旅人

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カッシアの物語

2012-05-06 | 私の本棚

  未来社会の予言でしょうか?

生まれてから 死までを 決められている社会。個人の意思の働らけない社会。

それは 苦労の無い社会なの?  それを 理想の社会と思うかは 人それぞれでしょうけれど、

こんな社会を想像しただけで 背筋が凍る私。 こんな管理社会の中で生きる”カッシアの物語”序章です。

少女カッシアの祖父の死も 日時が決められていて、 カッシアの結婚相手もソサイァティがきめる。

食事・衣服・住居 全てが 決められた社会の中で カッシアの心に 変化が おき始めます。

決められた相手は 幼な馴染みのザンダー。 でも 同じ幼馴染カイ(逸脱者) が 気になりだしたカッシア。

三部作なので 此処では カッシアの語りで進みますが、二部・三部 どのように変わって行くのかが楽しみです。

アリー・コンディ 作(アメリカ) 高橋 啓訳 

この本は私から孫へ 進呈しました。 どんな感想が聞けるか楽しみです。