カヤツリグサ(蚊帳吊草)
<カヤツリグサ科カヤツリグサ属>
花序は線香花火のように見える分かれた枝について咲く。
懐かしいような花だが、道端に見ることも少なくなった。
角ばった茎を切り両端から引き裂くと四角形に開き、
この形を、蚊帳に見立てたのが名前の由来だが、
蚊帳など知っているのは、私たちの時代ぐらいだろう。
カヤツリグサ科の植物は、茎の断面が三角形になることが、
大きな特徴。
草丈は20~60センチで、茎の根元に細長い葉がつく。
茎の先には細長い苞葉がつき、
その間から5~10本の枝を出して、花序をつける。
(カヤツリグサの種類のパピルスは、古代エジプトで紙として使われた。)
おまけの公園の辛夷の木の近くの電柱にいた余りさえない種類の
クサギカメムシ