燐光群『ここには映画館があった』作・演出○坂手洋二 東京・名古屋・尼崎・岡山公演

2013-10-19 14:28:58 | 社会
燐光群から。

今秋、燐光群 創立30周年を記念する最後の作品、坂手洋二書き下ろし・演出による新作『ここには映画館があった』を、座・高円寺(秋の劇場20 日本劇作家協会プログラム)、名東文化小劇場、ピッコロシアー、岡山市立市民文化ホールにて上演いたします。

東京公演のチケットは10/13(日)より発売を開始しておりますが、明日10/20(日)から、名古屋・尼崎・岡山公演のチケット発売が始まります。
(燐光群での受付は11時からとなります)。

お誘い合わせのうえ、是非ご予約・ご来場くださいますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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燐光群 創立30周年記念 第四弾
『ここには映画館があった』作・演出○坂手洋二
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ここには映画館があった
世界じゅうどこにでも行ける座席があった
未来と過去を繋ぐ通路があった
人間のにおい 束の間の連帯
そして 一人では夢を見られない僕がいた

【東京】座・高円寺1
11月15日(金)~26日(火)
http://rinkogun.com/Next.html

【名古屋】名東文化小劇場
12月4日(水)19:00開演
http://rinkogun.com/Next_Nagoya.html

【尼崎】ピッコロシアター 大ホール
12月6日(金)19:00開演
  7日(土)14:00開演
http://rinkogun.com/Next_Amagasaki.html

【岡山】岡山市立市民文化ホール
12月9日(月)19:00開演
http://rinkogun.com/Next_Okayama.html


円城寺あや 重田千穂子 岡本舞 中山マリ 鴨川てんし 川中健次郎 猪熊恒和 大西孝洋 松岡洋子 樋尾麻衣子 杉山英之 他

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「映画は光と影でできている。光という〈運動〉と、影という〈無〉の、織り為す世界。だからね。
光を当て影をうみだすフィルムがなくなったら、それはもう映画じゃない」
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『天皇と接吻』『カウラの班長会議』、〈映画〉と〈歴史〉に向き合ってきた燐光群・坂手洋二が、デジタル・シネコンの時代、失われゆく〈映画〉の姿を、〈演劇〉の世界に解放する。


『天皇と接吻』(1999年・読売演劇大賞優秀作品賞 最優秀演出家賞 最優秀スタッフ賞)で、終戦直後の日本映画人たちと現在の自主制作映画を作る若者たちの姿を通して、映画への情熱と社会との対峙を描いた坂手洋二と燐光群が、あらためて「映画についての演劇」に取り組みます。
戦後日本の貧困からの脱出と高度経済成長に繋がる時代、映画館の果たした役割は、たんに市民に娯楽を提供するというだけではなく、人々の繋がりの場として、コミュニティを支えてきました。
デジタル化・シネコンの隆盛により、人間のにおいの漂う旧来の映画館の多くは閉鎖を余儀なくされ、地方都市ではシネコンが郊外に建てられることも多いようです。
今や全国の町々から「映画館のある風景」は失われつつあります。「町には映画館があるもの」という「常識」は、過去のものとなってしまいました。
この劇の中で、私たちは、あの懐かしい、「私たちの映画館」を取り戻す試みを共有したいと思います。
作者の坂手洋二は1970年代後半を、自主上映活動が盛んということでは日本有数の地であった岡山で過ごしました。
当時、十代で映画に関わっていた世代の過去を振り返る劇。
同時に、日本の戦後史を独自の角度から切り取り、昭和からの時代の変遷を自ら厳しく見つめ直し、愛惜をこめて描きだす劇となるでしょう。

客演に円城寺あや・重田千穂子・岡本舞の三名を迎え、ミニマムながら密度の濃い関係を保ってきた劇団ならではのアンサンブルと共に、人間のにおいあふれる劇空間を作り出します。どうかご期待下さい。

ご来場を心よりお待ちしております。

※すでに東京公演のチケットをご購入・ご予約されているお客様にもこのメールが届く場合があります。ご容赦くださいませ。

燐光群/(有)グッドフェローズ
http://rinkogun.com/
TEL:03-3426-6294 FAX:03-3426-6594
ticket-rinkogun@ee.alles.or.jp


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1 コメント

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Unknown (サン)
2013-10-19 20:50:17
演劇を見てはいませんが・・・

「人間のにおいの漂う旧来の映画館」と文中にありま
すが、昔の映画館はほんとうに人間のいやなにおいが
漂っていたり、トイレは特に汚かったり。

「人間のにおいあふれる劇空間を作り出します」と
いう文が素直に読めません。

また、掲げられているポスターではせいぜい
鼻くそをほじっているおじいさんですが、
実際はタバコは吸うわ、痰は吐くわ。
マナーはそうとう悪かった。

という映画館ばかりだったわけでもないでしょうが、
私などは、今のようにきれいな映画館(フィルムは使ってないのでしょう)になって
ほんとうに良かった。もう少し料金が安ければ、とは
おもいますが。
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