老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

哀しい

2015-05-29 10:35:04 | 俳句
     
ああ、やっと画面に写真が入った。隣の若い奥さんに教えたもらったのが実を結んだかな?
次も、うまくいけばいいが?   ああああ、ああああ
歳には勝てない、覚えるのが大変だ。
 姫 に教えられてばかり。昨夜も夜更かししていたら。にゃーご ごーごー、にゃァあ、と
どなりつけるように鳴く。
ベットへ入ると、私と枕をわけあって、鼾をかいている。猫も鼾をかく。
静かな時は大きな鼾に驚く。
昔はモーツアルトに耳を澄ましていた 姫 だが、この頃は、少しうるさいと思ったら、いつの間にか姿を消している。

  🏡  六月来ゆつくりそれとも駆け足で   
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きつとねと指きつた日の海ほほずき

2015-05-29 02:13:12 | 俳句


昼顔の咲いている 瀬戸内海の小島の浜辺。


 前の人が海酸漿で終わる。 ほほずき の「き」でしりとりを繋いでゆく。

 🏡 きつとねと指きつた日のうみほほずき  

と繋いだ。又「き」で終わった。これを見た人が次に繋いでゆく。
自分だと考えたこともない季語や、言葉がでてきて、面白いのなんのって。
2~3分で作る。季語をよく見つめ、平明、省略。。。。
私が学んでいる結社の先生は、邪道だとおしゃるだろう。
咄嗟に投句した句は、推敲もするし、箸にも棒にもかからないのなは、どんどん捨てる。
一度この楽しさにはまったら足が抜けれない。


昨日のしりとり俳句
  🏡  鮎釣りの腰まで水に山の影
  
  🏡  アロハシャツ力瘤出し真白き歯
  
  🏡  羅を着こなし淑女たる悪女
  
  🏡  夏帽子女にゐけずな女の子
  
  🏡  水中花みぬかれてゐる嘘三つ
  
  🏡  紫陽花や直立不動の羅漢さま
  
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殿  殿  いなくなって淋しいよ

2015-05-28 20:30:10 | 俳句

久ぶりに、カメラを出す。
殿 と 姫 の 写真ばっかり。
そろそろ慣れて、ブログに上手く載せることがでこればいいのにな。

小豆島のホテルの庭。
一番 殿 が幸せだった時。
一緒に、部屋で眠った。
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鳴門

2015-05-28 15:32:22 | 俳句

    
 久しぶりの鳴門。海峡を一望の千畳敷。
リゾートホテルに食事に来たり、海峡にかかる橋を渡ることは、ままあるのだが。
島田島スカイラインを渡り、千畳敷きの展望台まで足をのばすことは、何年ぶりかしら。
内の海には無数の筏が浮いている。小舟が行き来。美しい。
千畳敷きに、吉川英治の碑が建っている。ここは、小説( 鳴門秘帳 ) のモデルの地。
吉川英治の初期の名作だ。子供の頃、市川雷蔵の主演の映画を観た。
今の若い人は知らないだろう。
並んで、徳島の俳人の句碑が建っている。

   ☆  松は実に潮鳴りの昼遠くなりぬ  今枝蝶人

 千畳敷きの展望台を降りて行くと、渦の観潮船乗り場、大塚国際美術館、
リゾートホテル、がある。
何も無かった、昔の浜辺が好きだった。どこかのリゾートの二番煎じになってしまっている。
観光地として苦戦を強いられているみたい。
しかし、海はきれい。手をかけない漁師料理の魚は、ほんとうに美味しい。

    ☆  九十九の渦を炎天に逆立たしむ   橋本夢道
    ★  蒸暑し小鳴門いまは渦たぎち   波多野爽波

 

    💛   小鳴門やどどどどんと夏の潮   
    
    💛   松掠め夏潮掠め鳶舞ふ
 
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ひょんの木

2015-05-27 09:03:59 | 俳句
 

藤祭りに行った。
樹齢800年の藤は、本当にみごとで美しい。1本の木から花房はいくつ垂れ下がっていることか。孔雀が羽を広げているようだと称えられている。オーバーじゃない。

   ☆  ふじなみやおと無き風のよりどころ   梅下庵主人

 パンフレットをくれる。
宮の裏に、県木の イスノキ が有るらしい。(蚊母樹)

「和名 イスノキ 。別名 ヒョンノキ 、ユシノキ といわれマンサク科植物の
常緑高木で、本州南西部、四国、九州の暖地に分布している。
この樹は樹高9メートルあり、これはどの大木は珍しい。」と書かれている。

 宮の裏にまわると、先客がいる。お遍路さんだ。
大きな見事な木ですね と、一緒に見上げる。花が咲いているようですが、高くて
見えませんね、と仰ぐ。
 ひょんの笛  は、歳時記で見た程度、関心もなかった。
この木の葉に生じる虫こぶが、大きくなると鶉の卵大になり吹くと、ひょうひょうと
音が出ることから、 ひょんの笛 と言うそうだ。がぜん興味しんしん。
花は見えない。せめてと大きい木の幹に手をまわし、耳を当ててみた。
聞こえるわけはない。お遍路さんと二人して笑った。 

     ☆  我見しより久しきひょんの茂り哉    正岡子規
     ★  白峰はいまも雲棲む蚊母樹の花   三嶋隆英

 ひょんの笛は秋の季語、例句もたくさんある。
お遍路さんと別れてしまったが、ひょんの木に関心があり、白峰寺へ行くのか
?降りて来たのか、もう少しお話しをすればよかった。
この宮から、白峰山は近い。


  🏡  ひょんの木に耳当ててゐる五月かな 

  昨日のしりとり俳句
  🏡  まなかいをよぎる五月のしじみ蝶
  
  🏡  挨拶のせぬ子せぬ親羽抜鳥
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