せろふえ

チェロとリコーダー
自閉症の娘
本と漫画 農と食 囲碁パズル
とっちらかっているので、気になるカテゴリーやリンクを

古本で漫画2冊

2024年06月15日 | 漫画
 古本屋で見かけておお!と思い買った。

蟹に誘われて panpanya - せろふえ

同僚に借りた。カオスノート(吾妻ひでお、なんと記事にしていなかった。)を貸したら、不条理ものでこれを思い出した、みたいなことを言って貸してくれた。でもこれは不条...

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 S4G 内田春菊
 こちらも古本屋で買ったのだが、ほぼ同じ物だった。

マンガ日本性教育トーク 内田春菊 - せろふえ

図書館に入っていてすばらしい。いつもの内田春菊で、この人の壮絶な人生と健康な精神と作品とが完全には消化できない気もするのだが、ともかく作品はその健康な精神がすば...

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 再読はうれしい。

 昨日は少ーーしチェロ出して練習。こんな書き方するくらいで、ほんとに怠け者だと思う。
 家にひいている光回線を更新して速くした。違う気もするし、あんまり変わんない気もする。電話番号(固定電話)を換えなければならず、釈然としない。ルータの返却とか、まだまだ面倒な手続きがあるなあ。
 運動はほとんどせず、歯医者に自転車で行っただけ。時計はいちおう運動したと認めているが、うーん。
 ここんところ農作業を全然してなくてまずいのだが、もう暑くて何もできない季節だなあ。梅など剪定した枝が放置したままなので、草むしりしながら薪にする作業をしなければならないのだが、本(まんがも)ばかり読んでいて、ほんとに怠け者だなあ。

羊の木 山上たつひこ原作 いがらしみきお作画

2024年06月01日 | 漫画

 古本屋で見かけ、そろっていて一冊100円なのだ。びっくりし、うれしく買ってきて再読。実は前に誰かに借りて読んでいるはずなのだが、このブログに書いてないようだ。きっと自分で消化できなかったのだと思う。今回再読してやっぱり消化できない。でもすごい、すばらしい作品だと思う。
 なにしろ山上たつひこ原作、いがらしみきお作画というのがすごい。
 wikiのあらすじは
「元受刑者を地方都市に移住させるという国の極秘更生プロジェクトで、過去に凶悪犯罪を犯した11人を受け入れることになった魚深市。元受刑者の情報は市民には一切知らされず、魚深市の中で計画を知るのは市長・鳥原秀太郎と、その友人である月末一と大塚武の3人のみだった。」
 というもの。そして、これはネタバレになるのかな?さまざまな事件が起こる。(あたりまえだ。そうでなければ作品にならない。)そして、それらはなんの解決もせずなんのカタルシスもない(と思う)。ただ放り出されているままだ。でもそれで良いのだ。すばらしい作品になっていると思う。

 映画もあるらしく、そのキャストがなんかすごい感じなんだよね。見てみたい。見てみようか。

アンのゆりかご 村岡花子の生涯 村岡恵理

2024年05月27日 | 

 中学生になってしばらくした頃、本屋でばったり小学校の時の担任に会った。今思うと本屋で会ったのがうれしかったのではないか、本をプレゼントしてくれた。中学生の男子生徒に赤毛のアンってことはないだろう、と思っていたのだが、読んでみるととてもとてもおもしろく、このシリーズを次々と10冊すべて読んだ。続編以降はあまりおもしろくないよねえなどという人が何人もいたのだが、僕はとてもおもしろく読んだ。またたまには読み返してみるかなあ。再読は人生の大きな楽しみだ。
 図書館でこの本を見かけ、実は僕は「周辺」をあまり見ない方で好きな本の映画化されたもの、その逆などには慎重なのだ。自分の良いイメージを壊されたくない。まあそれでも見ることはある。連続テレビ小説の村岡花子のは全然見る気がせず、見ていない。後悔してない。
 この本はとても良かった。お孫さんが書いたものらしいが、誠実な書き方で心に染みた。

