老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

八栗山の花   etc

2024-06-23 02:37:03 | 老人日記
  
      

レトロなケーブルカーで八栗山へ登る。
このケーブルカーは犬も乗せれる。
慎ちゃんを連れて何度か登ったことを思い出した。

      

慎ちゃんは足を踏ん張ってケーブルカーの前方の窓からの景色に見とれていた。

犬を連れたお遍路さんも八栗寺に参拝をするらしく御手洗には、犬用の水鉢が置かれている。

            

夏椿の花。
凛と咲いている。

[祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)の鐘の声(こえ)、諸行(しょぎょう)無常の響きあり。娑羅双樹(しゃらそうじゅ)の花の色、盛者必哀(じょうしゃひっすい)の理(ことわり)をあらは(わ)す。おごれる人も久しからず、唯(ただ)春の夜(よ)の夢のごとし。たけき者も遂にはほろびぬ、偏(ひとえ)に風の前の塵に同じ。]

有名な平家物語の冒頭の言葉を思い出す。
      

八栗寺の境内の大きな菩提樹の木。
一週間ほど前に来ればよかった、、、

      

少しだけ枯れかかっていた。
香が少しだけ、ほんの少しだけ薄れ気味だ。

       

寺においてこそ、なぜか有難みのある樹木だ。
甘い香りに包まれていると、幸せになる。



参道に咲いていた紫陽花。
一元だけれど、まことに七変化と言われるように、何色もの花毬が。

         

珍しい葉っぱ紫陽花。葉の回りに白い縁取りがある額紫陽花。

       

草むらに蛍ぶくろの花。
見落としてしまいそうだった。

        

ケーブルカーを降りて八栗寺までの300メートルくらいの参道で見つけた花たち。
植えられて間がないのか華やかな紅い夾竹桃がたくさんさいていた。
どれも丈は低い。


多くは無いけれど、楽しい八栗寺への参拝道だった。


    🌲    けたたまし鳥の喧嘩よ木下闇

    🌳    朝曇り山を仰ぎつ深呼吸

    🌳    真つ白な五弁の沙羅の暮なずむ


コメント
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