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老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

一生懸命に、素人なりに

2020-02-10 13:23:20 | シニア


津田の松原へ凧揚げを見に行く。
空と海と松原。

      

凧を揚げている浜辺に行くと、先ず目に飛び込んできたのが、この連凧。120個の凧が大空に舞っている。

     
           連凧は龍となりきりをりにけり


     

           風止まる錬凧空でのたうちぬ  


凧を揚げている方は凧が堕ちれば大変、何人もの人が凧の下に走り寄って糸を手繰ったり力を抜いたり悪戦苦闘をしている。 

風が戻ると再び、連凧が空を狭しと舞い始めた。


          



暖かい日差し。もう少し風があれば凧揚げ日和と云えるかもそんな会場には見物人が沢山きている。中でもよく目立つのがカメラを抱えた人達。

会話が聞こえてきた。

「凧は写す物がないね。」
「美人が見上げていればそれを、、、、」
「親子のほほえましい姿があればな~、、、、」

カイトが高く上がっている。ブ~ン、ブ~ンっとモーターのような大きな音を立てている。


            蝙蝠のやう黒カイト空統べる


    

空と海と松林。沖を通る真っ白い巨船。この寒いのにカヌーを漕ぐ人。色とりどりのヨット。

何も撮るものが無いと男性カメラマンの集団の会話が聞こえる。

「ムム、フフ,,,,,」

素人の吾は一生懸命カメラを構えている。ブログに載せる写真があれば満足だ。





飛行機が飛ぶ。飛行機は早いから、私みたいな素人はあれあれと思う間に消えてしまう。


     


沖にはこんな姿の人が。


    


           パンドラの箱に連凧出番待ち
 

     
          


浜辺に置いてあるきっと凧を入れてきた箱。


    


            バネ仕掛けやう連凧の出でく箱



     



           凧の空見る見る消える飛行の景


           弓なりに風と格闘凧揚げる










  

     強力楽器、、、、

2020-02-08 11:30:01 | シニア




のんびりと NHK のラジオ番組の山カフェを聞く。

カフェのパーソナリティをつとめるのは、俳優の石丸謙二郎だ。
低く抑えた声で山男?らしい独特の語り口である。

彼は登山歴40年にもなるらしい。
山の好きな人はいいな~。海も好きだけれど山も良い。

10代で肝臓を悪くした私は体力が亡く、山も海も憧れるのみ。
遠く山の峰を望み夢を馳せ、海岸を散歩をし、水平線の向うの世界を想像する。


最近は散歩さえもままならない。疲労感が残り一年前とも大違いに体力の衰え。


今日の放送は、北八ヶ岳の黒百合平の山小屋、黒百合ヒュッテの山番を名乗る方を迎えてのトークだった。

黒百合ヒユッテは山を愛する人には人気があるらしい。

今天皇が皇太子だった頃、(数年前)にこの山小屋で一泊したと、印象深いお客さまの一人とし語っておられた。

天狗岳登山や八ヶ岳縦走の想い出の手紙が紹介をされて、さてどんな山小屋かと、パソコンで見てみた。


昔、身体に自信は無いが、旅行会社を利用しての旅で、さてどこの山だったか。バスで行ける所までの見物に、、、

その時の見た 這松の辺りで遊んでいる 雷鳥 の姿。想像をしていたよりずっとずっと小さく可愛い雷鳥に驚いた。



黒百合ヒュッテでは年に4回も音楽会を開くそうだ。毎年多くのお客さまを迎えての音楽会。
ピアノはヘリで運んだそうだけれど、一流のオーケストラの楽員も参加をする音楽会はきっと山々に谺をして素晴らしいなだろうな~。

雷鳥を見た山での景を詠んだ。
 

     📯      雲の峰強力楽器背負ひ行く


一歩一歩足を運ぶ背に大きな楽器。小さくなる後ろ姿を見送った。

そんな事を想い出した今日の放送。
倦怠感ばかり動けば披露の残る私の人生だったが、このような楽しい想い出も時として残していたのだ。





ヒメオドリコソウ

2020-02-06 13:29:11 | シニア
       

NHKのラジオ深夜便の終わりに、今日の花言葉が言われる。

今日は「(ひめおどりこそう)です。花言葉は愛敬です。東から日本の野原に、、、、、」と、言っている。昨夜は早くに蒲団に入り、二時半頃に眼が覚てそれからずっとラジオに耳を傾けた。

もうすぐ五時、深夜便も終わる頃〆で花言葉の放送だ。ひめおどりこそう、、、と聞いてもどんな花か記憶に無い。
愛敬なる花言葉は、さてどんな花か想像がつかない。



           
パソコンで調べる。
なんだ、、、この花か!
知っている。よく見かける花だ。犬のしんちゃんなんか、この花に何度も尿をかけたことか。野径、畦道、志度の散歩径だといたる場所に咲いていて決して珍しい花では無い。

さあ屋島は?
今まで見かけたことが無い。
屋島は田舎めいているが季節の変化は少ない場所なのだ。野の花には無縁の土地柄なのだ。

今日は夫はすでに志度へ野良の猫ちゃんに餌を持って行った。ああ行きたい志度に。
志度のどこ、ここ、そこに咲いている場所が眼に浮かぶ。
あそこへ行けば、実物の花を見ることができるのだが、、、
(上記の写真はパソコンから取り込んだ写真、お借りした。)

残念だが、踊子草の句は歳時記にも載っているが、ヒメオドリコソウの句は無い。


       🐕      ヒメオドリコソウ犬の尿に耐えてをり

拙い私の句だ。そんな可憐で可哀そうな句だけれど、そこに愛敬はたっぷりとあるんだな~。
       
       🐕      草青む犬転びをるテリトリー