はばかりさま

師走といっても　過っての様に、すす払いをする家も　
少なくなり　随分と　楽になってきました。
子供の頃は、畳を外に干し、天井の煤払い、
軒下の　くもの巣払いと、親と共に忙しく　
働かさせられたものでした。

その所為か　この季節になると、体が動きたがっているのが　分かります。
何かしなきゃー　　と　思っていると、
「クリーニングに来ましたぁー」　と言って　若者が入ってきた。
”そうだ”　換気扇の掃除を　頼んでおいたの　忘れてました。
近頃の　電気製品は　複雑で、分解もおおごと。　手に負えないと、諦めたのでした。
それではと　私は若者の為に、お茶と、食事つくりに、精を出しました。

私の母は、こんな時に　「はばかりさまでしたね。」　と言って、
ぽち袋を 渡していたのを 何気なく、　思い出しました。
近頃　死語　になりましたけど。