事言ってましたしね。
この日の安藤くんは比較的落ち着いてました.前回の試写会の時よりはずっと落ち着いてたと思います。ドアが開いて入場して来た時も会場を見渡す余裕があったみたいだし。舞台上での挙動不審さはありましたけど(笑)。
安藤くんは、黒ぶちのメガネをかけ、黒のジャケットで下はTシャツかな?にジーパン姿。髪はますます伸びてパーマをかけているようでしたね。ふわっとしててキマっているようでしたので、ヘアメイクさんがやってくれたのかな?(笑)と友達と話しました。
あと、ちゃんと食べてるのかな、と思うくらい痩せてましたね。以前にもまして痩せたような気がするんですが・・・
あおいちゃんは黒のハットを被り、ベストにジーパン姿でボーイッシュな感じでした。
あおいちゃんも映画の中では頬がもっとぷっくりしているんですが、今はほっそりして、笑顔がとても可愛かったです。

舞台挨拶での様子
msn.ニュース
サンケイスポーツ

ところで映画なんですが、前回観た時よりも面白く観れたんです(笑)。
前回も途中までは面白くて、途中からあら??という感じになったんですが・・・安藤くんの演技は最初から違和感を感じてました。
でも今回は特に違和感を感じなかったんですよ。なんでだろ??(笑)
慣れたのかなぁとも思ったんですが・・・けど、一番印象に残ったシーンが、新介に子犬呼ばわりされるシーンだったりするわけで(爆)。
確かに安藤くんは子犬みたいなんですけど、映画の中で本人はそれを否定してます(笑)。私はなぜか、その後に映ったあおいちゃんの目の方が子犬みたいに見えたんですけどね。

以下、ネタばれもありますので、ご注意願います。

今回も前回も同じように感じた違和感は、柴田刑事役の石田ゆり子さんが、精神科医(?)と初めて共感覚について話すシーン。
私はこの映画を知るまで、共感覚という症状を全く知りませんでした。でも、柴田刑事は、それを「どこかで読んだ」と知ってたんですよね。
最初の殺人事件の時に死体のそばにあった一見何の意味もなさそうなマーキングを共感覚者なら、何か他のメッセージが見えるんじゃないかと医者に詰め寄ります。
そのシーンが突然出てくるので、それに違和感を感じました。もしかしたら、台本の段階では柴田刑事が共感覚について知るきっかけが何かあったのかもしれませんが・・・
それから安藤くんにとって(笑)、山場である新介と貴史の電話のシーン。やっぱり何かが変。貴史が、というより、新介がPCの画面を見ながら、電話で話すだけで、動きがないからでしょうか・・・もうちょっと助けるためにジタバタしてくれてもいいじゃんっ(爆)
当然、泣けるシーンのはずですが、やはり今回もちっとも泣けませんでした。おかしい・・・・・・泣くシーンじゃなくても泣いてしまうこの私が(苦笑)。

クライマックスの空き地(麻里が子どもの頃住んでいた場所だったというのは、パンフを読んで初めて知りました・笑)でのシーンも、せっかく分かり合えた二人がなぜそうなってしまうのか、分かるような分からないような・・・・・・。そうするしかないのね・・・という気持ちにさせてくれません(泣)。何か凄く残念な感じさえします。
ガーベラが降るシーンはとても幻想的でステキなんですが。

それから2回目を観て気付いたのですが、セリフの中に印象的なものがいくつか出てきます。それがキャラの気持ちを表現するセリフだったりするわけですが、なーぜーか心に残らないんですよね。2回目を観た時、こんなセリフ言ってたんだ!とはっとすることが何度かありましたが、心に響ききらないんです。これも残念。
「機械で言えば、不良品だ」とか「一番好きだったビー玉に似てる」とか・・・(うろ覚えです)セリフ的には決して悪くないと思うのですが。
演出の問題なのか、演技なのか、カメラワークなのか、構成なのか・・・

そうそう。安藤くんが撮影中に怪我をしたと聞いてましたが、とあるシーンから安藤くんが突然指に包帯巻くようになります。あれがそうだ!と思いました(笑)他にも気付いた人いるんじゃないかなー?夢中で演技をしていて、怪我をしてしまったようですが、気をつけて欲しいですね。

