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何もしない事も大切な戦略です

2012年09月15日 | 世間一般
私は威勢の良い言葉を発する人たちはあまり好きではありません。 
 
理由は 
 
そんな人たちが社会に蔓延すれば 
 
社会全体が間違った方向に進んでも 
 
それを止められなくなる 
 
そんな事態を歴史が示してるからです。 
 
 
太平洋戦争に突き進んだ日本の状態がまさにそうだったようです。 
 
一般の国民の中では威勢の良い言葉を発する人たちが主導権を握り 
 
少し冷静な発言をすれば 
 
非国民のレッテルを貼られ 
 
結局、世論は戦争に突き進む以外の選択肢はなくなる訳です。 
 
指導者たちも 
 
内心、この戦争は危ない 
 
そう思っても 
 
それを口にすれば 
 
自分自身が袋叩きになりますから 
 
もう主戦論一本やりって事になります。 
 
つまり 
 
威勢のよい発言は 
 
冷静な人たちの意見を封じ 
 
社会全体の流れの軌道の修正ができなくなる訳です。 
 
日本は 
 
敗戦により 
 
冷静な国民が増え 
 
威勢の良い発言をする人たちはほんの一部 
 
って感じになりましたから 
 
まあその意味では安心して良いと思いますが 
 
お隣の大国は心配ですね 
 
尖閣については 
 
おそらく 
 
自分たちの主張には無理がある 
 
なんて考えてる人は知識人の中にはたくさんいると思いますが 
 
感情的な発言を繰り返す国民の前では 
 
そんな事は言えない 
 
そんな感じです。 
 
共産党の指導部の人たちも 
 
尖閣は日本の領土だ 
 
なんて言えば 
 
即失脚ですよね 
 
ですから 
 
思考停止に陥った世論の前では 
 
領有権を主張するしかないのです。 
 
 
まぁそうやって考えると 
 
この問題は本当に血を流すのか 
 
なんて思い暗くなります。 
 
 
私自身は 
 
悲惨な事にならないためには 
 
相手の世論を変えるしかないのだろうと思っています。 
 
ただし 
 
これには 
 
膨大な時間がかかります。 
 
100年200年単位かもしれません 
 
が 
 
それでも若者の血を流すよりはいいでしょう。 
 
小平が言ったように 
 
この問題は 
 
将来の世代に託すのが一番なんです。 
 
つまり 
 
今はお互い何もしない。 
 
 
国際情勢だけではありません。 
 
実は 
 
ビジネスの世界でも 
 
何もしないって事は 
 
成功するための 
 
大切な要素なんです。 
 
特にトラブル 
 
焦って解決しようとして 
 
大火事になる事がありますが 
 
逆に何もしなければ 
 
時間の経過とともに 
 
お互い頭が冷えて 
 
スンナリ解決なんて事はよくあります。 
 
 
じっとして動かず 
 
嵐が去るのを待つ 
 
これができない人は 
 
 
墓穴掘りが多いのも事実です。 

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