老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

     草臥れる 病院

2018-07-19 09:12:24 | 俳句

      

 暑い時の病院は大変?暑くなくとも病院は大変に疲れる場所だ。

昨日も診察が終わって帰る時、もう家に帰って炊事をする気力は残っていず、途中の中華料理店に寄って、中華料理まがいの食事をする。
野菜中心だ塩分控えめだとはいっておれなく、今日は食事制限なる言葉は頭から取り払ってしまう。

 中庭を挟んだ距離の場所から、待合室の写真を撮る。
この中に夫も神妙に落ち着きのない顔で座って診察の順番を待っている。

        

一人で来ているのは少なく、たいがい付き添いと一緒で、中には一家総出のような集団や老夫婦に団塊世代のリタイアをした息子と思える人をプラスした方々もいて、待合室は人いきれがしているような感じであり、廊下の椅子にも人があふれている。
苦しみを抱えた患者とその家族、このような世界が毎日繰り返されている病院の待合室は暑くて重々しい空気、、、当たり前の表現に自分でもいやになる。

紹介状を携えた夫の診察は、おかげさまで経過観察をしましょう、、と言う事になった。
今はこのままの状態でいても、血管に欠陥があるから、次の予約は云々で、、、、予約をして帰る。

去年の今頃は私が医大で手術をした。
毎年、毎年、病院から病院へと梯子をやって、夫婦で忙しいこと。
使い古した身体のあちこちがほころびるのも諾えることと哀しいが、今日が無事だったとことに感謝感謝と、気分の入れ替えをする。


      🍒     病葉がはらはら車椅子過ぎる

      🍒     梅雨寒やゆっくり下るエレベーター

      🍒     蟻のごと黒い自転車列をなす



コメント (5)
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