それから、ラスト、シーンですが、私は前回観た時、新介が麻里を背負っていると思い込んでましたが、新介が背負っていたのは、貴史でした。
貴史を裏切ってしまった新介の悔恨なのか、新介は同じ共感覚者である麻里ではなく、貴史を選んだ、という事なのか・・・
「やっと会えた」と言った時の麻里の笑顔がせつないです。

音楽を担当しているのはnidoという4人のユニットで、武田真治くんが参加してます。松浦監督は真治くんの元マネージャーだそうです。
私、パンフと一緒にサントラを買ってしまいました(笑)。なかなか良いです。実は竹仲絵里さんの歌う「gerbera」という主題歌も入っていると思って買ったのですが、入ってませんでした。
あの主題歌、ステキな曲です。主題歌もステキですが、冒頭のシーンであおいちゃんが弾くピアノ曲はもっとステキです。「gerbera」をピアノ曲にアレンジしたものです。手元は映りませんが、あおいちゃんが実際に弾いているそうです。つたないピアノですが、それがまたせつなさを誘っているような気がします。残念ながら、そのピアノ曲はサントラに入ってませんでした。あれは映画の中でしか聴けないのかしら・・・・・・

フライ、ダディ、フライ

2006-01-13 11:42:20 | 映画(は行)
岡田准一、堤真一、須藤元気、星井七瀬、松尾敏伸出演。成島出監督作品。

自分の娘を傷つけた石原という高校生に復讐(ふくしゅう)するため、包丁を持って学校に乗り込んだおっさん(堤真一)がいた。しかし高校を間違え、そこで出会ったスンシン(岡田准一)に一発でのされて気絶してしまうが……。(ヤフーレビューより)

珍しくDISCASから私が予約したDVDの1位2位が送られてきました。昨日レビューにあげた「交渉人 真下正義」とこの「フライ、ダディ、フライ」。
どちらから先に観ようか考えた時、たぶん、「フライ~」の方が面白そうだから、後で観ようと思いました(笑)。

簡単にストーリーは知っていたのですが、思っていたよりも、堤さんがオッサンな感じでした(笑)。お腹や足首が見えちゃうようなツンツルテンの緑ジャージの似合わないこと!(笑)
岡田くんと堤さんの、というよりは堤さんの青春映画でしたね。堤さんは元々はスポーツマンなんでしょうか?背は高くてスポーツできそうですが・・・・・・あれだけ走らされて、なんかちょっと同情します(笑)。バスと競争するシーンとか、マジで全力疾走だよね。

ストーリーはベタなんですが、普通に楽しめました。堤さんのキャラも良かったし。娘への愛情が溢れてましたね。例えば世界中が敵に回っても、親だけは無条件に自分の味方をしてくれるものだよな~と、映画を見ながら、ぼんやり考えました。
岡田くんはかっこいいですねぇ。最近、CMで「愛してる!」と繰り返し叫ぶのを何度も見て「ウザい」(ファンの方、ごめんなさい・汗)と思ってましたが、やっぱりかっこいいですよ。在日朝鮮人という設定で、母親と二人で生活している様子が伺えましたが、母親は登場しませんでした。家で飼っている犬の名前は「アチョ」でいいんでしょうか(笑)
パンをあげるシーンが何気に好きでした。

対決シーンが思ったよりもアッサリ終わったので、逆にびっくりしましたが、ラスト、スンシンの言う「とべ!オッサン、とべ!」というセリフ、いいですねぇ~。
そして、両手を広げて、青空の中へまるで飛ぶように走っていくオッサンがとてもすがすがしいです。雲の形が羽根のようでしたね。

交渉人 真下正義

2006-01-12 11:49:59 | 映画(か行)
ユースケ・サンタマリア、寺島進、小泉孝太郎、國村隼、松重豊、石井正則出演。本広克行監督作品。

クリスマス・イブを雪乃(水野美紀)とデートするはずだった警視庁交渉課準備室課長の真下(ユースケ・サンタマリア)は、室井管理官(柳葉敏郎)に呼び出され、何者かにのっとられた東京の地下鉄の最新鋭実験車両事件に挑むが……。(ヤフーレビューより)

