ビルマ市民フォーラム(PFB)例会 ほか

2010-12-31 11:14:43 | 世界
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★ 第63回 ビルマ市民フォーラム(PFB)例会のご案内  ★
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次回、PFB例会では今後のビルマ(ミャンマー)を考える上で非常に大切な開
発問題について、お2人のスピーカーをお迎えし、以下のテーマで実施いたしま
す。

前半は、東 智美さんより、これまでのタイとラオスにおけるダム開発が引き起
こした 様々な問題についてお話いただき、後半は、今後タイやラオスのように
次々と開発が進むであろうビルマにおいて、現在既に開発が進んでいるイラワジ
川での大型ダム建設を中心に、秋元由紀さんからビルマの開発問題についてお話
いただきます。

ダム開発がもたらす問題、地元住民への影響につき、じっくりと考える機会とな
れば幸いです。

会員・非会員どなたでもご参加いただけます。
どうぞお誘い合わせの上、ぜひご参加ください。

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■日時:2011年 1月29 日(土) 18時00分~20時30分(開場
17時45分)

■場所:池袋・生活産業プラザ(ECOとしま) 7階 会議室1-2
    各線池袋東口下車 徒歩7分
地図: 
http://www.city.toshima.lg.jp/shisetsu/shisetsu_community/005133.html

■資料代: 500円(非会員)、200円(会員)

■事前申込み不要(先着順 70名)

■主催: ビルマ市民フォーラム
■協力: (特活)メコン・ウォッチ ビルマ情報ネットワーク

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★「古くて新しい問題~タイとラオスのダム開発が引き起こしてきた環境・社会
被害~」・・・東 智美さん(メコン・ウォッチ ラオス・プログラム・ディレ
クター)
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タイでは、1960年代から日本の援助で複数のダムが建設されてきましたが、今も
ダムの安全性への不安や補償の支払いの遅れなど、様々な問題を抱えています。
ダムは建設時に隠されたコストを将来世代に押し付けてきたのです。一方、ラオ
スでは現在、「貧困削減」を目的にダム開発が推進されています。世界銀行・ア
ジア開発銀行が支援するナムトゥン2ダムでは、補償の支払いの遅れや、長期的
な道筋が立たない生計回復プログラムなど、タイの教訓が生かされないまま、新
たな環境・社会被害が生み出されています。映像や写真をお見せしながら、ダム
開発がもたらす問題について皆さんと一緒に考えたいと思います。


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★「ビルマ(ミャンマー): イラワジ川での大型ダム建設と地元住民の声(仮
題)」・・・秋元 由紀さん 
  (メコン・ウォッチ ビルマ・プログラム・ディレクター/ビルマ情報ネッ

ワーク)
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ビルマ(ミャンマー)の中央を流れるイラワディ(イラワジ、エーヤワディ)川

同川の本流・支流の複数の地点で、水力発電用ダム開発が進んでいます。既に一
部の住民の強制移転が始まっているほか、深刻な社会・環境影響が懸念されてい
ます。カチン開発ネットワーキング・グループ(KDNG)が発表している資料等を
もとに、ダム計画の概要や、地元住民の声を紹介します。


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★PFBでは、日本人と在日ビルマ人を対象に、時々のビルマ情勢や在日
ビルマ難民の抱える問題などをテーマに、隔月で例会を実施しております。
会員・非会員を問わず、どなたでもご参加いただけます。
初めての方でもぜひお気軽にご参加ください。
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★問合せ  ビルマ市民フォーラム(PFB)事務局
電話03-5312-4817(直)   FAX 03-5312-4543
E-mail: pfb@izumibashi-law.net
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■□■ ビルマ市民フォーラム People's Forum on Burma
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東京都新宿区四谷1-18-6 四谷プラザビル4階 いずみ橋法律事務所内
Tel: 03-5312-4817 Fax: 03-5312-4543
●ツイッター:http://twitter.com/PFB_JAPAN
●ホームページ:http://pfb-japan.org/
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世界ダム委員会(WCD)10周年記念イベント
ダムをめぐる新たな議論:河川開発の国際潮流と日本

今から10年前、一つの報告書が世界のダム開発の潮流に衝撃的な影響を与えまし
た。

2000年、世界ダム委員会*(World Commission on Dams)は2年半にわたって世界
のダムを調査し、問題点を分析した最終報告書を発表しました。同報告書は、大
型ダムが大規模な移転や環境破壊をもたらすこと、また、経済的・技術的にも必
ずしも有効とは言えないことを明らかにし、ダム開発のあり方を根本的に見直す
画期的な提言を行いました。

報告書が発表されてから10年、ダム開発を巡る日本や世界の動向はどうなったの
でしょうか?日本では、民主党政権になってからダム建設に関する政策変更を巡
り議論が巻き起こりました。一方、国際的には、水力発電ダム業界によるダム建
設に関する基準の作成、大型ダム開発への新たな資金源としての「新興国」の台
頭等、新たな課題が出てきました。

こうした課題も含め、本セミナーでは、特に世界ダム委員会の報告後の国際的な
ダムを巡る状況、また、海外および日本のダム開発の問題や状況の変化について
考え、ダム開発への今後の対処の方向性を探ります。

【日時】2011年1月12日(水)14:00~16:45 (13:30開場)
【場所】国立オリンピック記念 青少年総合センター 
国際交流棟第一ミーティングルーム
http://nyc.niye.go.jp/facilities/d7.html
【定員】120人
【参加費】一般1000円 / 主催・協賛団体会員無料
【お申し込み】http://www.foejapan.org/event/event_form.html
 
または下記問い合わせ先までご連絡ください。

【プログラム】(予定)

1.基調講演:「WCD報告書以降のダム開発を巡る世界の動き」(逐次通訳付)
マイケル・サイモン(オックスファム・オーストラリア/国際水力発電協会
  (IHA)のHydropower Sustainability Assessment Forum**委員)

2.海外のダム開発の現場における問題・状況の変化
事例報告1:フィリピン・サンロケ多目的ダム事業
「WCDが調査したダムの提示する新旧の課題(仮)」
    波多江 秀枝(FoE Japan委託研究員)
事例報告2:タイ・パクムン水力発電ダム事業
      「住民パワーが運転を止めたダムの行方」
    木口 由香(メコン・ウォッチ)

3.「政権交代後の日本のダム事情」 
~なぜか迷走 さてどうしよう!!~
 遠藤保男(水源開発問題全国連絡会)

4.質疑応答

【お問い合わせ先】国際環境NGO FoE Japan (担当:柳井・清水)
TEL: 03-6907-7217 / FAX: 03-6907-7219
E-mail: finance@foejapan.org
HP: http://www.foejapan.org/

【主催】国際環境NGO FoE Japan、水源開発問題全国連絡会、
メコン・ウォッチ、RWESA-Japan
【協賛】「環境・持続社会」研究センター(JACSES)

*世界ダム委員会とは・・・ 世界銀行のイニシアティブの下、大型ダム開発の
有効性の検討や水資源・エネルギー開発の代替案の検討、ダム事業に関連する国
際基準の作成を目的に設立。企業、コンサルタント、政府関係者、学識経験者、
NGOなどが委員として参加し、98年に活動開始。

** Hydropower Sustainability Assessment Forumとは・・・ 国際的な水力発
電の業界団体である国際水力発電協会(IHA)が今年策定した「水力発電におけ
る持続可能なアセスメント手続き」に対し、レビュー及び勧告をおこなった。フ
ォーラムのメンバーには、先進国・途上国政府、銀行、NGO、世界銀行など様々な
セクターのメンバーから構成されている。



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