老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

金毘羅街道

2017-03-06 10:19:39 | 俳句
    

金毘羅街道とは、各地と金毘羅さんを結ぶ参詣道である。
複数の経路があって、所によっては 金毘羅往来 とも呼んでいる。

金毘羅五街道とも呼ばれる主要な街道があったらしい。
歩くのが好きな、私なぞ、所々で石の標に出合うことがある。

昨日、宇多津の雛祭りを散策中、大きな道標に出くわした。
(東へ高松)(西へ丸亀)とある。
五街道のうちの東への高松街道、西への丸亀街道の分岐点かも知れない。
この標はいつも出会う標の中ではとくに立派で大きい。

旧街道筋にあった標をここに移したのかも、、、、。
区画整理や、宅地の造成の為に旧街道の趣はこの場所からはしのばれなかった。
どちらにせよ、宇多津は旧街道筋の主要な町であったことは間違いない。
この近くに四国八十八ヵ所の「78番札所郷照寺」がある。
昔も今も賑わっている。

      

この桜は早咲きの桜、河津桜であろう。
まだ木は若く、この最近に植えらた桜であろうか、木の丈もさほど大きくない。
枝がしきりに揺れている。
目白が花芽を啄んでいる。
まさに季語で云う「花鳥」だ。
真っ先に、梅に鶯が浮かぶけれど、桜に鶯も華やかである。

      

宇多津の古街界隈を歩くとこんな景も。
長い塀に設えられた窓から覗くのは、内から外、それとも外から内なのか、私は外から内をほんの少しだけ覗いた。掃除の行き届いたお庭が見えた。


    🍒    花鳥や花嫁行列町を練る

    🍒    花鳥や両の手で受け熱きお茶

    🍒    花鳥や甘酒美味き掌   


コメント
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