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京都、洛北 金福寺・・

2008-10-08 00:25:16 | 神社、仏閣、名所、
金福寺
貞観6年(864)天台宗寺院として創建されましたが、その後一時荒廃し、元禄の頃貞亨年間(1684~88)圓光寺の鉄舟和尚が再興、寺院は天台宗から臨済宗南禅寺派に改められた。

石段を上がると「芭蕉庵」と書かれた札が掲げられたご門・・

ご門の上には、「芭蕉庵」の札が掛けられて居ます・

その脇の苔むす前庭には、ひっそりと蹲が・・

植え込みの間に素敵な蹲が・

門をくぐると飛び石の上に紅葉した一枚のもみじが・・
其の隅にひっそりと咲く宝鐸草、侘び寂の世界が其処には有りました。

松尾芭蕉も此方を訪れ「うき我をさびしがらせよ閑古鳥」の句を詠んだそうです。この芭蕉を偲び与謝蕪村が再建した茶室「芭蕉庵」が建てられたのです(江戸中期の建造だそうです)芭蕉の遺跡を慕って多くの俳人が、訪れ句会を開いたそうです。

本堂には、松尾芭蕉を俳諧の先師と仰ぎ最も尊敬していたと言う与謝蕪村の描いた「芭蕉翁像」のお軸が床の間に掛かっていました(蕪村64歳の時安永8年金福寺の為に描いたものです)

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芭蕉庵」への途中高台から眺める本堂の様子・・


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サムネイルにマウスを当てて下さい。(たぐは、non_nonさまにお借り致しました。)

舟橋聖一の「花の生涯」のヒロイン村山たか女が、「妙寿」と改め尼と成り金福寺に入り明治9年生涯を閉じたのは、このお寺だそうです。(ちなみにお墓は、先にUP致しました。圓光寺に眠っています)