
昨日はソチ・オリンピック、ノルディックスキー・ジャンプ男子団体ラージヒルで日本が16年ぶりにメダルを獲得した話題で持ち切りだったようですね。長野オリンピックからもう16年も経ったのかと思います。
さて、先月ご紹介しました「アコルドゥ(akordu)」で教えていただいた「バル・ドノスティア」へ行ってきました。席数のあまり多くない、こじんまりしたバルですが、おしゃれな内装で女性も抵抗なく入れそうな雰囲気です。元々が奈良ということで地場の素材を使ったメニューもあり、何より一皿一皿がリーズナブル(380円~1,200円)なのが印象的でした。

早速ですが、まず葛城合鴨のテリーナ。酒の肴にちょうどよいテリーヌはこのブログでもしばしば登場するのですが、実はその脂っぽさからあまり好きではありませんでした。しかし、これは全く脂身のしつこさがなく、バルサミコ酢と合わせて一層さっぱりと仕上がっていました。

塩鱈クロケッタと人参。ビールによく合い、しかも大振りなので食べごたえもあります。

肉のラグー(いわゆるミートソース)と焦したキュウリ(左)、小イカと玉ネギ。キュウリは日本産と違い、非常に小ぶり。この表面を焦すと意外に香りが強く、またバケットと違った食感を同時に楽しむことができます。また、あめ色に炒めた玉ネギと茹でた小イカの相性は思いの外よく、この組み合わせは家でも使えそうだと思いました。

サーモンのポコエチャ。ポコエチャとは「半生の」というような意味らしいです。つまり、サーモンをたたきのようにミディアムレアに焼いたもの。緑色のソースは濃厚なピーマンのソース、それに独活が添えてあります。頼む前から美味しいと想像できる一品でしたが、期待に違いませんでした。

鶏もも肉のアサード(ロースト)、イカ墨のアロス(米=リゾットのようなもの)。これにレモン風味の泡が添えてあります。リゾットはもちろん、表面をパリッと香ばしく仕上げたやわらかいもも肉の焼き加減が絶妙でした。

本日のデザート。ティラミスにコーヒーエアを載せたものです。これでおしまいにするはずだったのですが…

隣に座っていた名古屋から来たというソムリエさんが勧めてくれたカキのフリット(揚げ物)が気になり、会計を中断して仕切り直し。サクサクの衣にはちきれんぱかりにプリプリの大きなカキ、彼の言うとおり絶品でした。
いつも宿泊する場所の近くにこんな素敵なお店があったとは。閉店間際のアコルドゥへギリギリ滑り込み、またそこでバル・ドノスティアを教えていただけたご縁にただただ感謝です。
Bar Asador Donostia
大阪府大阪市北区中之島3-6-32
ダイビル本館1F 108号室
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした

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