シリアからレバノンに避難した「パレスチナ人難民」に緊急募金を!!/岡真理さんから

2014-01-05 21:30:33 | 世界
シリアは内戦が始まってから3回目の冬を迎えました。
国内では何百万もの人々が依然、爆撃と殺戮にさらされています。
200万人以上が難民となって近隣諸国に避難しています。
そのうち、最大のシリア難民を抱えるのがレバノンです。

総人口400万のレバノンに80万人ものシリア難民が避難しています。
目下、UNHCRが総力を挙げて支援していますが、寒さと飢えをしのぐための最低限の物資を供給するだけで精一杯というのが現状です。

12月半ば、雪景色の中東のようすが日本のメディアでも紹介されたように、十分な暖房も食事もなくテントで暮らしているこれらシリア難民たちを、今、記録的な寒波が襲っています。

シリア難民たちの中でも、とくに困難な状況に置かれているのが、パレスチナ難民です。
80万の在レバノン・シリア避難民のうち3万人が、66年前、故郷を追われ、難民としてシリアで暮らして
いたパレスチナ難民たちです。

パレスチナ難民の救援にUNHCRは関与しません
管轄が違うからです。
パレスチナ難民の支援は、UNRWA(パレスチナ難民救済事業機関)の管轄です。
しかし、UNRWAは恒常的な財政難を抱え、通常の支援業務の遂行さえ多大な困難を抱えていました。
そこへさらなる難民の流入です。

シリア難民の発生以来この間ずっと、シリアからレバノンに避難してきたパレスチナ難民の支援にあたっている人権NGOベイト・アトファールから、JCCP(パレスチナの子どもの里親運動)を通して緊急支援の要請です。
みなさまのご協力、ご支援をお願いします。

以下、広くご転送ください。
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■緊急カンパのお願い
中東の“大寒波”で防寒支援が必要です!

◆◆シリアからレバノンに避難した
  「パレスチナ人難民」に緊急募金を!!◆◆

大寒波に見舞われたレバノンのパレスチナ難民キャンプで今、戦時下にあるシリアから逃れてきたパレスチナ避難民が、劣悪な生活環境の中で寒さに震え、凍え苦しんでいます。
彼ら・彼女らに防寒用具や暖房器具を提供するためのカンパにご協力ください。

●寄付の宛先●
物資を直接現地に届けることはできないため、ご寄付は下記のいずれかへのお振込みにて、よろしくお願いいたします。

A.ゆうちょ振替
 郵便振替(郵便局にある白地に青文字の用紙をご利用ください)
 口座番号 00190-0- 263779 
 加入者名:NPO法人パレスチナの子どもの里親運動
 ※ 通信欄に「シリア緊急募金」とお書きください
B. ゆうちょ銀行
 口座番号 10020-64636671
 口座名義 特定非営利活動法人パレスチナの子どもの里親運動
 ※ 別途eメール等で「お名前・ご入金日・ご連絡先」をお知らせください
C. みずほ銀行 高田馬場支店:普通口座
 口座番号 2850296
 口座名義 特定非営利活動法人パレスチナの子どもの里親運動
 ※ 別途eメール等で「お名前・ご入金日・ご連絡先」をお知らせください
D.下記からクレジットカードで直接現地団体に送ることもできます
 http://www.gofundme.com/refugeewintercampaign(英文)

