法律の周辺

核心ではなく, あくまでも物事の周辺を気楽に散策するブログです。

互助会の退会給付金見直しと駆け込み退職について

2005-10-20 19:40:19 | Weblog
駆け込み退職相次ぐ 互助会「ヤミ退職金」廃止見越し 大東など4市 (産経新聞) - goo ニュース

 こういうのを「機を見るに敏」というのか。それにしても,互助会からの退会給付金が掛け金の5倍というのは驚き。福利厚生事業費からの支出だが,元をたどれば府民の税金。見直しをしている間にも,駆け込み退職は続きそう。府民からすれば,何とも歯がゆい話しだ。ご同情申し上げる。

 秋田県でも,平成7年から10年にかけて,食料費等の県の公費43億円余が不正に支出されるという問題が発生。県職員は,平成10年7月から,毎月給与天引きで,「職員返還会」が県に返還するために金融機関から借り入れた約38億円(遅延損害金含む)を支払い続けてきた。そして,今年の6月,ようやく完済。返済金の総額は,利息を含め総額約40億9300万円にのぼったという。

職員の返還,来月終了/県公費不正支出,計画より3年早く - さきがけonTheWeb

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カード規定試案等に基づく対応について

2005-10-20 11:16:21 | Weblog
 全銀協の前田会長が,18日の記者会見で,カード被害救済法(偽造・盗難カード被害補償法)(正式名「偽造カード等及び盗難カード等を用いて行われる不正な機械式預貯金払戻し等からの預貯金者の保護等に関する法律」)の施行にともなう約款の改定等について発言されている。関連部分の要旨は,以下のとおり。

・全銀協カード規定試案等への自己評価
 先般,全銀協カード規定試案を改定したところだが,個別の金融機関でも対応をすすめており,約款についても手当てをおこなうことと思う。個々の被害補償だが,法律および対応マニュアルなどに沿って,個別に解決していくことになろう。
申し合せで示した過失事例も,あくまでも例示。事案の解決は,個別におこなうしかないと思う。

・過去に遡っての自主ルールの適用
 先般改定した全銀協カード規定試案には,過去の被害について遡及する際のルールは含まれていない。過去の被害については,個別に解決していくしかないのではないかと考えている。

 約款等は各金融機関が独自に整備するもの。全銀協会長が「個別の解決」と言われるのはある意味当然だが,「行き当たりばったりの解決」は困りもの。各金融機関には,競って,分かり易い約款や細則作りをされることを希望する。

全国銀行協会web site 前田会長記者会見(H17.10.18)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする