『ザ・ウォーター・ウォー』武田かおりさんトーク開催しました。神戸元町映画館/市民社会フォーラムＭＬ

先日の映画鑑賞会のレポートが、元町映画館スタッフブログに掲載されました。
武田さん、当日はありがとうございました。
『ザ・ウォーター・ウォー』は元町映画館では明日19日が最終日です。

http://motoei.blog.fc2.com/blog-entry-295.html

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『ザ・ウォーター・ウォー』武田かおりさんトーク開催しました（okaby）

4/14(日)『ザ・ウォーター・ウォー』上映後、市民社会フォーラム主催のトーク企画を元町映画館2階で開催しました。

経済のグローバル化の問題に取り組んでいる
NGO「AMネット」
http://am-net.seesaa.net/
事務局長の武田かおりさんに話題提供いただきました。

武田さんは映画で描かれた
ボリビア・コチャバンバでの「水戦争」の原因と背景、その後の経過について解説し、さらに日本で現在問題になっているTPP（環太平洋経済連携協定）についても触れられました。

映画では先住民が「水戦争」に勝利したところで終わっていますが、
その後、水の民営化から撤退したベクテルの子会社がボリビア政府を訴えたそうです。
それもボリビア国内の法律に基づくのではなく、国外にある国際投資紛争解決センター(ICSID)で裁判が行われ、ボリビア政府はベクテルに有利な条件を飲まされることになりました。
そうした国家主権を飛び越えて投資家が政府を訴えられるのは、ボリビアはオランダと「投資家-国家訴訟制」(ISDS)を結んでいたからです。

そして、日本が交渉参加しようとするTPPでは、ISDSを認めることになるので、医療や食品、安全基準など命にかかわることが「非関税障壁」として訴えられ、規制緩和が促され儲けの対象にされかねなくなります。
メディアがほとんど取り上げず、複雑な仕組みについてのお話でしたが、2時間以上にわたって参加者と活発な意見交換ができました。

参考資料として、
兵庫県保険医協会が作成した
『TPPが医療を壊す』が配布されました。
http://www.hhk.jp/senmonbu/TPP%E3%83%91%E3%83%B3%E3%83%95%E8%A6%8B%E6%9C%AC%E5%88%B7_%E6%A0%A1%E4%BA%86.pdf
TPPの問題を理解するにはお勧めのパンフレットです。

（okaby）


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