7月15日、某金融機関の若手経営者の会「滴水会」にて、今年2回目の研修「登山に学ぶ意思決定論 -何故、遭難事故は起きたのか-」を行いました。
講師は、SUMMIT CONSULTINGの守岡伸彦先生。実は、過去にYMS(ヨコハマ・マネージャーズ・セミナー)とWBN(早稲田ビジネスネット横浜稲門会)でも同様の研修を実施しており、僕自身は今回で3回目になります。
【過去の研修レポートはこちら】
第27回YMSを開催しました
守岡先生は、意思決定を専門とするコンサルタントであると同時に登山ガイドとしても活躍されています。ということで、実際に起きた遭難事故を事例に、どこに意思決定の誤りがあったのか、意思決定に影響を及ぼす力学にはどのようなものがあるのか、そしてそれらは我々の日常の意思決定にどうあてはめられるのかについて議論しました。
誰しも事故を起こそうと思っていたわけではないのに、なぜ悲惨な事故は起こってしまったのか?実際に起きた生々しい描写は、何度聞いても他人事とは思えないほど胸に響いてきます。だからこそ、翻って自分の日常行動を考えてみた時、もっと点検すべきことがあるのではないかと思わされます。
また、今回は新しい事例として、今流行のトレイル・ランニングの問題が取り上げられました。ここでもやはり、自然を過小評価すること、自身の体力を過信することの恐ろしさがありました。その上で、自然から得られる替えがたい喜びを享受するに当たっては、自然に対する正しい知識と人間が自然に対して及ぼす影響を考慮しなければならないのだと感じました。
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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