ヘルストピアダイアリー

ヘルス(健康)とユートピア(理想郷)の造語、「健康天国」「健康別天地」。健康を楽しむ三セク施設。

売店の根こんぶ

2008年02月09日 | 売店
 朝礼後に館内を一回り。4階から1階のプールゾーンを足早に見て回り異常がないか。3階浴場には二人の係員がせわしくあっちこっちの掃除に追われてます。昨日の伝達や引き継ぎ事項の確認を聞きに上がり、何もないとホッと一安心。その際にも、ネタがないかキョロキョロしながら「小さな話題ないかな」と探してます。

 今日は、売店の話から。相変わらず青果物の人気は凄いです。館外からも買い物に訪れてます。入館者の声として一番多いのは「ここに居て買い物がほとんど済まされる」と。ヘルストピアから帰って近くのスーパーなどにわざわざ行かずに済み、大変喜ばれているというわけです。

 売店係のNさんに今日、さりげなく「何か話題ない」と聞いたところ「うーん」と考え込み始めました。「そんな考えることじゃなくてちょっとしたことでもいいんですよ」と。するとその時に上下紺のジャージを身に付けた若い軍団が5、6人入館してきました。すぐに「あ、もうこの時間だな」と時計を見ると19時30分過ぎ。そう、西階陸上競技場でキャンプを張るサッカーJ2のベガルタ仙台の選手陣でした。今年も春季一次キャンプはここ延岡で行い、市内中心部のホテルMに宿泊してます。

 選手の一人に「今年はいつまで延岡に滞在するんですか」と尋ねると背の高いがっちりした黒ぶちメガネの若い選手が「14日までです」と優しく応えてくれました。ヘルストピアに入館すればベガルタ選手を間近で見られます。もし憧れの選手が見たい場合はへルストピアに来れば超接近できるかもしれませんね。全員がお風呂に来られているわけではありませんから必ずとは言えませんが。ホテルのお風呂ではきっと満足されていないのでしょう。体が大き過ぎてユニットでは満足してないのかも。ベガルタファンならサイン持って入浴するでしょう。「背中ながしましょうか」ということはなくても、スタンドで応援するより目の前でみられるからやっぱりこっちの方が良いと思います。

 そのグループをみるやNさんが「この人たちは嬉しいお客さんなんですよ」。理由を聞くと「全員ではないんですが誰か彼か買い物してくれて」と。大量ではありませんが、お菓子やジュースを買ってくれてます。「中でもアイスまんじゅうに人気があるんですよ。一人が買い始めると釣られて他の人も買ってくれてちょっとしたブームになってました」。ヘルストピアではそれがステータスになっていたというから、なかなか“トレンディー”なイレブン達です。「へぇ~知らなかった。社会人野球のトヨタもそんなことしてた気がしますが」と聞くと「あれっ、どっちだったけかな」。どっちでも良いですよ。喜んで買っていただいてるんだったら。共通して言えることは野球もサッカー選手もお菓子やアイス類が好きだということです。ハイ。

 「そうそうそういう話題、こういうのがほのぼのとして良いんですよ」とNさんに言うと「あ、そういえば」と思い出したように「今、黒糖 寒天 根こんぶが大人気なんですよ」とうれしそうにその言葉が返ってきました。これがまた当社のヒット商品のようなんです。すでに最初に卸した箱から3箱目。1袋315円とお菓子にしては高価でありますが、健康食品志向でご年配の方から中年の男女と中年以上に根強い人気を誇ってます。



 そもそもこの商品、Nさんがレジ近くのカウンターで伝票を見つけたことに始まります。その根こんぶを卸しているS業者さんが他の販売店の伝票を誤って落としてしまってたのです。Nさんは当然うちの会社の伝票だと勘違いしてました。ところが幾つかうちにない商品名が記入されてて「おかしい」とNさん。宛名をみるとやっぱり違う。そして、その伝票から当社にない根こんぶを見つけたというものです。「ご年配向きだけれど、たまには変わったお菓子もいいか」と注文。それからでした人気が出始めたのは。どうやら健康志向の中年以上のお客様は“ホンモノ”を知っているようですね。

 聞けば、黒糖は沖縄産、根こんぶは北海道、製造者は愛知県といろんな地域の原料を織り交ぜて完成してます。ふ~ん、これからますます人気出てくるかもしんないなぁ。健康に良い銘柄として気に止めておこう。中年の域に達する我が身として。