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窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

日本プロ野球2016 横浜vs阪神1回戦

2016年04月05日 | スポーツ観戦記


  4月1日、横浜スタジアムへ今シーズンのプロ野球初観戦に行ってきました。桜は開花したものの、この日は気温がぐんぐん下がり、その上横浜特有の浜風に激しい雨も手伝って、凍えるような寒さの中での観戦でした。それでも週末の横浜スタジアムは、公式発表で25,939人と多くのお客さんが詰めかけました。

  開幕から1週間が経過し、両チームとも開幕投手の先発。横浜は井納投手。序盤3回まではヒット2本を許したものの、無失点で切り抜けます。



  一方の阪神は能見投手。こちらの立ち上がりはさらに素晴らしく、4回まで無四球、無安打とパーフェクトに抑えます。



  横浜は3回裏、ルーキーの戸柱選手がセカンド西岡選手のファンブルで出塁。送りバントと内野ゴロで二死三塁としますが、得点ならず。



  試合が動いたのは4回表。一死から福留選手が井納投手のグラブを弾く、二塁への内野安打で出塁。



  さらに二死から鳥谷選手が四球を選び、二塁・一塁となります。



  すると西岡選手がカウント3-1から、先ほどのエラーの汚名返上となるライト前タイムリーヒット。阪神が先制します。
 
  その後、横浜は7回まで能見投手にわずか1安打に抑えられ、手も足も出ません。一方、井納投手も5回以降は8回まで阪神打線を1安打、1四球と粘り強い投球を見せました。



  能見投手はここまで投球数が100球に満たない完璧な投球でしたが、8回裏、先頭の代打桑原選手にセンター前へ弾き返され、出塁を許します。ちぐはぐな横浜打線の中にあって、桑原選手の積極的なバッティングは、何かそれまでの雰囲気を変える切っ掛けになるようにも思えました。



  さらに二死となってから、荒波選手が内野安打で出塁。三塁・一塁と同点、逆転の走者が出ます。

  しかし、続くロペス選手はあっさりとファウルフライに倒れ、得点ならず。この日の白崎選手、ロペス選手、ロマック選手は全く打てる気配がありませんでした。いよいよ、敗色濃厚の雰囲気が横浜スタジアムの一塁側に漂います。



  9回表。横浜は井納投手に替わり、二番手の須田投手が登板します。須田投手は5番から始まる阪神打線をテンポよく3人で切って取りました。この須田投手の力投によって、8回にあと一歩攻めきれなかった嫌な雰囲気の中にも、最後まで諦めない攻撃のリズムを繋ぐことができたのではないかと感じました。



  そして9回表。先頭は横浜の主砲にして、唯一当たっている打者と言っても良い筒香選手に打席が回ってきます。この試合、筒香選手は第一打席センターフライ、第二打席レフトフライ。アジャストし始めていると思われたのですが、第三打席は三振という結果でした。

  横浜ファン全ての希望がかかる場面。完封を目前にした能見投手の初球を捕えた球は、詰まったかに見えましたが、左中間に飛び込む起死回生の同点本塁打となりました。



  中継ぎ陣の手薄な横浜としては、何としても延長は避けたいところ。筒香選手の後、ロマック選手は倒れますが、二年目の山下選手がセンター前ヒットで出塁。さらに二死となってから桑原選手が四球を選択し、二塁・一塁とします。



  さすがに120球を超えていた能見投手。阪神は二番手の歳内投手に交替します。



  横浜の代打は下園選手。カウント0-1からの2球目でした。外角高めに浮いた球を捕えた下園選手の打球は左中間を深々と破ります。二塁の山下選手が生還し、横浜の劇的なサヨナラ勝ちとなりました。



  能見投手の出来云々以前に、打率1割台がずらりと並ぶ、余りにも打てない打線。先発投手がここまで健闘しているものの、この勝利を以てチームが乗っていけるとはとても思えませんでしたが、寒い中最後まで観戦した甲斐のあった試合ではありました。

繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
コメント
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