橋下徹の公募区長 今度はセクハラ疑惑。「セクハラの目的はなかった」らしい/日刊スポーツ

2013-09-01 11:03:27 | 社会
日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長(44)が肝いりで始めた大阪市の公募区長をめぐり、8月31日、民間出身の男性区長(54)に、セクハラ疑惑が浮上した。部下の女性職員から、「体を触られたりした」などの申告があり、事実なら懲戒処分の見通し。今年4月にも公募区長が経歴詐称で分限免職となり、8月には公募校長のセクハラ行為が発覚したばかり。「公募人材」の不祥事は、同じく橋下氏が主導する大阪都構想を争点にした堺市長選(15日告示、29日投開票)にも、影響しかねない。

 大阪市幹部によると、男性区長の部下に当たる区役所の女性職員から、セクハラ被害の申告があった。区長に体を触られたり、職員の私生活に興味を持っている趣旨の話をされたという。先月29日、市が区長に事情を聴いた。

 関係者によると、区長はセクハラの目的はなかったという内容の説明をしているという。市は調査を続け、セクハラの事実関係が確認されれば、区長を懲戒処分にする方針だ。

 大阪市の公募区長制度は、橋下氏が市政改革の柱として、市内24区で始めた。区ごとに独自性を出すのが目的で、国内外から1461人が応募。選考では橋下氏も面接し、民間18人、元職員6人が選ばれた。

 昨年8月に就任。首長、副市長に次ぐポストで、予算の裁量権や人事権もあり、従来の職員区長より権限は強い。任期は2016年3月、年収は1400万円だ。

 しかし、「公募人材」の不祥事は後を絶たない。今年4月、東住吉区長を務めた人物が虚偽経歴や年金記録文書の改ざんを理由に、民間企業の解雇に相当する「分限免職」になった。橋下氏はこのとき、「任命責任は僕にある。見る目がなかった」と、責任を認めた。先月下旬には、2013年度から導入された「公募校長」に着任した民間出身の校長(59)が、児童の母にセクハラ行為をしたとして、調査中。公募校長には928人が応募、11人が選ばれている。

 度重なる「公募人材」の不祥事は、同じく橋下氏肝いりの「大阪都構想」が争点の堺市長選に影響しかねない。市長選の維新候補は公募ではなく元市議だが、橋下維新の「人を見る目」が問われる場にもなる。

 橋下氏はこの日夜、大阪市会議長の就任祝賀会に出席。会場には無言で入り、終了後は報道陣が待つ場所に姿をみせず会場を後にした。

<「問題」大阪市公募人材>

 ▼2012年8月 榊正文・淀川区長が就任直後、個人名義のツイッターで一般市民の批判的な声に「アホか、相当な暇人やな」と書き込み、口頭注意処分。

 ▼13年4月 当時の東住吉区長が、市職員らに暴言を吐くなどの問題行為が続いたとして、人事室付に更迭。その後、公募時の経歴書や年金記録文書にも虚偽の記載があったとして、分限免職処分。

 ▼同6月 今年4月民間から登用された市立小学校の男性校長が、「自分の経験やスキルを生かせる学校ではなかった」として、3カ月で辞職。外資系証券会社に13年勤務していた。

 ▼同8月 民間出身の市立小学校の男性校長(59)が、児童の母親にメールを送ったり体を触るなどのセクハラ行為をした疑いが浮上。「(メールは)大阪人的なノリだった」。

 [2013年9月1日8時19分 紙面から]


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