公開の順番としては、この映画の方が「容疑者 室井慎二」よりも先だったわけですが、劇場に観にいけなかったので、レンタルしました。
うーん。感想としては、まぁまぁ、ってとこでしょうか。どこか物足りなさはありましたね。
この映画は、今までの「踊る大捜査線」と同じ本広監督、君塚さんの脚本だったわけですが、前回の「踊る大捜査線 THE MOVIE2」から何かが狂い始め、私の大好きな「踊る~」は1本目の映画でストップしてます(苦笑)。
スピンオフ作品だし、主役が違うわけですから完璧を求めるつもりもないのですが、今回の真下のキャラはどーも微妙でした。・・・・・・あんまり考えたことなかったんですが、もしかして、ユースケ・サンタマリアって演技上手くないのかな(爆)

以下、ほんのりネタばれしてます(笑)。

ストーリーはかなり緊迫したもののはずなんですが、あまり緊迫感が伝わってこないような気がしたんですよね。それは、主人公が交渉人だからどんな事態にも冷静に対応するんだ、と言われてしまうとそれまでなんですが、今迄観てきた交渉人関係の映画はもっと緊迫してたような。
爆弾は2つ(ラストを入れると3つ)爆発するわけですが、負傷者はいないようで、イマイチ盛り上がりに欠けるというか・・・・・・。
真下と犯人とのやり取りもあまり面白くなかったですね。古い映画が謎解きのモチーフになってましたが、古過ぎてほとんど分からなかった(汗)。
真下がラストで言ってましたが、犯人の特徴がつかめなくて、どうにも微妙な気持ちが残りました。結局誰なのか分からなかったし・・・

SATが活躍するシーンとかは良かったです。チームが颯爽と移動し、整列したり、銃を構えたりするあの雰囲気が凄く好きで。本広監督は、この手のシーンを作るのがいつも上手いなぁと思います。「サトラレ」でも自衛隊のシーンやサクサクと準備をするシーンなどはとても好きです。

あと他の出演者に笑いました。古畑任三郎のドラマを最近観たばかりだったので余計に反応してしまったのですが、古畑で西園寺役の石井正則さんは地下鉄の広報マン、向島役の小林隆さんは地下鉄マン、今泉慎太郎役の西村雅彦さんは指揮者役。
國村隼さんはシブくていい味出してました。
そしてやはりなんと言っても木島役の寺島進さんですね。「くそったれ」や「ばかやろう」が口癖で、(そういう役が多いよね~)でも悪い人じゃなく、所々嬉しそうにしてたり、現場はまかせとけ!な雰囲気が出ていて、今迄の踊るシリーズにはないキャラでしたね。木島さんのスピンオフは、TV放映時に観ました。ながら見になってしまったので、ちゃんとレビューは書けないんですが、この映画より面白かったような?(苦笑)

今後のスピンオフ計画はあるんですかね?個人的にはもうやらなくていいんじゃない?って思うんですけど(汗)

スタンドアップ(試写会)

2006-01-11 15:24:34 | 映画(さ行)
シャーリーズ・セロン、フランシス・マクドーマンド、ショーン・ビーン、リチャード・ジェンキンス、ジェレミー・レナー、ウッディ・ハレルソン出演。ニキ・カーロ監督作品。

公式サイト

暴力を奮う夫と別れ、子ども2人を連れて、実家へ戻ったジャージー(シャーリーズ・セロン)は、仕事を始めた美容室で昔の友人グローリー(フランシス・マクドーマンド)と再会する。彼女は、鉱山で働いていた。
ジャージーの父親は鉱山で働いていたが、今の仕事の6倍の給料がもらえ、自分と子どもを養えると知ったジャージーは、鉱山で働く決意をする。
しかし、当時、まだ鉱山で働く女性は少人数で、女に仕事を奪われたと思っている男たちから執拗な嫌がらせ、セクハラを受けるようになる。
自分ばかりでなく、子どもたちにまで影響が出てきた時、ジャージーは会社を訴える決意をするが、味方はいなかった・・・・・・。

女性限定の試写会でした。なるほど。映画終わった後、男性を見かけたら、後ろから蹴飛ばすかもしれません(んなわけない)。
実話が基になっているそうです。途中からボロボロ泣いてしまって、まさか泣く映画だと思っていなくて、ちょっと意外でした。
ストーリーがいいからなのか、シャーリーズ・セロンの演技が素晴らしいのか、凄く感情移入しました。
シャーリーズ・セロンって、顔と名前は知っているけれど、映画では初めて観たような気がします。凄く綺麗な女優さんですね。ただ綺麗なだけじゃなく、役のせいもあるでしょうが、凛々しい感じ。ステキな女性ですね。
あと、名悪役ショーン・ビーン(最近では「アイランド」で悪役でした)。この映画ではいい人でした(笑)。

