チュニジア革命がエジプトに波及 カイロで2万人、エジプト全土で9万人以上が反政府デモ

2011-01-26 22:41:53 | 世界
またもやフェイスブックによるアラブ民主化革命の勃発でしょうか。フェイスブックでの呼びかけに呼応して「ムバラク大統領打倒!」を叫びカイロで2万人、エジプト全土で9万人以上が反政府デモに決起しています。以下の生々しい動画をご覧下さい。チュニジア「ジャスミン革命」は今や中東・北アフリカ各国へと飛び火し、アラム民主化革命の大地殻変動が起きようとしているようです。

内富一
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これ本当でしょうか?未確認情報ですが本当だとするとすごいことです!

2011年01月26日12:39
エジプトの次期大統領候補、ガマル・ムバラクが国外脱出
http://markethack.net/archives/51681192.html
『イグザミナー』その他のメディアの報道によるとエジプトの次期大統領候補、ガマル・ムバラクが今日、家族を挙げてロンドンに脱出しました。
ガマル・ムバラクは約30年間エジプトの大統領を務めてきたホスニ・ムバラクの息子のひとりで、今年の大統領選挙で父の後を継ぎ立候補するだろうと考えられていた人物です。

【TBS動画】エジプトで反政府デモ、警察隊と衝突も
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4634644.html

【テレビ朝日動画】エジプト反政府デモ 一部が暴徒化し警官隊と衝突(01/26 05:50)
http://news.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/210126003.html

【FNN動画】エジプト各地でムバラク大統領退陣を訴える大規模反政府デモ 少なくとも3人死亡
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00191882.html

【NNN動画】エジプトで反政府デモ、3人死亡
< 2011年1月26日 9:00 >
http://news24.jp/articles/2011/01/26/10174840.html#
 
【NHK動画】エジプト反政府デモ 死傷者も
1月26日 6時36分
http://www.nhk.or.jp/news/html/20110126/t10013627381000.html


【CNN記事】エジプトで大統領の退陣求める大規模デモ、死者も
2011.01.26 Wed posted at: 09:07 JST
http://www.cnn.co.jp/world/30001606.html
カイロ(CNN) エジプトの首都カイロなどで25日、チュニジアのベンアリ政権崩壊に影響を受けたとみられる反政府デモが展開され、参加者と警官それぞれ1人が死亡した。同国でこうした大規模なデモが行われるのは異例。
内務省の声明によると、死者のうち1人は東部スエズでデモに参加していて催涙ガスにより死亡。もう1人の警官はカイロ市内でデモ参加者からの投石を受けた。
 現地のCNN記者によると、カイロ市内ではデモ隊が中心部のタハリール広場から国会議事堂へ向かって行進した。警官隊が投石を受けて反撃し、催涙ガス弾を発射すると、デモ隊がこれを投げ返すなど、衝突が続いた。
デモ主催者らは、10日前に政権を打倒したチュニジア人に続きたいとの構えを示している。チュニジアのデモ拡大のきっかけとなった事件をまねて、エジプトでも最近、焼身自殺を図る者が相次いでいた。
 カイロのデモは少人数で始まったが、その後多くの参加者がナイル川を渡って市中心部に結集。年齢、宗教、職業の違いを超えて生活費の高騰や経済政策の失敗、汚職などに抗議し、ムバラク大統領の退陣を求めた。広場には一時、1万5000~2万人が集まったとみられる。
 カイロ以外の各地でも同日、数百~数千人規模のデモが展開された。インターネット上のフェイスブックでは同日朝までに、最低賃金引き上げ、内相退陣、大統領の三選禁止、緊急事態法廃止などの要求を掲げる活動に、国内で9万人以上が参加を表明している。


【産経記事】エジプトのデモで3人死亡 治安部隊と激しく衝突
2011.1.26 09:50
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110126/mds1101260855022-n1.htm

