[共同声明]日中韓首脳会談開催にあたり再び日本軍「慰安婦」問題の法的解決を要求する

2012-05-06 21:45:13 | 世界
5月5日に「戦争と女性の人権博物館」がオープンし関連して、4日には国際シンポジウムが開催されました。
この場で来週に行われる日韓中首脳会談に対しシンポジウム参加者一同の名前で共同声明書を発表しました。
日本でも広く伝え対応をお願いします。

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[共同声明書]日中韓首脳会談開催にあたり再び日本軍「慰安婦」問題の法的解決を要求する

 5月13・14日、北京で日中韓首脳会談が予定されている。
今日、ソウルで挺対協が主催した[戦争と女性の人権博物館]開館シンポジウムに参加した日韓市民団体活動家および研究者は、
今回の日中韓首脳会談で、日本軍「慰安婦」問題に対する国家責任認定と公式謝罪、法的賠償要求、国際社会が日本政府に勧告した事項を実現させるため、日本政府の積極的な対応策が提示されるよう望む。
 [戦争と女性の人権博物館]は、
日本軍「慰安婦」被害者の歴史を忘れず後世に伝え、二度と同じことが繰り返されないよう活動するため建設された。
このような趣旨に沿って、今日のシンポジウムでは[戦争と女性の人権博物館]の今後の課題について討論し、日本軍「慰安婦」問題の法的解決、日本軍「慰安婦」問題をどのように、なぜ記憶しなければならないのかについて真摯に討論した。
そして、これまで数え切れないほど要求してきた日本軍「慰安婦」問題の法的解決を望む私たちの意志を、
日中韓首脳会談開催にあわせて再び声明を発表するにいたった。
 日本軍「慰安婦」被害者に公式謝罪と法的賠償を求めて活動し、いつの間にか22年という歳月が過ぎた。
国連・ILOなどの国際機構が、日本政府に対し国際法違反を認めて日本軍「慰安婦」被害者に謝罪と賠償などの実施を促した勧告から十数年が過ぎ、
アメリカを皮切りに世界各国議会で日本政府が日本軍「慰安婦」被害者に正義を回復することを求める決議を採択してからすでに5年が過ぎた。
それだけではない。日本軍「慰安婦」被害者への賠償実現のために積極的な解決の努力を行わない韓国政府に対する違憲決定を下した韓国の憲法裁判所判決からもすでに1年が経とうとしている。
その間、日本政府から名誉回復措置を受けることのできないまま多くの日本軍「慰安婦」被害者が亡くなっており、
生存している場合であっても被害者の健康状態は劣悪である。
しかし日本政府は依然として日本軍「慰安婦」被害者に対する賠償が1965年の日韓協定で解決済みという言葉をオウムのように繰り返し責任回避を続けている。
時間は経つばかりだ。
時間は高齢の日本軍「慰安婦」被害者とともに問題解決のため活動している私たちにとって一日千金である。
私たちはこれ以上日本軍「慰安婦」被害者に加えられる時間浪費の暴力を黙過することはできない。
私たちは、以下のとおり要求する。

1.日本政府は、日本軍「慰安婦」犯罪が日本国家の責任で立案された組織的・体系的性奴隷犯罪であることを認め、日本軍「慰安婦」被害者に公式謝罪と法的賠償を実施するための立法的・行政的措置を迅速に断行すること。

2.韓国政府は、5月13・14日に北京で開催予定の日中韓首脳会談において、日本軍「慰安婦」被害者に対する人道主義的な次元での解決をうんぬんせず、明確に法的解決を要求しなければならない。
韓国政府が現在日本政府に要求できることは、まさに日本軍「慰安婦」問題に対する日本国家の責任認定と公式謝罪、法的賠償を明確に求めることである。
また、2度にわたる二国間協議提案に応答のない日本政府に対し、この数ヶ月間「検討中」であった仲裁手続きに対する方針と対策を実現するための措置を取らなければならない。
それは憲法裁判所判決に従うことでもある。

 私たちは、[戦争と女性の人権博物館]活動を通じ、
また22年間続けてきた連帯活動を通じ、
今後日韓未来世代ひいては未来を担う世界の人々とともに、
日本軍「慰安婦」問題解決がなされるその日まで、決して諦めず闘うだろう。
これを通じ戦争のない世界、女性への暴力のない世界を創造していくだろう。

   2012年5月4日 [戦争と女性の人権博物館]開館記念国際シンポジウム参加者一同

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慰安婦の歴史を展示 「戦争と女性の人権博物館」開館/韓国・聯合ニュース
【ソウル聯合ニュース】旧日本軍の従軍慰安婦たちが歩んできた抑圧の歴史を紹介する「戦争と女性の人権博物館」が、5日にソウル市麻浦区に開館する。韓国挺身隊問題対策協議会が1日に伝えた。

 元慰安婦の経験や記憶が刻み込まれたさまざまな史料を展示するほか、20年間余り続いてきた元慰安婦の名誉回復に向けた活動を紹介する。また、各国の紛争で女性の人権が侵害されている実態を示す資料も展示する。

 博物館は、慰安婦の歴史を風化させないための史料館が必要だとする挺身隊問題対策協議会などの意見で、建設が進められてきた。

 2003年12月に元慰安婦17人が建設費を寄付し、翌年に建立委員会が発足。当初はソウル市西大門区の独立公園内に建設する計画だったが、独立有功者団体などが公園の特性に合わないと反対したため、麻浦区の用地を買い入れ、今年1月に着工した。
http://japanese.yonhapnews.co.kr/society/2012/05/01/0800000000AJP20120501001500882.HTML

ソウルに「慰安婦」博物館が開館 慰安婦像に続き「反日」の象徴2つ目/産経
ソウル=加藤達也】日本統治時代の慰安婦に関する資料などを集めた「戦争と女性の人権博物館」がソウル市内に完成し5日、開館式が行われた。来賓の韓国の金錦来・女性家族相はあいさつで日本政府に慰安婦問題の解決を求めていくことを宣言。このほか朴元淳・ソウル市長や国会議員らも来賓として出席、在日韓国人の歌手が歌を披露したほか、日本からも市民団体などが参加した。

 元慰安婦をめぐっては昨年12月、支援団体の「韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)」がソウル中心部の日本大使館前に慰安婦像を建立。日本政府が抗議するなど外交問題となっているが、「博物館」が完成したことで、半年の間に首都に2つの反日の象徴が建設される異例の事態となった。

 博物館の展示室には、元慰安婦が旧日本軍から「被害」を受けたことを示すとされる資料、写真などのほか、大使館前に設置されているものと同寸大の慰安婦の像も置かれている。

 建設を主導したのは挺対協と、日本に組織された「日本建設委員会」。当初は韓国政府の金銭支援を受け、日本統治からの独立を記念する「西大門独立公園」内の一角に建てられる予定だった。

 だが、独立運動の記念団体などが「独立運動家に対する名誉毀損(きそん)だ」などとしてソウル市に敷地提供を取り消すよう要請。ソウル市が建築許可を取り消し、韓国政府も予算支援を撤回するなど紆余(うよ)曲折があった。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120505/kor12050519470005-n1.htm

 「戦争と女性の人権博物館」日本建設委員会


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