この映画でジャージーの弁護士役のウッディ・ハレルソンは、「カウボーイ・ウェイ」という映画でキーファー・サザーランドと共演してます。今さっき思い出しました。映画観てる時は、どこかで観たなぁ・・・としか思わなかった(汗)。それから、ジャージーの嫌な上司役をやっていたのは、「24」でジョージ・メイソン役のザンダー・バークレーでした!!!
観た時、ザンダーに似てる!と思ったのですが、ザンダーよりちょっと太めで、声もちょっと違うような気がしたのと、髪の毛が以前より多かった(爆)ので、他人の空似かしら・・・とエンドロールを確認したら、間違いなくザンダーでした!
この映画では嫌な役でしたが、ザンダーにもっと映画に出てもらいたいな~と思っていたので嬉しかった!ザンダーってセクシーだと思うんですよね~私。

以下、ネタばれ入りますのでご注意願います。

上の子の父親は誰だか分からない、夫は暴力を奮う人、やっと見つけた仕事場では、男性からセクハラを受けるという幸薄いジョージーでしたが、その仕事で家族を養え、レストラン(喫茶店?)で食事が出来るようになった、と嬉し泣きする彼女にとても共感しました。私は仕事で大勢の母子家庭を見てきましたが、その時のことを思い出して、頑張れ頑張れとジョージーを応援したくなりました。
ジョージーは仕事場での迫害だけでなく、父親にも理解されません。しっかし、この父親どうなのよ、酷すぎる~~~と思っていたら、やってくれました。
大勢の同僚の前で、娘を守ろうとする発言。そこからもう私は、大泣きですよ(苦笑)。
裁判で明かされる上の子どもの出生の秘密。あの教師ぶっ○してやる!と思った瞬間、ジャージーパパが「よくも俺の娘を!」と教師に殴りかかったので、心の中で拍手喝采(笑)
母親を忌み嫌っていた上の子を諭すショーン・ビーンの存在も良かったですね。



職場での女性の立場を改善するために立ち上がったジョージー、とても勇気のいる行動だったと思います。けれど、誰かが言わなければ改善されるのは、もっと遅くなっていたでしょうね。
女性に対する卑猥な発言や行動に、男性は鈍感だと感じることは、今現在でもありますよね。
男性にその気がなくても、女性は嫌な気持ちやレイプされる恐怖を味わう事がある、という事をもっと認識して欲しいと思います。
男性にも観てもらいたい映画です。

ゴジラ FINAL WARS

2006-01-10 15:40:40 | 映画(か行)
松岡昌広、菊川怜、宝田明、ケイン・コスギ、水野真紀、北村一輝出演。北村龍平監督作品。

ゴジラ生誕50周年にしてファイナルを謳うシリーズ第28作。21世紀を迎えてまもなく、地球は度重なる戦争や発達しすぎた科学技術の反動で多数の巨大怪獣を呼び覚ましてしまった。特殊能力を持つミュータント(松岡昌宏、ケイン・コスギら)で結成された地球防衛軍がそれらに立ち向かう中、宇宙からX星人(北村一輝など)が飛来。彼らは地球との友好を提案し、怪獣たちを地上から消滅させたのだが…。(amazonレビューより)

年末にTV放映していたのをビデオにとっておいて、昨日観ました。
私はゴジラの映画を一つも観た事がありません。ゴジラどころか、怪獣映画と呼ばれる映画は一つも観た事ないです。
ま、早く言えば、好きじゃない(笑)。子どもの頃からウルトラマンだの仮面ライダーだのと言った、実写の番組は父親が見せてくれなかったので(当時はそういう番組があることすら知らなかった)、地球を守るゾ!という正義の味方が活躍する実写版のストーリーや怪獣系のストーリーは観る習慣がなかったんですね。

今回なぜ観ようと思ったのかというと、やはり監督の存在が大きいです。
北村龍平監督は「あずみ」と「スカイハイ」くらいしか観た事がないんですが、私は結構好きでした。「あずみ」のオダジョーのキャラだけは好きになれなかったけど(苦笑)。
それもあって、絶対にレンタルして観ることはないけど、TVでやるなら観てみてもいいかな、と。
つまらないなと思ったら、途中でやめてもいいし、と気楽な気持ちで観始めました。

