
韓国・清道でぶらりと城跡に立ち寄ってみました。城というより小さな砦と言った方がいいかもしれません。

ここ清道邑城は、初め高麗時代(918-1392)に造られた泥と石積みの砦でしたが、その後李氏朝鮮(1392-1910)14代国王宣祖(1552-1608)の時代にソウルと東莱を結ぶ幹線道路を防備するために強化されました。その後、23代国王純祖(1790-1834)の時代に周囲1.88km、高さ1.65mの野面積み城壁と東西北の三箇所に門を備えた砦となりましたが、その後崩壊し、門も焼失してしまいました。

現在残るのは一部を再建したものですが、写真を見て分かるとおり、かなり低い城壁です。以前ご紹介した、御所ヶ谷神籠石(7世紀)と比べても、かなり小さいと分かります。しかし、実際の高さは1.65mとさらに低く、僕の身長よりも低かったわけですから、せいぜい馬が飛び越えるのを防ぐことを目的とした石塁程度のものであったと思われます。

繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした

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