ヘルストピアダイアリー

ヘルス(健康)とユートピア(理想郷)の造語、「健康天国」「健康別天地」。健康を楽しむ三セク施設。

祝子川温泉名物、鹿、卵

2008年02月03日 | 第三セクター

   前回のブログは祝子川温泉での会合とこれから人気を博してくるだろうとする温泉石鹸を紹介しました。温泉地はその地特有の名物があるものですが、ここ祝子温泉も石鹸以外の“名物”があります。それは動物。



 鹿でした。温泉地近くに降りてきて家族とはぐれたものか、それとも狩猟で捕らえられた親鹿と死に別れしたものだったかは分かりません。「こんなに懐(なつ)いていればきっと小鹿の時から育てられているんでしょう」と解説していたのは、一緒に会合に参加していたETOランドのN常務でした。確かに、警戒心の強い鹿が周囲の状況を察して、すぐに飛びながら逃げていく光景をテレビなどで見受けます。野生の本能とでもいいましょうか。なかなか人里に下りてくることはないようです。もし、降りてくるものならば、それはエサとなる植物や木の実が枯れてしまった時でしょう。ここはどうでしょう。大崩山(おおくえやま)のふもとに辺り、大自然に恵まれた地でもあります。まだまだ好物の草や木の実はたくさん残っていると思いますが。

 その鹿ちゃん。私がオリに近づいても逃げようとしませんでした。逆に頭を寄せてくる愛嬌たっぷりの仕草に、ついつい手が伸びて頭を撫ぜ撫ぜ。喜んでました。エサは木の葉とドングリです。近くの人たちが山から獲ってきたものを入れているんでしょうか。

 それと温泉地の名物の一つ。それは温泉卵です。が、ここは外向けの湧出口がありません。硫黄の香りのする温泉郷とは違ってゆでの卵を食べることはできませんでした。が、卵はありました。有精卵。しかも。20個入って180円。1個当たり9円と1個10円のチロルチョコレートより安いこの価格。一般的にゆで卵をつくる時は「水」からゆでるのがセオリーです。が、ここの有精卵は「お湯」からつくっても割れないそうで、逆に「お湯」からおつくり下さいだそうです。地元の生産農家5件が飼育しており、一日産み落とした分だけ納品、数が少ない日もあって、そういう時は早々と「売り切れ」になるとか。市内の卵ファンが、ここの卵を買いにわざわざ来る人もいるくらいで、ちょっとしたブームになってます、そう温泉石鹸とともに。