孫の本棚から拝借して読みました。
「図書館戦争」の著者 有川浩さんの作品でした。行き倒れた男性と同居を始めたOL。
豊富な植物の知識、料理の手際の良さ、それに躾のよくきいた犬の如くに、
おとなしく、真面目に暮らす青年に次第に惹かれて行く OL。
OLが結婚を考え始めた頃、突如青年は置き手紙を残し家を出てしまう。
青年の苗字も、氏素性も聞き出せなかったOLは、空虚な心で青年と歩いた野や河川の雑草に会いに行く。
そして今迄に彼が作ってくれた山草や雑草の料理に 挑戦し出す。蕗ご飯、野蒜パスタ、アップルミント茶、等々
再び彼がOLの許に戻ったのは2年余りが経っていた。その間彼は、気に染まない生け花の家元の相続を放棄し、
大学の職を得ることに、奔走していたのでした。
自由の身になり、彼女と結婚。造られた豪華な花よりも道端に咲く可憐な花に愛情を持つ彼。
好感持てる青年でした。私もいろいろ食べられる雑草の名と、調理法学びました。
道を歩くと 道端に生えている草に 目が行くようになりました。蕗ご飯早速作ってみようと、と思っています。
読後感 高感度 ★★★★★ でした。