老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

いぶりがっこ

2015-05-26 14:16:35 | 俳句
 
    

今朝は夫が食事の支度をしてくれた。
普通の家の普通の食事のメ二ューだと思う。

うす塩の鮭の塩焼き  トマトと胡瓜のサラダ  小松菜のお浸し 
目玉焼きにもやしを添えたもの  八朔柑

私が、食べ終えるまで席を離れないでじっと監視している。
塩焼き半分、小松菜のお浸し少々、トマトのサラダ少々。。。。私の食欲に
目を光らせてくれている。有難い。食べろ、食べろ。と、、、
今日は「いぶりがっこ」で お腹を満たした。
生協で注文していたのが、届いた。

いぶりがっこは、24~5年前に東北へ旅行した折り、列車の中の駅弁の隅
に入っていたのを、口にしたのが始めて。
あれ、見た目の色は悪いがなんと美味しいこと。
名前は知らぬ。一緒に旅をしていた友達が いぶりがっこ と教えてくれた。
それ以来、機会があれば、必ず手に入れている。
生協では年に1~2回しかパンフレットに載らない。東北の物産展があっても、出ていない。
ご存じのように秋田県の名産。燻製した大根や人参を、沢庵漬けにした物。
独特の燻製の香が、口の中で広がり、こりこりした、歯ざわりも美味しい。
(がっこ)とは秋田の方言で漬け物。

インターネットで いぶりがっこ の句を探したが見つからない。
地方の句会ではどんどん詠まれているだろうが。

秋田を読んだ句で

     ☆  きりたんぽ秋田訛りがよくて食う  小原啄葉

   昨日のしりとり俳句
     💛  サザエさん一家の像や街薄暑    
     
     💛  守宮が走る色あせた世界地図           
      
     💛  亡き犬がゐるやう月見ず月なりぬ 

     
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殿

2015-05-25 13:21:31 | 俳句

なんだか、後からみると 殿 はいつも憂い顔の気がする。 
ああ、生きていてほしかった。

殿の写真があった。
お隣の若い奥さんに、パソコンへの取り込み方法を教えてもらった。
 殿 は昔、あるリゾートホテルに連れていってから、そこのブログの表紙に
しばらくなっていた。
二回目からは連れて行くと、フロントで受付をしている間に、前に泊った
部屋にとんで行く。
オーシャンビューのホテルだけど、犬が泊まれる部屋からは海は見えない。
10部屋くらいあるが、いつも満室にちかかった。
殿 が亡くなってからは行ってない。思い出すのが辛いから。
 姫 もいることだし。


   🐩   亡き犬がいるよう月見ず月なりぬ 

        
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骨董市

2015-05-25 09:39:34 | 俳句

 昨日の骨董市
たまに足を運ぶ。2~3年前に比べて店の数が減っている。3~4割は少なくなっている。
 虚子の句を書いた軸があったので見ていた。
店主が近づいて来て、有名な俳人の虚子の軸ですと教えてくれる。
(秋の日。。。。)と読めるが後の文字が読めないので、何と読むのですか?
と訊ねる。
句は店主も読めないのか、出所はしっかりしていると言う。
後ろから箱を出して来る。炭を塗ったのか、煮しめたのか解からないような色。
古い古い。桃山と言わなかったのが可笑しかった。

    ☆  夢二忌や骨董市の合わせ鏡    和田照海
    ★  初大師骨董市を二度まはり    平イチ子

 藍染の古布を買う。お金を払いながら、もう何を作るか決めていた。頭の中で型紙
が出来上がっていた。俳句より手芸が好きかも。
昔は絹の着物が着れなっかった、庶民が普段に着ていた木綿に驚くような値がついている。
勿論、骨董的な絹物もたくさんある、見ていて飽きない物も展示している。

去年行った京都の知恩寺の境内で開かれる、素人さんが出店する手作り市。
楽しかった。
急に降ってきた雨、大変だった。

   🏡 蚤の市でんぐりがへる驟雨かな    
    
    
  昨日のしりとり俳句
   🏡  青葉木菟仏間の母にあひにゆく      
    
   🏡  雨あがる気配衣を更へんかな   

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ブログ

2015-05-24 08:41:56 | 俳句



今月はいいことがママあった。
新しいことへの挑戦。
ブログを開いた。
パソコンは、所属している結社の、インターネット投句に参加する為のものだった。

毎日が日曜日。暇だ。
あちこち、パソコンを開いて見ているうちに、なつき組長の365以外にも色々面白い、インターネット句会があることを知った。
しりとり句会、リレー句会。
向うみずに参加させてもらう。
楽しく仲間に入れてもっらた。

今月の投句。
365が 地  人、 並
愚陀仏庵  特選


皆が書いているブログを読んでいるうちに、自分でもブログを開いてみようという気持ちになった。
ぽとぽとキーを打つ。何回も失敗を繰り返し、やっとできた。
バンザイ。やったー。やったー。
        

どの選者の方も、平明で誰が読んでも解る句。
新しい発見があって、今までの句で類想、類句が無いこと。
易しい言葉で現す。
その上に奥に何かがあるかを含くます。私はこれができぬ。
ああああ、難しい。
俳句は 1+2=3  じゃない。 
 1+2=∞  なのだ。

精進、精進。


まあブログを開いたことが一番良いことか。
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海が見える

2015-05-23 10:59:30 | 俳句
    🐢   つやつやと麦藁あみの蛍籠   


ご近所に新しい家族が引っ越してきた。
散歩の途中、平屋建ての家の建築が進んでいるのを毎日見ていた。
多分、高年齢の方が住むのだろうと思っていた。
案の定、私と同年齢。
年をとると、階段は、良いことは何もない。当たり前だから,例にとることもあるまい。

 お話をしていると、大阪から田舎が良いからと、ここを終の棲家と決めたて越して来た
と言っている。
海が見える。部屋から、菜園から。。。。。
山がある。もちろん空気はおいしい。 車が無いと少し不便だが。。。

全く、おしゃるとおり。毎日、海を見て暮らす生活にあこがれて来た。
朝に夕に海の色を見、遥かに沖を行く船を双眼鏡で望む。
 
 殿 との散歩は楽しかった。
海へ歩いて20分。港の突堤で放すと、燈台まで一目散。
夏は、海に飛び込む。泳ぎは?まあまあだが。。。。
森へ行くと、勝手知ったる径を、自由自在に走り廻わる。

    ☆  目開けば海目つむれば閑古鳥   飯田龍太
    
    ☆  のこりゐる海の暮色と草いきれ  木下夕爾

 都会は何でもあり、何でも揃う、文化の中心。楽しいだろう
しかし田舎も捨てたもんじゃない。
インターネットで今の私のように、遅ればせながらも、社会参加が
できているし。


    🏡  手始めに茄子植え新しき門出   
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