せろふえ

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自閉症の娘
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アンのゆりかご 村岡花子の生涯 村岡恵理

2024年05月27日 | 

 中学生になってしばらくした頃、本屋でばったり小学校の時の担任に会った。今思うと本屋で会ったのがうれしかったのではないか、本をプレゼントしてくれた。中学生の男子生徒に赤毛のアンってことはないだろう、と思っていたのだが、読んでみるととてもとてもおもしろく、このシリーズを次々と10冊すべて読んだ。続編以降はあまりおもしろくないよねえなどという人が何人もいたのだが、僕はとてもおもしろく読んだ。またたまには読み返してみるかなあ。再読は人生の大きな楽しみだ。
 図書館でこの本を見かけ、実は僕は「周辺」をあまり見ない方で好きな本の映画化されたもの、その逆などには慎重なのだ。自分の良いイメージを壊されたくない。まあそれでも見ることはある。連続テレビ小説の村岡花子のは全然見る気がせず、見ていない。後悔してない。
 この本はとても良かった。お孫さんが書いたものらしいが、誠実な書き方で心に染みた。

教えたくなる名短篇 北村薫 宮部みゆき編

2024年05月24日 | 日記
 図書館で見かけた。短編小説集
青い手紙(アルバート・ペイスン・ターヒューン)
人間でないことがばれて出て行く女の置き手紙(蜂飼耳)
親しくしていただいている編集者に宛てた、借金申し込みの手紙(角田光代)
手紙嫌い(若竹七海)
カルタ遊び(アントン・パヴロヴィチ・チェーホフ)
すごろく将棋の勝負(プロスペル・メリメ)
ほんもの(ヘンリー・ジェイムズ)
荒涼のベンチ(ヘンリー・ジェイムズ)
蛇踊り(コーリー・フォード)
焼かれた魚(小熊秀雄)
音もなく降る雪、秘密の雪(コンラッド・エイケン)
舞踏会の手帖(長谷川修)
ささやかな平家物語(長谷川修)
 最初のふたつみっつはごく短く、ショートショート的なオチもあったりして(そうか?)次のを読ませる工夫がしてある。そのうち長く、読みようによってはおもしろいのかもしれないが、全然おもしろくない感じになってきて、荒涼のベンチは読み飛ばした。その後も余裕がないと楽しめないなあ。まあ時間はあるのだ、と思い、ちょっとおもしろがれた気もするが、そうねえ。どんな作品も存在価値はある、と言う気はする。

100均資本主義 郭洋春

2024年04月25日 | 日記
100均資本主義 〜脱成長社会「幸せな暮らし」のつかみ方 郭 洋春

 

100均フリーダム 内海慶一 - せろふえ

100均の笑える商品を紹介した写真集。企画会議だか商品開発の会議だかともかく複数の目で見て商品にすることを決めたのかあやしいような、100均は自由だ!と叫んでいるよう...

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 がおもしろかったもんだから、つい図書館で「100均」で検索して借りたものだ。
 おもしろく読んだが、読み終えて何日か過ぎ、なんていうかたいしたことないな、学者はあたりまえのことを偉そうに書くだけだと再認識している。(すみません、シロートのたわごとです。)
 煎じ詰めれば100均は企業の努力のたまもので、消費者は恩恵をうけている、インフレじゃなくて良い。というもの。
 そんなのあたりまえじゃない?
 前から書いているが、デフレというのは物の値段がさがると言うことだが、別の言い方をすれば金の価値が上がると言うことなのだ。インフレは金の価値が下がると言うこと。小金しか持っていないが、こっちは老人なのだ、金の価値が下落するのはたまったものではない。
 

マンガ日本性教育トーク 内田春菊

2024年04月18日 | 漫画
 図書館に入っていてすばらしい。
 いつもの内田春菊で、この人の壮絶な人生と健康な精神と作品とが完全には消化できない気もするのだが、ともかく作品はその健康な精神がすばらしいと思う。「性教育」なのかよくわからないが、いつもの性がらみのあれこれが健康な精神(ってこれしか書いてない)で描かれている。おもしろかった。

少女漫画家「家」の履歴書 文春新書

2024年02月27日 | 漫画

 図書館で目に入り借りたもの。
「あの名作は、こんな「家」から生まれた! 少女漫画の黄金期である1970年代までにデビューした12人の漫画家が、これまで住んできた家の履歴を通して、半生とともに作品歴を語る。『週刊文春』連載を書籍化。」
 という図書館の案内でこれ以上のことはない。根拠無く、週刊文春らしいなあと思ったことだ。なかなかおもしろかった。

基礎力のつく死活 林海峰

2024年01月27日 | 囲碁
 昔やはり林海峰の書いたものに、シロートの碁は目をつぶってやってるボクシング、というようなことが書いてあり、いたく感心した。シロートもプロに習ってジャブ、ストレートと打ち方はできるようになっても、目が見えてないんだから目が見えている人にパンチを当てられるはずがないし、よけられない。目が見えるようになることのいかに難しいことか。
 図書館で借りてきて、ごくやさしいのだ。すごーく読めなくて自分にあきれかえっている。

マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ 古内一絵

2024年01月24日 | 

 これも図書館の福袋に入っていたもの。
 ドラァグクイーン(ゴージャスな衣装ととびきり派手なメイクで女装した、男性のパフォーマーのこと、らしい)の営む夜食カフェに集まる人たちのあれこれ。確かにうまそうな食い物がいろいろ出てきたりしてこの福袋に入っていそうなものだ。おもしろいことに「めぐり逢いサンドイッチ」のほうは全然感じなかったのに、これはおもしろかった。いや、それ以前に読む気になった。なぜだろう?よくわからないけれど、まあ、女装家なんか持ち出して、つまり「周辺」感があるからかもしれないなあ。ただの「やさしい」?喫茶店よりなにかありそうだ。
 細かいことではいろいろ気になることもあったのだが、まあいいか、全体としておもしろかった。登場人物がみんな魅力的だ。続編も評判が良いらしい。


めぐり逢いサンドイッチ 谷瑞恵

2024年01月16日 | 

 図書館の福袋に入っていたもの。題名のとおりで、サンドイッチ屋をめぐるあれこれを描いた軽い短編小説集。
 あまりおもしろくなかった。
 これ、漫画にしたらもう少し良いんじゃないかなあ。それなら読むかもしれない。つまらないのは僕と気が合わなかっただけだ。

もうレシピ本はいらない 稲垣えみ子

2024年01月11日 | 
 稲垣えみ子は月の電気代が1000円以下で生活しているらしい。冷蔵庫は捨てたそうだ。この本は土井善晴の一汁一菜みたいな、ごはんと味噌汁、干し野菜とぬか漬けさえあれば食生活は大丈夫!と言う本。本当にそう思える。
 僕は、ぬか漬けはじつは何度も挫折しているのだが、やっぱりまた挑戦してみようかな?


 こんなのもあった。→

5アンペア生活をやってみた岩波ジュニア新書 斎藤健一郎 - せろふえ

すごくおもしろかったし、とても良かった。「新聞記者の著者が、東日本大震災をきっかけに始めた、電気に頼らない暮らしをつづる。」と図書館の紹介なのだが、ほんとうに無...

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図書館で福袋

2024年01月09日 | 
 市立図書館に行ったら、福袋が置いてあった。おもしろいことするなあ。

 美味しい本というのを借りてみた。うちに帰ってから開けて始めて中身が見えるように、バーコードのコピーが外に貼ってあり、貸し出し手続きをしてもどんな本だかわからないようにしてある。
 帰ってから見てみると下の3冊

 ちょっと楽しみだ。

バレットジャーナル

2023年12月12日 | 日記
 この歳になって手帳の書き方もないもんだが、ふと図書館で手に取り、借りてしまった。ちょっと見たときはいくつか参考になることもあるかなと思ったのだが、いや、ほぼひとつもなかった。残念。スマホがあればここに書いてあるようなことはすべてできる。もちろん手書きは良い。どう融合するかだよなあ。しなくてもいいか。ようするにいい加減なのだが、それでいいのだ。
 



 自民党は「安倍派は真っ黒」と自ら認めた。ほかの派閥だって同じに決まっている。大金持ちの麻生とか河野とかはパーティー裏金いらないから、問題ないから次の総理だ、などと言われているらしい。ふざけんな。自民党は下野しろ。
 地獄へ行こうと言って、自民国民民主維新公明が日本を地獄へ落とすと言われている。まったくだ。

うちはラム肉食い

2023年10月08日 | 食べる・飲む

 うちはラム肉食いなのだ。次女もよく食べていた。うれしい。

 昨日は充分時間もあったのだが、楽器触らず。いや笛は吹いたっけ。テレビなんか見て時間をつぶしている。いかん。図書館には行った。返却期限が切れていてまいった。いやべつにまいらないけど。

凍りの掌 おざわゆき

2023年08月29日 | 漫画
 シベリア抑留記
 ちばてつや が推薦しているのを知って、戦争物だし図書館にあるかもと思ったら入っていて借りた。
 とても良い。みんな読むべきだ。
 はっきり言って絵は下手くそだ。おじいさんに聞いて、いろいろ調べて書いたという。誠実な書き方は好感が持てる。この作品以外にも作品を書いているようだ。それがまたすばらしい。

帰還 ディック・フランシス

2023年08月03日 | 
 ときどきディック・フランシスを読みたくなって、図書館で借りた。いつもの競馬シリーズ。主人公の痛めつけられかたがあまりひどくなかった。(だからなんだってんだ?(^^;)シリーズの中ではまあまあかなあ。
 #外交官 #日本 #テトロドトキシン 

せっちゃんのごちそう 辛 淑玉

2023年03月26日 | 
 辛 淑玉(しん・すご)の自叙伝。図書館で見かけて、「どんどん どんどん」みたいで、絵本かと思った。ぱらぱらめくったら、スカスカしていて、ひとつひとつは1ページか2ページらしく、やっぱりこども向けの本かと思ったら、壮絶な幼少期というか家族とのこと、その後もすごい。こういう形式の自叙伝って初めて読んだので、それにも感心した。