旅人

旅大好き 人生は旅よ
あと 何回行けるかな~

歪んだ 時代

2005-12-20 | 私の本棚
この所  寒いので、 読書が捗ります。

孫の ルポライター(作者 早坂 隆) が インテリの 祖父からの、
聞き書きで、第2次世界大戦に 参戦した際のことが、纏めてあります。

人間の心が、戦場で どの様に壊れていくか、が 語られています。
書名・・祖父の戦争・・
この本の中で、最後に 祖父が言いました。

[戦争なんて 思っている以上に、簡単に 始まるもんだよ。」 
[私は 悲惨な戦争に 青春をぶち壊わされた。 でもね、自分の 子供や孫には 
そういう 思いをさせなかった。それが誇りだよ。 これは 誰がなんと言おうと、
誇っていいことのはずだ。」     

私は 口の中の物を、思わず 飲み込みました。

”戦争は 世界の自然状態であり、平和は 努力しなければ、うちたてられない。”
・・(カントより)・・ 

この言葉にも 考えさせられました。