老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

       老体にこたえる溽暑

2018-07-27 10:34:35 | 俳句
          

昨日はパソコンを開かなかった。
こんなことは、旅行や入院をして我が家を留守にしないかぎり今までに無かったことだ。
暑さにまいって、二階のパソコン部屋はクーラーもないことから、ここへ来る気もしなかった。

今朝は海からの風があって、パソコンを開いてさてブログでもと思った気になったけれど、載せる写真が無い。
去年の七月の終わりの日の 「姫ちゃん」の写真を見つけた。この頃の姫は一日中寝てばかりいたけれど、彼女の存在を中心に我が家の生活は廻っていた。

餌の食べ具合、うんちの状態、夫との会話はこれらが中心であった。

ああ、寂しいな~。姫ちゃんは永遠に生きると信じていた無知な吾に改めて驚く。亡くなって4か月も過ぎたが時たま、姫の空耳を聞いたりすることが、、、、

     

今年は、おかげで柳に雪折れ状態で入院をやていない。
最近は夫の事で入院準備もやりかけたが、有難いことに経過観察ってことであった。

入院の経験から詠んだ句をぽつぽつと想いだした。

       🐢     春愁や舌かみさうな病の名
                 一度では憶えれぬ難病指定の病名

       🐢     入院の荷の片隅に香水を
       
       🐢     半身麻酔花火散つたり揚がつたり
                 手術中、目を閉じていると前の奧で火花が散る 

       🐢     浴びるやう目薬をさし冬籠

       🐢     亀鳴くや無機質なれる手術室 

       🐢     朧かな不夜城のやうな研究棟 

       🐢     お見舞いの遊山箱から桜餅

       🐢     退院をすれば酢牡蛎をまず食せむ

まだまだ詠んでいるけれど、咄嗟にには思い出して記すことができぬ。
病気をして入院をしなければ詠めなかった句ばかり。
これも、元気になればこそ今は想い出だが、その時は、、、、  

入院は厭、当分入院をしないでよいように、健康管理をやらなくては。     


 
コメント (2)
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