・・・・・・あれ?意外と面白かったんですけど(爆)
けど、やはり、今までのゴジラ映画のファンの方には、不満がいろいろあったようですね。あまり評価は高くないみたいで。

私は前知識がな~んにもなかったので、逆にそれがよかったのでしょうか。
まず、ゴジラの存在自体、なぜいるのか知らない(笑)。以前、どこかで放射能汚染がどうとか、という話を聞いたような気がしますが、曖昧です。
次々と出てくる怪獣も全く分かりません(笑)。しかし、あまりにもあっさり負ける他の怪獣を見て、ゴジラが強いのか、他の怪獣が弱いのか、それも分からない(大汗)。
ゴジラは人間の敵だったんでしょうか?で、南極に閉じ込めていた、と。それを復活させて、宇宙人が繰り出す怪獣を闘わせ、自分たち人間はその間に宇宙人と闘う、と。

地球防衛軍のオザキ(松岡)や風間(ケイン・コスギ)は、ミュータントで、超人的なパワーとスピードを持っていて、松岡が、カイザー(北村)と闘っていて、目覚めた所なんか、そのまんま「マトリックス」でしたが、(他にも拳銃の弾を避けるシーンとかね)それはそれで別に気になりませんでした。逆にこの先、こういうシーンが出るたびに「マトリックス」みたいと言われるのね、それもちょっとかわいそうだなと思ったりしてました(笑)。
でもこの映画で出てきたのは、まんまそのシーンという感じがいくつかあったので、ワザとだろうね、あれは。
風間が敵の基地みたいな船隊に突っ込んでいくシーンは、「スターウォーズ」みたいでしたし。

この映画の、何が気に入ったかというと、北村一輝の怪演です。TV番組に出ているシーンで急に笑い出し「面白い!」と言った時、「キターーーーーー!」と思いました(笑)。北村一輝、このまま突っ走ってくれ!と願っていたら、そのまんま突っ走ってくれました(笑)。
ちょっとコミカルな動きやセリフがあって、自分が次々と繰り出している怪獣がゴジラに負けると、カクっとコケてみたり、本気で悔しがったり。あと「マグロ食ってるような奴はダメだな。次!」というセリフに大爆笑してしまいました。
コミカルな感じを持っている悪役にシラっとした人もいるかもしれませんが、私はOKでとても魅力的な悪役に見えました。

あと、この映画、私が好きな須賀健太くんが出てました!チョイ役なので、目立ってはいませんでしたが、可愛かったので許します(笑)。

モスラはチラっと見かけたことがあったのですが、この映画に出てきて・・・・・・あれは死んでしまったのでしょうか。そのあと出てこなかったし・・・
あと、ミニラの存在って??
どこかで観た事があるような&名前を聞いた事があるような気がするので、前からいるキャラクターですよね?どういう存在なんでしょう??
そして、ラスト、ゴジラとミニラはどこへ行くのか・・・・・・

主役のことに言及しませんでしたが、ま、いいでしょう(爆)それなりだった、という事で。別に嫌いじゃないですよー松岡も菊川もー。

隣人13号

2006-01-08 20:34:57 | 映画(ら行)
中村獅童、小栗旬、新井浩文、吉村由美出演。井上靖雄監督作品。

小学校時代に赤井トールというクラスメートにひどいいじめ受けていた村崎十三。そんな彼は自分の中に暴力的な13号という別人格を抱えるように。そして10年後、復讐を決意した十三は、赤井の住むアパートに部屋を借り、赤井の勤める建築会社に潜り込む……。(amazonレビューより)

新年早々、ハズしたばかりのワタクシですが、また変なの観ちゃいました(笑)
井上三太原作の漫画があるそうですね。未読です。
うーん。私は、こういう映画はあまり好きじゃないですねぇ。映画の出来としては、なかなかな気もするんですが、好きになれませんでした。
暴力描写というより、グロさはありますが、原作よりは抑えられているとか。そりゃ映像ですしねぇ……

面白い点は、やはり主役の村崎十三を小栗旬、もう一つの人格の13号を中村獅童が演じた事でしょうね。とにかく中村獅童のキレっぷりがいいです。かなりキモいです。成功してますね。子役の子がマジで怖くて泣いたらしいです(笑)
それから、小栗旬ファン必見の裸体が観れます。中村獅童と小栗旬の変なダンスをぼ~っと観てしまいました(笑)

