アキノ大統領が政治的殺人の調査を国家警察に指示/市民社会フォーラムML

2010-07-07 09:01:11 | 世界
アキノ大統領が政治的殺人の調査を国家警察に指示 国内反政府勢力との和平交渉再開も準備
アキノ新政権のこうした姿勢がどこまで本物なのか。注目されます。
uchitomi makoto
<muchitomi@hotmail.com
「ビサヤ地方アクラン州で左派系政党バヤンムナの活動家が殺害された事件を受け、アキノ大統領は6日、前政権から頻発してきた政治的殺人事件の解決に向けて調査するよう国家警察に指示した。
 ラシエルダ大統領報道官は「国家警察は既に過去に起きた政治的殺人の調査に入っている。現政権下でこれ以上の事件発生は容認できない」と語った」


http://www.manila-shimbun.com/series/sights/series191085.html

比政府、国内反政府勢力との和平交渉を進める交渉団再編成に向けた準備に着手

 比政府は6日、中断状態が続いている反政府勢力との和平交渉再開へ向け、交渉団の再編成に向けた準備に着手した。今後は統治や経済開発問題など4項目を基本方針に交渉を進める。これまでの合意事項を見直す可能性もあるという。ラシエルダ大統領報道官が明らかにした。

 アキノ大統領は同日、デレス大統領顧問(和平問題担当)とマラカニアン宮殿で会談、イスラム急進派、モロ・イスラム解放戦線(MILF)、比共産党の統一戦線組織、民族民主戦線(NDF)との和平交渉を進める各交渉団の人選などについて話し合った。

 各交渉団はそれぞれ5人で構成される。設置され次第、これまでの和平交渉で積み上げられた合意事項を見直した上で、交渉に臨むという。

 同報道官は、アキノ大統領が示した基本方針に触れた上で「交渉団の目的は和平交渉を進めるだけでなく、紛争地域の経済開発にも取り組む」と強調した。

 基本方針は・グッド・ガバナンス(良い統治)・教育や医療など基本的な社会的サービス・ミンダナオ地方における経済復興と持続的な開発・国軍による安全保障改革・・の4項目。

 歴代政権はMILF、NDFとの和平交渉を進めてきたが、いずれも政権中期から末期に掛けて難航状態に陥り、新政権へ移行後再び仕切り直しされるという堂々巡りが続いてきた。

 アキノ政権がこの「悪循環」をどう断ち切るかが注目される。

 MILFと比政府の和平交渉は、ラモス政権下の1997年1月に始まった。アロヨ前政権下では最終主要議題「父祖伝来の土地」認知問題をめぐる話し合いが難航。MILF側は、統治権や資源開発権の一部委譲を伴う「自治権強化」を比政府に求め、これらを憲法の枠内に収めるための改憲論議が再三浮上した。

 一方、NDFはラモス政権下の92年8月、破壊活動防止法廃止による比共産党合法化を受けて、交渉のテーブルについた。しかし、エストラダ政権下の99年、訪問米軍地位協定(VFA)批准に抗議して交渉打ち切りを通告。アロヨ前政権発足後の2001年、交渉再開に応じたものの、米政府による比共産党の海外テロ組織指定と比政府による追認などに反発し、05年7月に和平交渉打ち切りを通告した。

[ 920字|2010.7.7 ]


http://www.manila-shimbun.com/series/sights/series191090.html

左派系活動家殺害を受け、アキノ大統領が政治的殺人の調査を国家警察に指示

 ビサヤ地方アクラン州で左派系政党バヤンムナの活動家が殺害された事件を受け、アキノ大統領は6日、前政権から頻発してきた政治的殺人事件の解決に向けて調査するよう国家警察に指示した。

 ラシエルダ大統領報道官は「国家警察は既に過去に起きた政治的殺人の調査に入っている。現政権下でこれ以上の事件発生は容認できない」と語った。

 同政党のカシーニョ下院議員=政党リスト制=は同日、前政権の不正疑惑追及に機能を特化した「真実究明委員会」が政治的殺人についても調査を実施するよう同大統領に要請した。

 一方、同政党の活動家殺害事件について国家警察報道官は、地元政治家が関与している可能性があるとの見方を示した。

 調べでは、殺害された活動家の自宅では今年3月、何者かによって手りゅう弾が投げ込まれる事件が起きた。

 同報道官は、選挙期間中に手りゅう弾が投げ込まれたことを重視、事件の背後に政争が絡んでいる可能性を示唆した。

[ 410字|2010.7.7 ]


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