2023年5月に古巣の市民オケで取り上げた。僕自身は演奏会に出られなくて、それでも練習はだいぶ参加した。古巣では前にも取り上げているのだが、そのときは次女のことで休団中だった。だからまだ一度も本番で弾いてない。もう二度と弾かないかもしれないかと思うと、名曲なのに残念だ。でもともかくむずかしくてね。
あまり記事にしてないがいちおうまとめておくか。(まとめる、と言うほど書いてない。)
2楽章、Fのところに sul G とあり、つまりG線で弾くのだが、どこまで?少なくとも下のfisはG線では弾けない。パートトップに聞いてもよくわからないらしいが、aisはC線で良いのでは、という。たしかにeis-aisの5度をG線で弾くのは音程もとれないしスラーじゃなくてポルタメントになりそうだ。
僕は第4ポジションの半音上で 4−3−2 と取るつもりだ。eis-aisの5度は同じポジションというのか、肘を上げて中指を伸ばしてとる。これは白鳥なんかでも使う技術だ。
でも前にも書いたけれどフィンガリングは人によってすごく違う、とプロチェロ奏者に言われた。まあいいか。
3楽章はヴィヴァーチッシモだと言うのだが、それなに?プレストとどっちが速いの?ヴィヴァーチェは速度記号でなく、活気があるみたいな意味だと思うのだが、ピアニッシモで活気があるって矛盾してない?
ともかく「ちょーはや」(-_-;)らしいので最初からめげている。Aのあたり、G線d線を行ったり来たりしない、と言うのがフィンガリングの基本だと思うので33小節目の最後から二つ目のcまではずっとG線で、33小節目の最後のdからはd線で弾くべきだと思うのだが、これが快速でできるのか自信がない。もっとも1stポジションのままで行ったり来たりして弾けるはずもないと思う。つい Ⅰda と描き込んでしまったがそれは第1線=a線のことで、1stポジション=1Pos.と書くべきだったか。まあ自分だけ見るのだから良いか。
そういえばもうずいぶん昔、パソコン通信の頃、楽器演奏の部屋などで、いろいろ人の書くのを読んだり、時には書き込んだりしていた。割と初心者らしい人の「これどうすれば弾けますか?」みたいな質問に対して、練習しろ1000回も弾けば弾けるようになる、みたいな威張った書き込みにあきれてしまい、そんな愚かな考えはあるか、もちろんそういう部分もあるけれど、アマチュアはプロよりさらに時間がないのだ、考え教えあい効率的な練習しなきゃしょうがねえだろう、と喧嘩を売ったことがある。
このあいだの練習でM先生が、難しいけれど曲は速いけれど、できたらさらに速く、自分の限界に挑戦して練習すると全体練習の速さが、意外に遅いじゃん簡単!と思えるかも、とおっしゃっていて、なるほどそういう面もあるかも、と感心した。
いくら速いと言ってもひとつの音符には速いも遅いもない。端的に言えばふたつの音符の連結の問題なのだ。どこか弾けなければそれはどこかふたつの音符の連結が問題なのだ。それは左手が間に合ってないのか、右手の問題か、両手のシンクロができてないか、だ。どこに問題があるか発見しそれを解決するしかない。このばあいあまりメトロノームは役に立たないと思う。
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シベリウス HP上
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交響曲第1番