同じ時間でも、退屈な会議では長く感じたり、楽しく遊んでいるときは短く感じたり…
時間の長さは同じでも、感覚的には違いますね。
先日は夏至でした。夕方になってもまだ明るくて、時計を見るとまだ時間が早いんですね。
今は、1日=24時間、1時間=60分の「定時法」が当たり前です。
確かに、電気をふんだんに使って夜も灯りで照らして生活する現代には
西洋の「定時法」が相応しかったかもしれません。
でも、電力を使わない生活といえば、「お日様が昇ると起きて仕事をして、
日が沈んだら家に帰り眠る」ということでしょうか…
そんな太陽の動きを基準にした生活とそのための時計は既に存在しました…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/7a/8b56fcd50351d5883e1e164ba59c30f3.jpg)
「不定時法」
昼と夜をそれぞれ6つに分割します。
西洋の「定時法」が1日を24つに均等の長さに分割するのとは異なり、
季節により異なる長さの昼と夜を6つに分割するため
刻の長さも季節によって異なることになります。
不便でしょうか?
もし、昼の間にする仕事用を決めると、それを仕上げるスピード
の目安としての刻が分かった方が便利そうです。
刻が1つ進む間に仕事を6分の1ずつ進めると。
不定時法」が未来の生活の時計になることも夢ではない??
「ところで、不定時法」で生活するには、「不定時法腕時計」が必要!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/55/4a96dd9bfa9ab823f3bdd1fbdda5d2a3.jpg)
最近、日本の独立時計師として注目されている菊田昌宏さんが作られた時計です。
http://www.masahirokikuno.jp/
面白いのは文字盤の数字(和時計なので「刻」ですが)が、季節によって動きます。
夏は昼間が長く、冬は夜間が長いことに対応します。
この時計だと、夏の労働時間が長く、冬は労働時間が短くなりますね。
どんなもんでしょうか? ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kuma_fly.gif)