カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

こわ~い童謡 あんたがたどこさ

2017年11月24日 05時45分58秒 | その他

意味がわからないまま歌っていた童謡。よく考えると、恐ろしい解釈もあるようです。歌詞に「地域差」があることは承知の上です。


あんたがたどこさ 

あんたがたどこさ 肥後さ
肥後どこさ 熊本さ
熊本どこさ せんばさ
せんば山には狸がおってさ
それを猟師が鉄砲で撃ってさ
煮てさ 焼いてさ 食ってさ
それを木の葉でちょいとかぶせ


否定的な解釈

時は幕末。薩長連合軍が倒幕の目的で埼玉県川越(かわごえ)へやってきました。

たぬき)が徳川家康だとする説からすると、「狸を鉄砲で撃つ」のが言外に「徳川幕府を倒す」を意味し、「せんば」は船場(熊本)ではなく仙場(川越)のことかも知れません。

事実、川越には仙波東照宮があり徳川家康(狸)を祀っているので、信憑性は高くありませんが何やら恐ろしい裏の意味がありそうです。

冒頭で

「あんたがたどこさ」と問いかけていることから、遠くから来た人もいたことが分かりますが、それが参勤交代で江戸へやってきた人たちを指すのかどうかまでは分かりません。

こちらによると、「肥後」の中に現在の熊本が含まれていますね。

何事もなかったかのように

政権交代劇「徳川幕府→明治政府」があり、事実「江戸城の無血開城」もあったのですが、一方では徳川家の結束が裏目に出たようで、「悲惨な抵抗」も各地でみられ、こちらのほうがより大きく取りあげられました。

ちまたには

今の政権の判断しか許さないとする幼稚な「中国・韓国」の歴史観がみられますが、そういった恣意的な解釈ではなく、歴史とは多様性があり学問的に解明すべき分野である、これだけはしっかりと抑えておきたいところです。

決められたことが永遠に変わらないというのは、学問でも何でもなく、単なるその場の解釈であり、これが政権が代るたびに変更されるのは学問ではないでしょう。

改善を禁じていた儒教の汚点ですね。 

肯定的な解釈

昔から「豚汁」「薩摩汁」とならんで「たぬき汁」というのがあったようで、味噌で獣臭を消していました。これを題材にした童謡であり、土地の名物だったのかも知れませんね。

さてさて、皆様はどう思われますか。


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