老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

   朝の雨

2019-08-27 14:56:42 | 俳句

     

 

今朝は雨。

昨日から二学期の始まり。雨の中を通学の小学生は北へ、中学生は南へと行きかうのを窓から見る。

およそ十分間くらいの通学路の賑わいだ。

 

       

 

みんな楽しい子供時代があった。立派な両親に育てられても、芸術家の性がまさってしまい薬物に染まった俳人の句集をふと手にた。

 

      ☆     天高し二日つづきの雨なれど

      ☆     秋風の匂ひす今日は日曜日

      ☆     翼ある船に乗る夢迢空忌

彼の有名な映画監督でもあり俳人でもある角川春樹氏の「檻」の中から窓辺からの雨を見つつ読みながら抜粋をした句。

獄舎の中で作った句と思われる。氏にとって経験の一つとしてしかとらえていない、、、さて重大な事だったのかしらとしか思えない。

     ☆     浮雲のゆたかに流る九月かな

     ☆     秋深き獄舎にひとりさびしくないぞ

数を詠むために作句したとしか思えないような句が、、、

心の底からふつふつと沸き出した句とは思えない。持て余す才能を獄舎の中で遊ばせた句のようだと思いつつ繙いている。心に響いてこないのだ。 

 

見知らぬ人には挨拶をしても挨拶を返さない、今の子供達。どんな大人に育つのやら。 塵を捨てに行って子供に出逢い挨拶をすると、上目ずかいに睨み返された。毎度の事だから。驚きもしないが、、、、。!

 < 物言えば唇寒し秋の風 >  って心境だ!

 

 

コメント
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