※これまでの状況について※
シリアでの危機的状況がはじまって以来、シリア在住のパレスチナ難民の多くが中立的な立場を保とうとしてきました。
しかし、シリアの首都ダマスカス近郊にあるヤルムーク・パレスチナ難民キャンプの中とその周囲で戦闘が
激化し、パレスチナ難民は大きな被害を受けました。
2012年12月から2013年1月にかけて、シリアで暮らしていたパレスチナ難民はレバノンに続々と逃れてきて、現在は登録されているだけで3万人がレバノン国内にいます。
シリア人の避難民も80万人がレバノンに逃れてきています。
UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)や多くの国際支援団体が、シリア人避難民に目を向け支援をしていますが、これら機関や団体の支援をもってしても、支援はいまだ充分ではありません。
一方、シリアから逃れてきた3万人超のパレスチナ人避難民は、国連の規定によりUNHCRからの支援は受けられず、UNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)の支援を受けており、その他には少数の民間支援団体からの支援があるのみです。
しかしシリア危機のはじまる以前からUNRWAは深刻な財政難であり、レバノンでずっと暮らしてきた44万人のパレスチナ難民へのごく基本的な支援さえ困難な状況でした。
更に、従来のUNRWAの人的・物的資源や設備では、新たにシリアから来た3万人を超えるパレスチナ人避難民に対応ができません。
そのため、シリアからのパレスチナ人避難民は、とりわけ厳しい状況に置かれています。
また、現地でもとから活動してきたNGOも慢性的に資金不足です。

※避難民の生活状況※
シリアからのパレスチナ人避難民の大多数は、レバノン国内の12ヶ所のパレスチナ難民キャンプで暮らしていますが、シリア危機より前から難民キャンプは飽和状態でした。
そのためシリアからのパレスチナ人避難民の多くが、ガレージ、掘っ建て小屋、店舗、公共の建物で、一つの場所に10~15人が一緒に暮らしている状態です。
更に、シリアからのパレスチナ人避難民の多くが、基本的な生活用品を持っていません。
冷蔵庫も電気も水道へのアクセスもありません。
トイレもバスルームもない場所で暮らしている人々もいて、それらの人々は公衆トイレを使ったり近所の家でバスルームを借りたりしています。
このような劣悪な生活環境は、寒くそして雨の多い時期である冬を迎えて、更に悪化しています。
シリアからのパレスチナ人避難民がこの冬をなんとか過ごすために、切実に支援を必要としています。
冬を迎えて、レバノン国内の民間支援団体は、シリアからのパレスチナ人避難民のために、ヒーター、毛布、冬の衣類を支給しようとしています。
残念ながらシリアからのパレスチナ人避難民を支援する団体の数は多くありません。
避難民はこの冬の寒さから身を守るための、ごく基本的な防寒衣類・暖房を必要とする、深刻な状態にあります。
皆様、ご寄付を何卒よろしくお願い申し上げます。

※配布中の物資とその価格※
毛布:1枚8ドル:1家族に4枚
電気ヒーター:1つ28ドル:1家族に1つ
衣料品引換券:1人40ドル:1家族1~3枚
燃焼系ヒーター:1つ130ドル:1家族に1つ
(高地地方では電力不足のため電気でなく燃焼系ヒーターが必要です)

※現地で支援活動を行う団体「ベイト」について※
ベイト・アトファル・アッソムード(別名National Institution of SocialCare and Vocational Training)は、パレスチナ人自身も運営に加わっているレバノンのNGOであり、レバノンのパレスチナ難民キャンプで活動しています。
1976年にベイルートでおきたタル・ザータルの虐殺の孤児を助ける目的で設立され、現在は国内の12の難民キャンプに活動センターを置いています。
幼稚園教育や初等教育、青年層やコミュニティを対象とする活動、社会救援活動を行っています。
「パレスチナの子どもの里親運動」は、約30年にわたってこの「ベイト」を窓口にして難民支援を行ってきました。
「ベイト」は、シリアからのパレスチナ人避難民がこの冬を乗り越えられるように、毛布、冬の衣類、ヒーターを届ける活動を展開しています。
シリアからのパレスチナ人避難民を支援対象として視野に入れている国際的な団体の数は、多くありません。そのため、国際社会の市民に対して呼びかけを行っています。
 
◎緊急募金呼びかけ団体◎
特定非営利活動法人パレスチナの子どもの里親運動
〒169-0075 東京都新宿区高田馬場3-21-19白雲荘103号
Tel&Fax : 03-3227-2706  Email : jccp@nifty.com 
HP : http://jccp.jimdo.com/

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