事件屋稼業 再読

2023年09月06日 | 漫画
 谷口ジロー 関川夏央の原点と言える事件屋稼業を掘りだして読み返している。いかにも劇画、いかにも初期の作品で汚い絵だし、話も荒っぽい(というのは暴力的という意味ではなくつじつまがあってるんだかあってないんだかわからないような大雑把な筋立てという意味)ものなのだが、楽しめる。

 やたらに京都アニメーション事件の裁判の報道をしているが、他にも伝えるべき事件や、政治の問題があるだろう。ほんとうにマスゴミ。それから動機の解明なんか意味があるのか。やっぱり賠償責任割り当て制度が必要だと思う。

オーケストラは素敵だ 茂木大輔

2022年02月27日 | 日記
 図書館で借りて再読しようかと思っていたところに古本屋で見つけたのだ。うれしく読み返した。ずいぶん正直に書いてあって好感が持てる。
 1冊目の前半は名著(^^;)「オーケストラ楽器別人間学」の習作?みたいなもので、こちらの方がけれんがなく、むしろオーケストラプレイヤーとしてはなるほどと思えるようなものがある。後半から続にかけては自伝的、音楽エッセイで、すばらしい。

 ドイツでDuを与える(もらった)話がとても印象的だ。
 ドイツ語の2人称は二つあって、「おまえ」である「Du」は上のものが与えるものだというのだ。
 筆者が師匠からおれおまえで呼び合おうと言われるそのちょっとあらたまった、儀式的な様子は感動的だ。

密輸 ディック・フランシス

2021年12月30日 | 日記
 100円(×1.1)だったので、買った。ディック・フランシスの競馬シリーズは古本を見かけると買っている。もう全部読んだはずだが、おもしろいと思っているのを再読するのは老人の楽しみだ。でもこれはイマイチだったかなあ。コンピュータウィルスのこととか古くなっているような気もする。なにしろとても危険というか苦境というか、緊迫感が薄いと思う。
 うちは年末大掃除制度はやめているのだ。(僕が宣言しているだけ(^^;) 次女は一昨日仕事納めで、どうする?と聞くとやっぱり「ドライブ」。昨日はめずらしく妻も一緒に次女のルーチーンに付き合った。次女のストックもすこし片付けたが、こんなちょっとだけ片付けてもなあ。実家を出てしまったので昔からの習俗も失われてしまった。妻はスーパーでおもちゃみたいな飾り餅を買ったり、玄関飾りは小さなキレイなのを買って飾ったりしているが、僕はそれをホンモノではない、遊び?だと思ってしまって、乗れないのだ。まあいいか。
 ぼくにしてはずいぶん熱心にオーケストラの練習をしているのだが、ぜんぜん見えてこない。ラフマニノフ、きらい。

ダウントンアビー (映画)

2021年05月15日 | 映画・テレビ
 図書館で ピアニストだって冒険する 中村紘子を借りて再読。再読は楽しい。
 なかにダウントンアビーのことが書いてあって、映画が無料で見えるので見ている。(まだ途中まで。)


 20世紀初頭イギリスの時代劇。「貴族とメイドと相続人」という副題。貴族になんかに生まれるもんじゃないね。
 どの程度がこの通りなのかは難しい問題だろうけれど、こうして映像になると実感としてとてもよくわかり、とてもおもしろい。TVのシリーズも見たいが無料ではないようだし、長いしどうしよう。


 毎日トラベルソ吹こうと言うのに、5日坊主(-_-;)。昨日は一日おいて、2分ほど吹いた、いかん。チェロもろくに弾いてないが、昨日はチェロピッコロを引っ張り出してヘンデルのオーボエソナタを。ひさしぶりに弾いて、前より楽しめるとうれしい。

農家と屋敷前の畑 桑

2021年04月18日 | 

 著作権の問題があるだろうか?もしあったらすぐ削除します。
 昔の高校生の油絵らしいのだが、そんなにうまい絵とは思えない(失礼!)が、まじめに描いてあって武蔵野の農家の様子をちゃんと描いてあると思う。もっとも稲わらを自分ちの前の畑に積むかなあ?
 左側の畑は桑畑だ。一目でわかる。いや、じっと見つめるとちっともわからないと思うが、桑畑を写生したのが一目なのだ。足下のゴツゴツした,黒い幹というか、そこから若枝がピョロピョロ伸びている。そう、こんな感じだったのだ。もううちの方もすっかり桑畑はなくなってしまったけれど。
 昔のことを思い出した。感心した、と言うそれだけの話。



