おどろきの英国 入管施設の処遇/千恵子@詠む...から

2013-01-27 11:20:44 | 世界
おどろきの英国 入管施設の処遇

二十年ほど前に英国を訪問し、グリーナムコモン軍事基地の前でキャンプを張って抵抗している女たちと交流して驚いたのは、刑事訴追されて収容された女性に逢ったときのこと。

ラウンジみたいなとこで、自由に話ができる。もちろん触ることもできる。日本と、ぜんぜん違う。

このたび英国の外国人収容施設の視察報告を聞いた。設備も制度も、あまりに異なる人権への配慮。

まず面会室は、同じような仕切りなしのラウンジ風の大部屋。そして三六五日、午後二時から夜九時まで面会できる。これなら毎日でも逢える。

それに比べて品川入管は、役所時間だし土日は駄目だ。勤め人は、月に一度面会に行けるかどうか。それも厳しいひともいるだろう。

それで十分間だけなんて、逢うなと言っているようなものだ。

また英国では携帯電話を無償で貸与。時間制限もなし。

施設にジムがあり、中庭にはテニスコート。日本と違って運動場の上にネットを張ってないので、バドミントンの羽根が引っかかることもない。

美術室や音楽室もあり、楽器を借りてバンドを組むこともできる。

図書室には各国語の本があり、DVDは自室で鑑賞できる。報告した宮内博史弁護士は、自分の家にはテレビもDVDプレーヤーもないのにと苦笑していた。

インターネットに関しては、一部を除いてウェブページ閲覧自由、電子メールが使える。例えば弁護士とのやりとりに、添付ファイルも使える。万全の態勢で裁判に臨めるじゃん。

医療も格段に素晴らしい。駒井知会弁護士の英日比較に愕然。看護師が24時間待機、メンタルケア専門家も常駐。医師が毎日診察する。もちろん土日もだ。セカンドオピニオンの権利など、日本の一般人より手厚い人権保障だわ。

では、何故このような人権に手厚い配慮をするに至ったか。

視察委員会が充分に機能している。刑務所、児童収容施設、入管関係、軍隊内施設、税関留置場と全ての施設を視察する。送還に関してはジャマイカやナイジェリアまで帯同したこともある。


視察項目も多数、予告なし視察、夜間視察もある。法律相談をきちんとしているかも、チェック項目だ。

人権基準に則ってないと閉鎖の勧告を出す。実際に閉鎖された施設もある。たゆまぬ努力の結果、このような良好な状態になっている。

気合いが入った児玉晃一弁護士らは精力的に千葉、大阪、名古屋、群馬、早稲田大学などで報告する予定。貴重な情報を拡散してほしい。

日本の収容施設は、変えさせなくちゃ。

http://blog.goo.ne.jp/chieko_oyama/e/e32266563333efe71929a61f07c4a787


よろしければ、下のマークをクリックして!


よろしければ、もう一回!
人気<strong></strong>ブログランキングへ


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。