ラスト、分かったような分からないような感じでしたが、あまり深く考える気も起きませんでした(苦笑)。

新井浩文さんは、いい演技でしたね。吉村由美さんのレディースっぷりがハマってましたし。
あ、そうそう。三池崇史監督もちょこっと出演してました。安藤くんが出演し、今年公開予定の「46億年の恋」を監督されました。この映画、結構楽しみなんですよね~♪

日本インターネット映画大賞

2006-01-08 01:41:48 | 本・雑誌、その他雑記
日本インターネット映画大賞さまからコメント頂きまして、参加してみる事にしました。
興味のある方は、参加してみては、いかがでしょうか。

日本インターネット映画大賞

「2005年映画ベスト5」とレビューが被ってますが、ご了承下さい。


 投票部門 (日本映画)

 [作品賞投票ルール]
 ・選出作品は5本以上10本まで
 ・持ち点合計は30点
 ・1作品に投票できる最大は10点まで

【作品賞】(5本以上10本まで)
  「亡国のイージス」 8点
  「ALWAYS 三丁目の夕日」 7点
  「サマータイムマシーンブルース」 6点
  「下妻物語」 5点
  「誰も知らない」 4点
  
【コメント】
本数を観ている割に、選べないという事が判明(苦笑)。ここに挙げた5本は、そんなに大差ないです。「亡国のイージス」は贔屓が入っている事は否めません(笑)「ALWAYS 三丁目の夕日」は日本人の為の映画。こういう映画が作れる環境が邦画界にあるならば、邦画に未来はある、と思えた映画でした。
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【監督賞】              
   [山崎貴] (「ALWAYS 三丁目の夕日」)
【コメント】
昭和33年を知らない世代にも懐かしさを与えたストーリー、画、演出は、賞賛に値すると思います。「リターナー」を観て、首をかしげていた私は、正直、山崎監督を見直しました。(すみません、失礼なやつで)

【主演男優賞】
   [真田広之] (「亡国のイージス」)
【コメント】
まさに、プロだなぁという演技を見せてもらいました。日本アカデミー賞でも優秀男優賞をもらっていましたね。最優秀賞に選ばれるかどうか、今から楽しみです。

【主演女優賞】
   [該当なし]
【コメント】

【助演男優賞】
   [中井貴一] (「亡国のイージス」)
【コメント】
中井さんのヨンファは、原作のイメージ通りでした。これもまたプロだなぁという演技を見せてもらい、堪能しました。

【助演女優賞】
   [該当なし]
【コメント】
なんか、女優に厳しい(冷たい)ですかね(爆)

【新人賞】
   [須賀健太] (「ALWAYS 三丁目の夕日」)
【コメント】
新人賞に値するのか、分かりませんが、個人的に賞をあげたい演技でした。彼の演技は、私が「ALWAYS 三丁目の夕日」を好きな映画に推す理由のうちの一つです。セリフではなく、演技(表情や動き)で感情を伝える演技は、子役とは思えない素晴らしいものでした。ちょっと熱弁し過ぎですか?(笑)


投票部門 (外国映画)

【作品賞】(5本以上10本まで)
  「インファナル・アフェア」 9点
  「インファナル・アフェア3 終極無間」 7点
  「ザ・ミッション/非情の掟」 6点
  「ダブルタップ」 4点
  「チャーリーとチョコレート工場」 2点
  「ベルベット・レイン」 2点

【コメント】
2001年以降に公開されたものが対象とのルールですので、2005年に初めて観て、大好きになった映画が対象外になってしまいました。「ザ・ミッション/非情の掟」は日本公開が2001年、「ダブルタップ」は同じく2002 年ですので、入れました。だいぶ、国が偏ってますね(笑)「インファナル・アフェア」は、私にとって、香港映画への道の第一歩で、一生想い出に残る映画です。
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【監督賞】              
   [アンドリュー・ラウ] (「インファナル・アフェア」「インファナル・アフェア3 終極無間)
【コメント】
ジョニー・トウ監督と非常に迷いました。二人選んじゃダメですかね、やっぱり(苦笑)

【主演男優賞】
   [トニー・レオン] (「インファナル・アフェア」「インファナル・アフェア3 終極無間)
【コメント】
たぶん、贔屓が入っていると思います…許して下さい(笑)

