オウギカズラ(扇葛)
<シソ科キランソウ属>
山地に生える8~20センチの多年草。
湿り気のある林床や林縁に自生する。
草丈は10~20センチ。
茎基部からランナーを伸ばして増える。
個人的には初めて野川公園で出会った。
つい最近、ニシキゴロモを教わり、
高尾山でツクシキンモンソウに出会ったばかりで、
それに類似する仲間だったので、興味深かった。
葉は対生し柄があり、
心形で縁には不揃いの浅い切れ込みがある。
上部の葉のわきに唇形の花をまばらにつける。
花冠は淡紫色で長さ約2,5センチで長い筒部がある。
上部は2裂、下唇は3裂して中央の裂片が大きい。
和名は扇葛(オウギカズラ)で、
葉姿が扇状であることからこの名がある。