慰安婦を描いた韓国の小説、日本で翻訳出版/市民社会フォーラムMLから

2012-08-01 18:38:46 | 世界
◎”慰安婦”被害女性を描いた小説「花に水をやってくれないかい?─ 日本軍「慰安婦」にされたファン・クムジュの物語
」(原題<砂時計になった慰安婦ハルモニ>)

“慰安婦ハルモニの悲哀・憤怒、日本も知らなければ”(7月20日 韓国日報http://news.hankooki.com/lpage/people/201207/h2012072002385191560.htm)


『童話作家イ・ギュヒ(60)氏が2010年に出した<砂時計になった慰安婦ハルモニ>が18日、日本の梨の木舎から日本語版として出版された。
イ・ギュヒ氏もこれを記念して内容と題目はそのままで版型と表紙デザインを変えて、同じ日、自身の本を再出版した。
日本で慰安婦被害者関連報告書が出たことは多少あるが、これらの問題を扱った小説が日本で翻訳出版されるのは初めてだ。

<砂時計になった慰安婦ハルモニ>は水曜集会に参加、日本大使館に向かって腕をまくって罵り、有名になった黄錦周ハルモニの証言を題材として作られた青少年用小説だ。
大学生の青年から性暴行を受けそうになった少女(ウンビ)が‘お化けハルモニ’と呼ばれる黄ハルモニの隣に引っ越して来た後、若くして性奴隷として連れて行かれ、蹂躙されたハルモニと友情を築いて行く過程で少し重い主題である慰安婦問題を青少年の目線で解きほぐしていく。

イ・ギュヒ氏は19日韓国日報のインタビューで“日本の若い読者たちが、どこでも学べるものではない慰安婦ハルモニ‘事件’を翻訳された本を通じて学ぶことができる道が開かれた”と意義付けた。

翻訳は日本語教師をしていて最近定年退職した安田千世氏が担当した。
教職在職当時にも慰安婦問題に関心を持っていた安田氏はソウル中学洞在韓日本大使館前で開かれている水曜集会にしばしば参加し、慰安婦ハルモニたちが日本に渡ってきて被害証言集会を行うときは日本国内の案内も担当した。

イ・ギュヒ氏は“昨年7月、安田氏が梨の木舎社長(羽田ゆみ子)とソウルへ訪ねてきて、‘<砂時計になった慰安婦ハルモニ>を日本語に翻訳し、被害女性の人生を照らし、戦争の惨状を日本社会に知らせたい’と提案したので快諾した”と明かした。

解放後も故郷に帰れないほどの恥ずかしさの中で生きてきたが歴史の生き証人として名乗りをあげたひとりの慰安婦の人生が小説で日本に紹介させたのには、李熙子・太平洋戦争被害者補償推進協議会共同代表の力が大きい。
李代表は“2010年10月東京で開かれた被害者証言集会で、平素から関心を持って見守っていた安田氏に本を渡したが、数ヵ月後‘日本語で直接翻訳をしてみたい’と言う返事がかえってきて、イ・ギュヒ氏に紹介した”とし、“日本語版出版を契機に慰安婦問題を見る日本国内の雰囲気が変化すればと願う”と言った。

イ・ギュヒ氏は“日本語版出版は30余年の作家生活で一番大きなやりがいあること”だと言った。
“砂粒がすべて落ちて空っぽになってしまった砂時計のように、この方たちもひとり、ふたり、歴史の裏に消えてしまうでしょう。日本の謝罪が一日でも早くされれば、そしておひとりでも多く安らかに目を閉じることができればいいと思います”
チョン・ミンスン記者』(訳 ひさ)

◎[お知らせ]日本軍「慰安婦」被害者に正義を ホンキの謝罪が未来をつくる 世界同時水曜行動in KANSAI
日 時:8月8日(水)18:30~集会、19:10~デモ(梅田まで)
場 所:中之島女神像前(大阪市役所南側)地下鉄・京阪「淀屋橋」駅下車徒歩5分
主 催:主催:日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワーク 


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