【主演女優賞】
   [該当なし]
【コメント】

【助演男優賞】
   [アレックス・フォン] (「ダブルタップ」)
【コメント】
アンソニー・ウォンと迷いました。アンソニー・ウォンは、実際に賞を取っているし、アレックス・フォンに譲ってもらってもいいかと(笑)
「ダブルタップ」を観て、彼の存在を知りましたが、非常に良い演技で注目の俳優になりました。

【助演女優賞】
   [該当なし]
【コメント】
男の映画ばかりを選んでいる事をあらためて感じます(笑)選びようがないです…(苦笑)

【新人賞】
   [該当なし]
【コメント】
ショーン・ユーもエディソン・チャンも新人じゃないし、ジェイ・チョウは申し訳ないが、私はちょっと…という事で該当なしです。



誰にでも秘密がある

2006-01-06 13:34:23 | 映画(た行)
皆様、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。
「2005年映画ベスト5」の最後で新年の挨拶してますが、改めてという事で(笑)

新年一本目のレビューはタイトルの映画でございます。韓国映画です。
・・・・・・久々にハズした、と思いました。
新年早々やっちまった感が非常に強いです(苦笑)。

それではいつも通りの出演者から・・・・・・

イ・ビョンホン、チェ・ジウ、チュ・サンミ、キム・ヒョジン、チョン・ジェヒョン出演。チャン・ヒョンス監督作品。

女子大生のミヨンはジャズバーでバイト中、一目惚れしたスヒョンに積極的にアプローチし、付き合うようになる。さっそく家族に紹介するミヨン。ところが、彼女の目を盗んで、スヒョンはミヨンの姉、一児の母ジニョンと恋愛経験ゼロの大学院生ソニョンを言葉たくみにアプローチ。すっかりその気にさせてしまう…。(amazonレビューより)

最近、判明したのですが、ワタクシ、韓国の方の名前を覚えるのが苦手なようです。この映画の主役の方も、顔は知っているけれど、名前は・・・イ・ビョンホンでいいんだっけ?と見る前に何度も思いました。非常に自信がなかった(笑)
軍隊に入隊した、キムタクに似てる人、顔は思い出せるのに、今、名前が出てきません(苦笑)。・・・・・・やっぱりダメだ。
韓国の役者さんで名前がすぐに出てくるのはチャン・ドンゴンとソン・ガンホくらい。この二人は顔も分かります。
チョン・ウソンでさえ、今日、他の方のレビューで読むまで名前が出てきませんでした・・・。
あ、そっか。ペ・ヨンジュンとチェ・ジウも分かるわ(笑)。でもこの映画にチェ・ジウが出演しているという事は知らなかった(汗)。あ、あとキム・ギドク監督も分かる!(笑)

それは置いておいて・・・。
ストーリーを知らずに、タイトルだけで面白そうかな、と思って借りて観ました。
・・・・・・ストーリーを把握してから見るかどうか決めればよかった。
これは、イ・ビョンホンとイ・ビョンホンのファンのための映画でしたね。私はダメでした。
イ・ビョンホンの演技、初めて観たのですが、いつもはこの手の映画ではなく、もっと熱演しているようですね。ちょっと骨休め程度に出演した映画なんでしょうか。んなことはないか(笑)。しかし、それを最初に見る私・・・。あなたのイメージは、これで固まってしまいますよ~~(苦笑)
チェ・ジウの演技も初めて観ました。泣きの女王でしたっけ?この映画でも泣いてました。ポロ・・・というのと、ウワーンという泣き方の両方(笑)。
つまらないとか、演技が下手というわけではないんですが、チェ・ジウパートで、私、寝ました(苦笑)。

イ・ビョンホンがエラくいい男で、姉妹3人をたぶらかしますが、最後は身を引き、「彼女たちに夢を見させたんだよ」とか言っていて、私はあっけに取られました(笑)。
ラストで3人のうち誰が良かった?と聞かれて、イ・ビョンホンが3人じゃないような言い方をした後、長女の旦那のアップが映ったのは気のせいじゃないですよね?
この映画で、そこが一番面白かったんですけど(爆)

ミソン役のキム・ヒョジン、クラブで歌手のバイトをしている役ですが、歌がとても上手いです。本人が歌ってるんですよね?あれはなかなかステキでした。

今年はレンタルする前にストーリーを確認し、レビューもちょっと読んでからにしよう!と決意しました・・・・・・。