 昨日は雨で元気なく、チェロは弾かなかった。トラベルソは蛍光灯をちょっと。ピアノちょっと。読書は「名門」再読。でも再読ってとても良い。なにしろ面白ことがわかっているのだから。ここ何日かおもしろことないなあ(出かけることも躊躇するし)と思っていたのだが、夢中になった。今日、雨が上がっても畑はぐちゃぐちゃだろうなあ。

フロスト気質 (再読)

2020年05月19日 | 
 読んでないフロストがある!見覚えがない、と思って、古本屋で買ったのだが、いや、読んでた。でもほぼまったくおぼえてなくて、たのしく読んだ。最後の怒濤の事件解決のあたり、フロストがちょっとかっこよすぎるかなあ。いや、かっこいいんだよ。

私はなぜ逮捕され、そこで何を見たか。 島村英紀

2020年01月16日 | 
 たしか再読なのだが、記録がない。とてもおもしろく読めた。
 簡単に書けば、地震予知をするのだと言って税金を無駄に投入する国に対して、地震予知なんかできるはずがないと声高に言ったためなのだろう、えん罪とすら言えない、罪を作られ無理やり告訴され、有罪判決を受けた著者が逮捕から判決まで、獄中の記録をしたもの。
 今も、モリカケにせよ、白紙領収書にせよ、桜を見る会にせよ、山口強姦事件にせよ、ともかく司法も政治も腐りきっていると思うが、当時から、あるいはほんとに昔から日本は法治国家とは言えない。なぜみんな怒り狂わないのかさっぱりわからない。

スポーツとは何か 玉木正之 すべての日本人が読むべき本だと思う

2018年05月23日 | 

 再読。スポーツの本質は何かを解き明かし、(特に日本の)欺瞞に満ちた状況を忌憚なく告発し、どうあるべきかをきちんと書いてある。今でもその価値を失っていない。スポーツ関係者に限らず、すべてのおとなが読むべき本だと思う。
 ネットを見てみると正しく評価されていないと思う。それは、封建的前時代的な考えの要するに右翼、自分だけもうけようとするやつら、大企業などに迎合していないからだ。
 なべつね、あるいは読売新聞、あるいはメディアそのもののことを痛烈に批判している。書いてあるとおり、マスコミがスポーツ関係団体を持つこと自体、さらにはスポーツイベントを主催すること自体、客観的に報道することを否定している。
 スポーツをわれわれ本当のアマチュアの手に取り戻さなければならないと思う。

怖い絵 中野京子 ー 怖いだけではない、知る喜び

2018年04月27日 | 

 再読なのだが、何度読んでもすばらしい。「怖い絵」というタイトルがキャッチーなのか、それとも誤解を招いているのか、ちょっと微妙だと思う。
 この本の主張は、「絵なんてなんの基礎知識もなくて本能のまま感じれば良いのだ」と言う主張は間違っている、ことだと思う。
 絵には例えば時代背景が隠されている。それを知らなければ正しい理解はできないのだ。(現代の)パロディだってみんなが元を知っているからパロディーの意味がある。ニュースやテレビを見ているからギャグが笑える。知らなければ笑えない。それは理解してないことだ。
 それでも、正しい理解なんて必要ない、きれいな絵はきれい、それだけだ、というなら、まあ勝手にしてくれ。
 そういうわけで、名画を見るための基礎知識や背景を解説してくれている。それを知ることによってその絵の別な面も見えてきて、怖くなったり、より美しく見えたりするのだ。絵の、大人の見方を教えてくれる。絵以外もきっとそうなのだ。知ることは喜びだ。

フロスト日和 ウィングフィールド

2018年03月27日 | 

 再読。おもしろいとわかっているので再読はうれしい。でも中身はほとんど忘れているので新鮮に楽しめる。これはフロストの推理というか、まああてずっぽなのだが、うまくあたっているところがいくつかあり、主人公に感情移入しているとちょっと達成感?がある。たのしい。