韓国・平澤の住宅強制撤去に際しての平澤汎対委の記者会見

2006-07-31 22:53:13 | 世界
政府が事態の平和的解決の道に背いて住宅の強制撤去などの基地拡張事業を強行するならば、我々は我々のすべてを投じてこれに強く相対して闘うだろう。我々はまず、大秋里・棹頭2里で政府の強制撤去を阻止する闘いを住民達と共に頑強に展開するだろう。我々はまた、住民の生活と韓半島の平和を破壊する平澤米軍基地の拡張を強要する米国に抗議するため、全国各地の米軍基地に対する抗議行動を積極的に組織するだろう。これと共に、強制撤去を前後してオン・オフライン上の蝋燭集会を展開して、政治圏とマスコミ、市民社会がこの問題の平和的解決のために積極的に立ち上がれるようにする活動を積極的に展開するだろう。2006,7,28 平澤米軍基地拡張阻止、汎国民対策委員会
----------------------------------------
<記者会見文> 平澤の住宅強制撤去に際しての平澤汎対委の記者会見文



政府は平澤の住宅強制撤去を即刻中止し、事態の平和的解決のために韓米間の全面再協商に立ち上がれ!

政府が、平澤米軍基地拡張反対闘争を4年間展開している住民達の家を強制的に奪うため、今日(7月28日)、裁判所に住宅引き渡しの仮処分申請を出し、これと共に所謂「不法営農」に対する告発と空き家の撤去を強行するとの立場を明らかにした。その一環として撤去の用役契約が締結され、事前調査が実施されていると分かった。

我々は、5月4日に大秋分校と農地を無惨に蹂躙・強奪したのに続き、今回は住民の労働で疲れた体を横たえ、家族間で優しい情を分け合ってきた家まで強制的に撤去すると宣言した、政府の無慈悲で反人倫的な振る舞いに胸が詰まり我慢できない憤怒で戦慄を禁じ得ない。

政府は、住民が対話を拒否しているので不可避に「法的手続き」を踏まざるを得ないと強弁している。しかし事実を言えば、住民が対話に臨めないようにした原因は政府が提供した。政府は自ら対話の相手と指定した住民の代表を監獄にぶち込み、不法な検問検索とCCTV撮影などを通して日常的に住民の基本権を侵害してきており、軍警と政府関係者らが不意に村へ乱入するなどによって住民を刺激してきた。

状況がこの様であるのに、政府が住民に対話中断の責任を課すのは、強制撤去による負担と責任を回避するための破廉恥で不純な意図の現れだと言わざるを得ない。

我々は、住民の生活を根こそぎ破壊する政府の強制撤去企図と稚拙な責任転嫁を強く糾弾し、住宅引き渡しの仮処分申請と営農に対する告発、空き家撤去計画を即刻中断することを厳重に求める。

政府は、駐韓米軍の追加削減が既成事実化しており、そのことが基地の規模縮小の要因になるという事実を知りながらも基地拡張事業を強行している。このことは、米国の要求に屈従して住民の平和的生存権と韓半島の平和に背く無責任で馬鹿げた態度だと言わざるを得ない。

一方米国は、汚染者負担原則に従って治癒しなければならない返還米軍基地の環境汚染浄化の責任を我々に一方的に転嫁している。しかし、これは韓国の環境法令を尊重して返還基地に対する環境汚染治癒は米国が行うようになっているSOFAの環境条項に反するものだ。このこと即ち、米国が環境汚染治癒に対しては韓米SOFA規定に基づく様にした米軍再配置協定に違反したことを意味する。これに依拠したとしても、米国は協定を遵守しないのに我々が協定の義務を遵守しなければならない理由がまったく無い。

これと共に、平澤米軍基地拡張の本質的な理由である駐韓米軍の戦略的柔軟性(アジア・太平洋の侵略軍化)に対する国会と国民に対する理解と同意過程が省略されており、政府が国会に報告していたものより遙かに多くの金額が米軍基地再配置の費用としてかかることが確実視されている。この様な状況で、韓米両国の合意という理由で事業が強行されることは深刻な問題だと言わざるを得ない。

従って我々は、政府が今であっても米国に平澤米軍基地拡張事業に対する全面的な再協商を要求することを強く求める。このことが、政府の強制撤去過程で発生し得る不祥事を防ぎ、事態を平和的に解決することができる唯一合理的な方法だと我々は確信する。

万一、政府が事態の平和的解決の道に背いて住宅の強制撤去などの基地拡張事業を強行するならば、我々は我々のすべてを投じてこれに強く相対して闘うだろう。我々はまず、大秋里・棹頭2里で政府の強制撤去を阻止する闘いを住民達と共に頑強に展開するだろう。我々はまた、住民の生活と韓半島の平和を破壊する平澤米軍基地の拡張を強要する米国に抗議するため、全国各地の米軍基地に対する抗議行動を積極的に組織するだろう。これと共に、強制撤去を前後してオン・オフライン上の蝋燭集会を展開して、政治圏とマスコミ、市民社会がこの問題の平和的解決のために積極的に立ち上がれるようにする活動を積極的に展開するだろう。2006,7,28 平澤米軍基地拡張阻止、汎国民対策委員会



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。