【AFP記事】エジプトで大規模デモ、3人死亡 チュニジア「ジャスミン革命」が波及
2011年01月26日 09:10 発信地:カイロ/エジプト
http://www.afpbb.com/article/politics/2783415/6728908?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
【1月26日 AFP】チュニジアで反政府デモにより強権体制が崩壊したことを受け、エジプト各地で25日、ホスニ・ムバラク(Hosni Mubarak)大統領の退陣を訴える数万人規模の反体制デモが行われ、デモ参加者2人と警官1人が死亡した。
 死亡の詳しい経緯は分かっていないが、デモ参加者2人が死亡したスエズ(Suez)と警官1人が死亡した首都カイロ(Cairo)など数都市では、警官隊が催涙ガスを発射、デモ隊が投石で応酬するなどの事態に発展した。
 
 カイロでは2万人から3万人の警官が配備されるなか、デモ隊が「ムバラク政権打倒」を叫びながら中心部のタフリール(Tahrir)広場まで行進した。議事堂に通じる別の道路では、警官隊がデモ隊に放水し、デモ隊が投石で応酬。デモ隊が警官隊車両を一時乗っ取る場面も見られた。
 この日のデモは、民主主義を支持する「4月6日運動(April 6 Movement)」なる青年組織が呼びかけた。祝日「警察の日(Police Day)」とも重なった上、チュニジアの反政府デモがジン・アビディン・ベンアリ(Zine El Abidine Ben Ali)前大統領の強権体制を崩壊させた「ジャスミン革命」に触発されたこともあり、補助金削減によるパン価格高騰に端を発した1977年の抗議デモ以来の規模となった。(c)AFP/Jailan Zayan


【時事記事】独裁批判デモで3人死亡=「チュニジア革命」が波及-エジプト
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011012600077&j1

【共同記事】エジプト、反政府デモで3人死亡 数万人参加か
http://www.47news.jp/CN/201101/CN2011012601000104.html

【WSJ記事】大規模な反体制デモで3人が死亡―エジプト
2011年 1月 26日 9:35 JST
http://jp.wsj.com/World/Europe/node_176129

AFP/Getty Images
警官隊と衝突するデモ隊(25日、カイロ)

 カイロの中心街にあるタハリール広場には数千人が集結した。デモ隊は各地で治安部隊に立ち向かい、2週間前に近隣国のチュニジアで独裁政権崩壊をもたらしたのと同じ行動をとった。チュニジアの政権崩壊は、最も徹底したアラブ独裁国家さえも弱さが内在していたことをさらけ出したわけで、多くのエジプト人にとって、政権長期支配に対する心理的なバリアが取り払われた形だ。
 デモ隊の熱気やエネルギー、そして各地のデモ参加者数の多さは、山積する経済問題と長期政権に対して長年不満を抱いてきたエジプト国民が、団結してムバラク大統領の支配に抗議できることを示した。25日夜にデモに加わったモハメド・サレハさんは「今日はエジプトにとって歴史的な日だ。『ノー』と言い始めることができたのだから」と述べ、「いつか自分の子どもたちに、私はあの日タハリール広場にいたのだと伝えたい」と語った。
 デモ隊とほぼ同数の治安部隊は警棒、放水、催涙ガスなどを用いて鎮圧に努めたが、デモ隊は午後遅くには暴徒と化した。一進一退の状況は1時間以上続き、数百人の若者が投石して治安部隊を数ブロック後退させる場面もあった。警棒を持った治安部隊も応戦し、デモ隊参加者を殴ったり、石を投げ返したりした。
 一部のデモ隊参加者は「ホスニ(ムバラク大統領)とガマル(同大統領の息子)よ、サウジアラビアが待っているぞ」と叫んでいた。サウジは国外に脱出したチュニジアのベンアリ前大統領の亡命先だ。夕暮れ時のカイロには、「ムバラク政権崩壊を求める」と一斉に叫ぶ声が響いた。
 米政府は状況を注視していると述べている。米国務省はエジプトの治安部隊の自制の姿勢に注目している。クリントン国務長官は記者団に対し、「エジプト政府は安定しているというのがわれわれの見方であり、同国政府が国民の正当なニーズと利益に対応する方法を探っている、とわれわれは理解している」と語った。
 米政府は最近数週間、中東の政治改革の必要性にもっとあからさまな立場を示していた。これはオバマ政権は発足後2年間おおむね沈黙を貫いている、として民主主義活動家から批判されていたためだ。
 しかし、エジプトは、米外交政策にとって複雑な課題になる。ムバラク大統領はアラブとイスラエル和平実現を求める米国の試みを強く支持していたからだ。また、エジプト政府はテロ対策で米国の緊密なパートナーでもある。米政府当局者は、エジプトの政治状況が変化すれば、こうした協力に支障が生じかねないことを認めている。
 

