
5月24日、秩父宮ラグビー場にジャパンラグビーリーグワン2024-25プレーオフ準決勝第1試合、東芝ブレイブルーパス東京vsコベルコ神戸スティーラーズの観戦に行ってきました。プロ野球は今シーズンからインプレーの写真をブログに投稿できなくなってしまったので、当ブログの「スポーツ観戦記」から野球は無くなりました。残念ですが…。

昨シーズンは20vs24という劇的な勝利で埼玉パナソニックワイルドナイツを破り、王座に就いた東芝。今年もリーグ戦を1位で通過し、連覇を窺います。一方、リーグ順位5位、トップリーグ時代の2018‐19シーズン以来の優勝を狙うコベルコ。試合は前半3分、ブリン・ガットランド選手のペナルティー・ゴールでコベルコが先制します。

一方、東芝は12分。相手陣右5mライン付近でのラインアウトからのモール。密集から抜け出した佐々木剛選手がトライしたかに見えたのですが、TMOによるモールを形成する直前のシャノン・フリゼルによるノックフォワードの判定で、ノートライ。

しかし、その後も猛攻を重ね15分、ロブ・トンプソン選手がゴール下にトライ。リッチー・モウンガ選手のゴールも決まって7vs3と逆転。

一方、コベルコも25分。相手陣右5mライン付近でのラックからガットランド選手がパスを受け、ライン際を走りこんできた植田和磨がインゴール右隅に飛び込んだのですが、惜しくもボールを抑える前に前にこぼしてしまい、ノックフォワード。前半終了間際でこれがとれていれば、試合の流れも変わっていたかもしれないだけに、コベルコとしては惜しまれるプレーでした。前半はこのまま7vs3で折り返します。

ワントライで逆転という点差のまま後半に突入し、どちらが先にトライをとるかが注目されましたが、とったのは東芝。後半3分、相手陣ゴール前5mライン付近でのマイボールスクラムからボールを出した杉山優平選手がトライライン直前まで持ち込んで、モウンガ選手にパス。モウンガ選手は捕まってブレイクダウンでのボール争奪戦になりますが、キープした東芝がフリゼル選手、杉山選手、リーチ・マイケル選手とつなぎ、最後は二人飛ばして桑山聖生選手にパス。その桑山選手が抑えてトライ。モウンガ選手のゴールも決まり、14vs3。

さらに9分。相手陣10mライン付近、ゴールよりやや右の位置からのロングキックをモウンガ選手が決め、17vs3と突き放します。2トライ+2ゴール差。コベルコとしてはこれ以上離されたくない点差です。

11分、フリゼル選手がマイケル・コリンズ選手からパスを受け、30m近く走り切り、ゴール下に飛び込みます。しかし、これも再びTMOとなり、フリゼル選手がボールを受ける前のモウンガ選手のパスがスローフォワードとの判定。トライはキャンセル。

13分。自陣左5mライン付近でのコベルコボールのラインアウト。しかし、ジェラード・カウリートゥイオティ選手がキャッチできず、落ちたボールを東芝のワーナー・ディアンズ選手がセーブ。ラックからパスを回して最後はフリゼル選手がインゴールに飛び込みますが、ラファエレ・ティモシー選手、マイケル・リトル選手らの必死のディフェンスによりグラウンディングを防ぎます。

コベルコは17分、ワイサケ・ララトゥブア選手がシンビンで一時退場となりますが、それでも1人少ない中でスクラムを押し込む場面も見られました。あと、ここぞというところでのノックフォワードが痛かったですね。この試合、両チームともハンドリングエラーが目立ったように感じました。

35分、後半交替で入ったフッカーの橋本大吾選手が何と22mライン付近から走り切り、ゴール左にトライ。ゴールも決まり、これで24vs3。

さらに40分にはトンプソン選手の独走トライも生まれ、ゴールと合わせて31vs3。

最後の最後に点差が開いてしまいましたが、東芝の堅いディフェンスが見事だった試合でした。このブログを書いている時点で、決勝の相手は攻撃力が自慢のクボタ・スピアーズであることが決定しています。決勝戦は6月1日、国立競技場。僕も観戦に行く予定です。
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
