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映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

ジェネラル・ルージュの凱旋

2009-03-10 11:43:38 | 映画(さ行)
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竹内結子、阿部寛、堺雅人、羽田美智子、山本太郎、高嶋政伸、貫地谷しほり、尾美としのり、野際陽子出演、中村義洋監督作品。

東城大学付属病院の不定愁訴外来医師・田口はある日、院内の諸問題を扱う倫理委員会の委員長に任命されてしまう。そんな彼女のもとに一通の告発文書が届く。その内容は、“救命救急の速水晃一センター長は医療メーカーと癒着しており、花房看護師長は共犯だ”という衝撃的なものだった。速水は“ジェネラル・ルージュ”の異名を持ち、優秀だが冷徹で非情な性格から悪い噂が絶えない人物。すると間もなくして、告発された医療メーカーの支店長が院内で自殺する事件が起こる。院長からまたしても院内を探る密命を受けてしまう田口。さらには骨折で運び込まれてきた厚生労働省のキレモノ役人・白鳥と再会し、彼にも同じ告発文書が届いていたことを知る。こうして2人は再びコンビを組み、この一件を独自に調査することとなるのだが…。(allcinema onlineより)

公式サイト

総合:★★★★☆
ストーリー:★★★★☆
映像・演出:★★★☆☆
「チーム・バチスタの栄光」より面白かった度:★★★★☆

公開されて、さっそく観て来ました。前作の「チーム・バチスタの栄光」を観た時は、原作を読んでいなかったのですが、その後、原作を読み、田口・白鳥コンビが好きになったので、「ジェネラル・ルージュの凱旋」が文庫本になる直前くらいに、「ナイチンゲールの沈黙」を、その後「ジェネラル・ルージュの凱旋」を読んで、最近、「螺鈿迷宮」を読みました。
やっぱり田口のキャラは原作の方が好きなんですよねー。表向きはボケっとしてそうで、実はしたたかで。この映画の原作でも、沼田教授に負けてばっかりじゃなかったと思うし、そのやり取りが面白かったのに、映画のほぼ冒頭で、竹内さんの田口キャラは、倫理委員会で発言を求められ、「よくわからないんで・・・」とぬかし、がっかりでした。映画では一貫してそういうキャラなので、仕方ないんですが・・・。

原作と結構変更点がありましたが、メディカルアーツの営業マンの自殺は、映画としてやはりそれくらいのインパクトが必要なんだろうなと無理やり納得しました(笑)。
沼田教授は、尾美さんの方が合ってたような気がしたんですよね。ねちっこい感じが(笑)。高嶋さんは、私的には、ちょっと弱かった。黒崎教授は、ドラマ版の榎木孝さんの方がイメージに近いです。原作では、最後の方、ちょっとかっこよかったんですが、映画では、そうでもなかったです。
「チーム・バチスタの栄光」より面白かったと思ったのは、まず、救命救急が舞台ということで、絵的に盛り上がりますね。それから、堺さんの速水センター長がいい。かっこいいです。原作読んだ時のイメージとはちょっと違いますが、堺版も全然アリです。

メディカルアーツの営業マン自殺事件があったことで、悪人役が出来てましたが、これも映画的、と納得するしかないでしょうね。
今回は、堺さんが目立ってたので、田口・白鳥コンビがやや空気でした。映画的には全然問題なかったですけど(笑)。