【毎日記事】クローズアップ2011:チュニジア政変波及 民主化要求、触発
http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20110126ddm003030029000c.html
 ◇アラブ市民、ネットで自信
 北アフリカ・チュニジア政変を受け、周辺諸国に市民の反政府デモが拡大している。強固とみられたベンアリ独裁政権を倒したのが市民の力だったことで、同じく独裁体制下にある市民が「自信」を持ち始めた形だ。親米アラブの動揺に米国は、表面的には民主化を歓迎しながらも、イスラム過激派の台頭を警戒するなど難しいかじ取りを迫られている。【カイロ和田浩明、ワシントン草野和彦】
 チュニジアのベンアリ政権崩壊後、アラブで「民主化ドミノ」の予兆が生まれた。チュニジア政変のきっかけが青年の焼身自殺だったことからエジプトやアルジェリア、サウジアラビアで焼身自殺が相次ぎ、大規模な反政府デモもエジプト、イエメン、ヨルダン、アルジェリアで続く。25日、エジプトでは全国各地で計数万人規模のデモが行われ、首都カイロでは市民が治安部隊と衝突し、催涙ガスも使用される近年まれな騒ぎとなった。
 ◆不満に共通点
 こうしたアラブ市民の不満の裏には、当局の腐敗▽政治的自由の制限▽若年層の高失業率--など、この地域共通の問題がある。チュニジアの状況は「遠いところにあるわけではない」(アラブ連盟のムーサ事務局長)のだ。
 チュニジア政変について、米カーネギー国際平和研究所中東センターのポール・サレム所長は、「政治指導者が中間層や貧困層を抑圧するというアラブで一般的だった力のバランスが変わった」と指摘。「市民が力を持ちうることにアラブ諸国が気づいた」と言う。
 インターネットの普及で市民の意識が変化している状況はアラブに共通で、それだけに指導者の警戒感も強い。政府は食料品の値下げや減税、雇用創出を約束。その一方で治安部隊を動員してデモ警戒にあたり、「アメとムチ」を使って民主化波及の阻止に躍起だ。
 王制を敷くヨルダンはデモがあっても王制自体は揺るがないとみられることや、部族社会の残るイエメンでは部族長の姿勢次第で事態が大きく変わることなど各国で事情は異なり、行方を予測することは困難だ。
 ◆エジプト焦点
 今後の展開を占う上で注目されるのはエジプトだ。アブルゲイト外相は「波及はない」と断言。エジプトはチュニジアと比べメディアの自由度が高く、政府への抗議デモも以前から行われているため一定のガス抜きはできており「簡単に政権が倒れるとは考えにくい」(外交筋)。一方で、非常事態令が約30年にわたり施行され、29年間のムバラク政権への国民の不満は相当鬱積し、インターネット上では民主化を求める議論も活発だ。
 9月の大統領選挙ではムバラク大統領の次男、ガマル氏が有力候補として取りざたされ、「権力の世襲だ」との批判も強い。チュニジア政変に刺激された野党勢力は攻勢を強めそうで、ムバラク大統領の出方次第では今後、国民の不満が爆発する可能性もある。
 ◇米は過激派台頭警戒
 民主化推進を外交の柱としている米国だが、アラブ・イスラム社会では深刻なジレンマに直面している。この地域での民主化は、イスラム過激派を台頭させ反米政権を誕生させる可能性をはらむためだ。
 チュニジアのベンアリ政権崩壊から4日後の今月18日、オバマ大統領はエジプトのムバラク大統領と電話で協議した。ホワイトハウスによると、オバマ大統領は「米国は、チュニジアで自由で公正な選挙を求める」と伝えたが、今年9月に控えるエジプト大統領選には言及しなかった。
 米外交問題評議会のスティーブン・クック上級研究員はオバマ大統領の電話協議の意図について、チュニジア同様の自由選挙を「今はエジプトに表だって要請するつもりはないとのシグナル」と分析する。
 オバマ政権の慎重姿勢の背景に「ハマス・ショック」があるのは間違いない。01年米同時多発テロ後、ブッシュ前政権は中東民主化を推進した。だがそれは06年のパレスチナ評議会選挙で、イスラム原理主義組織ハマスの大勝利を招いた。エジプトの民主化が、事実上の最大野党・穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団の勢力拡大につながることを米国は警戒している。
 また、クック氏によると、米国にとっては、チュニジアよりエジプトやヨルダン、アルジェリアのほうが「対テロで非常に重要な同盟国」だ。特にイスラエルと国交があるエジプトとヨルダンは、中東和平交渉でも重要な役割を果たしてきた。この両国で民主化によって、反イスラエル勢力が伸長するのは避けたいところだ。
 クリントン国務長官はチュニジア政変前日の今月13日、訪問先カタールで演説し、強い調子で中東の経済・社会改革を求めた。
 だが実際にはオバマ政権は、チュニジア政変後も、アラブ諸国に改革を促してはいない。イスラム過激派の台頭を警戒しながら徐々に民主化を求めるべきだとみているようだ。

