学ぶ喜びを生きる力に☆奥田塾

三重県桑名市にある小さな英語塾・奥田塾のブログです。テーマは、学ぶ!楽しむ!分かち合う!

間違えて乗った汽車(자못 탄 기차)

2021年07月01日 | 韓国・韓国語
韓国語版「ちょっといい話」第7弾をお届けします。
今回は「MBCラジオ・표준FM」の「김이나의 별이 빛나는 밤에(キム・イナの星が輝く夜に) 」のオープニング・トークからです。

間違えて乗った汽車잘못 탄 기차)」というタイトルをつけました。
6月28日に放送されたものです。

*  *  *  *  *

인도 속담 중에 "잘못 탄 기차가 목적지에 데려다 준다"는 말이 있습니다.
(インドのことわざに「間違えて乗った汽車が目的地へ連れて行ってくれる」という言葉があります。)

이런 저런 사정으로 원래 타려던 기차말고 다른 기차를 탔지만 예상했던 목적지에 잘 도착했거나 혹은 그보다 더 좋은 결과가 있을 때를 표현한 건데요.
(いろいろな事情で本来乗るつもりだった汽車ではなく違う汽車に乗ったが、予定していた目的地にちゃんと到着する、あるいは、それよりもっと良い結果が出る、ということを表しています。)

처음 세웠던 계획에서 좀 틀어지더라도 결과적으로 보면 나에게 더 괜찮았던 선택.
(最初に立てた計画とは少し変わってしまっても、結果的に見れば、自分にとってもっと良い選択になった。)

뜻밖의 경로로 가긴 했지만 결코 나쁘지 않았던 게 살면서 한 번쯤은 있었을 겁니다.
(予想外の展開になったが、決して悪いことではなかった。そんなことが、これまでの人生において一度や二度はあったでしょう。)

그러니까 야심 차게 시작한 계획이 어그러졌더라도 실망부터 하긴 이릅니다.
(だから、野心を抱いて始めた計画が思い通りに行かなくても、失望するのは早すぎます。)

그게 정말로 실패한 건지는 아직 모르는 거니까요.
(それが本当に失敗なのかどうかはまだ分からないのですから。)

*  *  *  *  *

文字起こしの作業が一通り終わったあとで、冒頭のインドのことわざに関する情報が欲しくなり、ネットで検索してみました。
すると、な、な、なんと、新たな事実が判明!
最初は「잘못한 기차가…」だと思っていたのですが、実は、「①잘못한」ではなく、正しくは「②잘못 탄」だったんです。
この二つ、どちらも「チャルモッタン」という発音でほとんど同じなんですよね。
意味的にも何となく似ていて、①の「잘못하다」は「間違う、誤りを犯す」、②は「잘못(間違えて)」+「타다(乗る)」で「間違えて乗る」です。
そこで、「もし『잘못 탄 기차』なら『잘못』という副詞よりも、激音で始まる動詞『』のほうが音が高くなっているはずだ」という予測を立てた上で、改めてキム・イナさんの発音をよーく聴いてみると…。

なるほど、確かに「チャルモッタン」ではなく、「チャルモッ・ン」と「」が少し高くなって、しかもやや強めに発音されています。

わずかなイントネーションの違いで、伝わる意味が異なってしまう。
時には厄介なこともありますが、逆に、それが音声言語の持つ表現力の豊かさということにもなるのでしょう。

言葉の世界を旅する。
言葉の宇宙を探検する。
ワクワクが止まりません。(^^)v


今回の話の内容に関連してですが、僕は「予想外の展開」を結構楽しめるタイプなんです。
確かに「目標に向かってまっしぐら」もいいなって思います。
でも、道草や遠回りも大好きなんです。
そうしているうちに、最初の目的地がどこだったのかを忘れてしまうこともありますが…。(^^;)

皆さんはどうですか?

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