とすれば、サッパリとしているものが食べたくなります
「真鯛のレモン風味」
真鯛はどんな料理にも、どんな味付けにも馴染みますが、
夏はレモンの酸味が効くと美味しいですね
今日はサッパリとして一品で、お口の中がスッキリとさせましょう
前回のブログ「脂質異常… L/H比」から時間があいてしまいました。
http://blog.goo.ne.jp/halclinic/e/fafdcba7801d925e5a14747fa51eb43a
悪玉コレステロール(LDLコレステロール)と善玉コレステロール(HDLコレステロール)
の比率が「L/H比」(悪玉が善玉の何倍あるか)です。
「悪玉が多くて、L/H比が高いと動脈硬化が起こりやすい」
ことがわかってきました。
動脈壁に悪玉コレステロールが溜まって、アテロームでできています。
昔は、このような状態になると元に戻らないと思われていました。
でも、最近の研究では「アテロームの退縮」が起こりうると
まずは「悪玉コレステロールを下げる」ことが重要です。
どこまで下げればいいかは明らかではないですし、個人差もありますが、
悪玉コレステロールを下げることが必要です。
さらに、「L/H比を下げる」ことも重要であることが分かりました。
L/H比が2以下になると動脈硬化が進みにくく、1.5以下まで下がると
プラークが退縮する可能性があるというデータが報告されています。
つまり、「悪玉コレステロールを下げ、L/H比を下げる」を目指します。
この目標を達成するには、「食事療法」と「運動療法」で到達するのは難しく、
「スタチン」という「脂質異常症のお薬」が有効です。
最近では、脂質異常症の治療として一般的になっています。
でも、これで本当に動脈のプラークが退縮するのでしょうか?
当院も開院2年を過ぎて、経過をみている患者さんのなかには
頚動脈や冠動脈のプラークが退縮していることを確認できている患者さんが
いらっしゃいます。
積極的な「動脈硬化管理」を行うことで、動脈硬化の進行を阻止して、
心筋梗塞や脳梗塞を予防できればいいな~と思います。
でも、動脈硬化の成り立ちや進展は単純ではないため、
実際には理想通りにいかないことも多いのが正直なところです。
とはいえ、今できることから少しずつ始めて、元気で長生きする
「健康寿命」を伸ばしませんか?