毎日新聞 2011年1月26日 東京朝刊


2011年01月26日05:54
【ブログ記事】エジプトも革命寸前
http://markethack.net/archives/51681126.html


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☆反政府運動高まるエジプトでTwitterが封鎖
(TechCrunch)
http://jp.techcrunch.com/archives/20110125twitter-blocked-egypt/
しかし、今のところ遮断されているのはTwitterのホームページだけ(モバイルサイトを含む)とみられ、カイロの人々はサードパーティー製クライアント経由でツイートを続けている。

☆TwitterがエジプトでブロックされたことをTwitter自身が正式に認める
http://jp.techcrunch.com/archives/20110125twitter-blocked-in-egypt/
抗議運動は、人びとがチュニジアで起きた反腐敗抗議活動に刺激され、FacebookやTwitterなどのサービスを利用して集結したことから、カイロで今朝始まった。

☆エジプト大乱の原因は「収入低下と物価高騰が同時にやってきた」から
Murakami,Yoshifumi(在カイロ邦人)
http://twitter.com/#!/Midogonpapa/status/30342502800166912
デモの背景1、貧困率の上昇。
独立系マスルアルヨウム紙によると「政府は2010年に貧困率が23.4%になったと発表した。2009年は20%だった」とのこと。
http://www.almasryalyoum.com/en/news/minister-egypt%E2%80%99s-poverty-rate-stands-20

Murakami,Yoshifumi(在カイロ邦人)
http://twitter.com/#!/Midogonpapa/status/30343489728290817
デモの背景2、物価の急激な上昇。
IMFの統計によると、十年ほど前はインフレ率は3%ほどでしばらく安定していたのに、2008年には20%に達し、一昨年も昨年も10%程度のまま。
http://ecodb.net/country/EG/imf_inflation.html

Murakami,Yoshifumi(在カイロ邦人)
http://twitter.com/#!/Midogonpapa/status/30344303771389952つまり、収入が落ちている時に物価の高騰が同時にやってきたわけですね。これは確かにたいへんかもしれない。

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はなゆー
http://twitter.com/hanayuu
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【時事ドットコム】
世界の暴動 写真特集http://www.jiji.com/jc/d4?p=rit019&d=d4_mili&j4



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