窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

関東大学ラグビー対抗戦2013 帝京vs早稲田

2013年11月07日 | スポーツ観戦記


  昨日更新した明治vs慶応に続く第二試合は、全勝同士。昨シーズン、前人未到の大学選手権四連覇を達成し、今年も圧倒的な強さを見せながら進撃を続ける王者帝京大学と2008年シーズンを最後に大学選手権優勝から遠ざかり、捲土重来を期す早稲田大学。



  対抗戦注目の一番に、前日の日本vsオールブラックスほどではありませんでしたが、最大収容人員25,194人の秩父宮ラグビー場としては、18,603人と非常に多くの観衆が集まりました。



  試合は開始3分、早稲田がハーフウェイライン付近でペナルティを得ます。ここで早稲田はショットを選択。やや距離はありましたが、小倉選手は桐蔭高校時代からこれ位のロングキックを決めていたので、決して無理な選択ではなかったと思います。しかしながら、結果として不成功。



  しかし、11分に再びペナルティー・キックを得ると、これを小倉選手が確実に決め、早稲田が先制。



  直後の13分、深津選手がトライ(ゴール失敗)を決め、0vs8。さらに17分には早くも三度目のペナルティー・キックを得て追加点。早稲田が0vs11とリードします。



  しかし、総合力で勝る帝京も反撃を開始。28分に磯田選手がトライ(ゴール失敗)を決めると、その後早稲田はほぼ自陣に釘付け。



 30分、坂手選手がトライ(ゴール成功)を決め、12vs11とあっさり逆転。



  前半終了間際の40分には杉永選手がトライ(ゴール成功)を決め、早稲田を引き離します。地力で劣る早稲田としては、何としてもリードして前半を終わりたかったところですが、叶いませんでした。



  それでも後半、3分に小倉選手がドロップゴールを決め、19vs14。しかし8分、磯田選手にトライ(ゴール成功)を決められ26vs14と再び突き放されます。



  早稲田は14分、荻野選手がトライを決め26vs19。しかし、その後のゴールキック、また19分のペナルティー・キックがいずれも不成功。この試合、小倉選手のキックが不調であったことがかなり大きく響きました。エリアを確保するためのキックもタッチを割ることができず、結果として圧倒的な攻撃力を誇る帝京にカウンターを許す、ハイパントも中途半端で早稲田が競り合えないといったことが、この試合をかなり苦しくしてしまったと思います。小倉選手も3試合ぶりの復帰で本調子ではなかったのでしょう、この点はきっと修正してくれるものと思います。



  早稲田は30分、平野選手がトライ(ゴール成功)を決め、26vs26と執念の同点に追いつきます。



  それでも帝京は33分に町野選手、37分に大和田選手がトライ(いずれもゴール成功)を決め40vs26と三度突き放します。早稲田はスクラムで互角以上、ブレイクダウンも互角に渡り合い、それはこの試合の帝京らしからぬ反則の多さにも現れていたと思います。しかし、それでも帝京の個々の突破力、集散のスピード、判断力は素晴らしいものでした。アタックにおいてはタックルされても必ずゲインする、ディフェンスにおいては早稲田がボールを動かして展開しようにも、集まりが良いために局所局所で帝京の人数が必ず上回るなど、攻守共に一枚も二枚も上でした。



  早稲田はロスタイムの42分に黒木選手がトライ(ゴール不成功)を返したものの、万事休す。40vs31、確かに善戦ではあり、キックの精度が良ければ勝機もと思わせた試合ではありましたが、完敗でした。



  課題は明白で、まだまだ伸びしろも感じさせるチームですが、それは帝京も同じことです。大学選手権でもぜひ好試合を期待したいと思います。

繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした

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