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映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

交渉人 真下正義

2006-01-12 11:49:59 | 映画(か行)
ユースケ・サンタマリア、寺島進、小泉孝太郎、國村隼、松重豊、石井正則出演。本広克行監督作品。

クリスマス・イブを雪乃(水野美紀)とデートするはずだった警視庁交渉課準備室課長の真下(ユースケ・サンタマリア)は、室井管理官(柳葉敏郎)に呼び出され、何者かにのっとられた東京の地下鉄の最新鋭実験車両事件に挑むが……。(ヤフーレビューより)

公開の順番としては、この映画の方が「容疑者 室井慎二」よりも先だったわけですが、劇場に観にいけなかったので、レンタルしました。
うーん。感想としては、まぁまぁ、ってとこでしょうか。どこか物足りなさはありましたね。
この映画は、今までの「踊る大捜査線」と同じ本広監督、君塚さんの脚本だったわけですが、前回の「踊る大捜査線 THE MOVIE2」から何かが狂い始め、私の大好きな「踊る~」は1本目の映画でストップしてます(苦笑)。
スピンオフ作品だし、主役が違うわけですから完璧を求めるつもりもないのですが、今回の真下のキャラはどーも微妙でした。・・・・・・あんまり考えたことなかったんですが、もしかして、ユースケ・サンタマリアって演技上手くないのかな(爆)

以下、ほんのりネタばれしてます(笑)。

ストーリーはかなり緊迫したもののはずなんですが、あまり緊迫感が伝わってこないような気がしたんですよね。それは、主人公が交渉人だからどんな事態にも冷静に対応するんだ、と言われてしまうとそれまでなんですが、今迄観てきた交渉人関係の映画はもっと緊迫してたような。
爆弾は2つ(ラストを入れると3つ)爆発するわけですが、負傷者はいないようで、イマイチ盛り上がりに欠けるというか・・・・・・。
真下と犯人とのやり取りもあまり面白くなかったですね。古い映画が謎解きのモチーフになってましたが、古過ぎてほとんど分からなかった(汗)。
真下がラストで言ってましたが、犯人の特徴がつかめなくて、どうにも微妙な気持ちが残りました。結局誰なのか分からなかったし・・・

SATが活躍するシーンとかは良かったです。チームが颯爽と移動し、整列したり、銃を構えたりするあの雰囲気が凄く好きで。本広監督は、この手のシーンを作るのがいつも上手いなぁと思います。「サトラレ」でも自衛隊のシーンやサクサクと準備をするシーンなどはとても好きです。

あと他の出演者に笑いました。古畑任三郎のドラマを最近観たばかりだったので余計に反応してしまったのですが、古畑で西園寺役の石井正則さんは地下鉄の広報マン、向島役の小林隆さんは地下鉄マン、今泉慎太郎役の西村雅彦さんは指揮者役。
國村隼さんはシブくていい味出してました。
そしてやはりなんと言っても木島役の寺島進さんですね。「くそったれ」や「ばかやろう」が口癖で、(そういう役が多いよね~)でも悪い人じゃなく、所々嬉しそうにしてたり、現場はまかせとけ!な雰囲気が出ていて、今迄の踊るシリーズにはないキャラでしたね。木島さんのスピンオフは、TV放映時に観ました。ながら見になってしまったので、ちゃんとレビューは書けないんですが、この映画より面白かったような?(苦笑)

今後のスピンオフ計画はあるんですかね?個人的にはもうやらなくていいんじゃない?って思うんですけど(汗)