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老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

選句が難しい、、、、

2016-11-04 20:52:08 | 俳句
久しぶりに、いつもお世話になっている、しりとり俳句の皆さんの句を選句させてもらいました。
皆さんどこまでが真剣で、どこからが手すさびのお遊びか想像がつきません。
インターネットの句会も俳句会もとんとご無沙汰をしているので、まことに選が難しかった。
目を閉じれば情景の浮かぶ好みの句を選びました。
いつものように目がすって落としています。悪しからず。
明日からも、しりをとります。よろしくお願いします。


  >   見習いはただ仰ぐのみ松手入れ    ラスカル

  >   神仏に無用な暮らしすがる虫    猫髭

  >   轆轤から土立ち上がる神の留守   かげお

  >   決着のつかぬじゃんけん鰯雲   しぐれ

  >   犬が来てスニーカー来て苅田道    杜人

  >   金風や鳥獣戯画のうさぎ跳ね   樹里

  >   秋の雲めくパンパスグラスかな   登美子

  >   情こはき女流歌人よ蛇笏の忌   ぴのこ

  >   新月の猫のそのそと瓦屋根   菊子 

  >   湯豆腐や湯島の坂を降りきては    龍吉

  >   大阿蘇の七谷八谷花芒    らっこ

  >   宅配の韋駄天走り秋高し    ヘェアウエイ

  >   歳時記のカバー繕ふ文化の日   句念庵 

  >   箒目のきれいな朝萩揺るる   てまり

  >   ぽきぽきと折れる鉛筆小六月   陶子

  >   新米を肩に担いで不意に来る    兎波

  >   ハロウィンを前に四五日ダイエット   むめこ


私は句を作るとき、絵ハガキや季語の説明にならぬように気をつけるようにしています。

全く秋

2016-11-04 09:56:20 | 俳句

       

二階のベランダから東に見える山並み。薄く薄く色づき始めた。
今朝は蒲団からなかなか出ることができなかった。
北海道では氷点下18度とラジオが告げていた。

   
        

昨日は渋柿を剥いた。
干し柿を作ろうと、八百屋で渋柿を買って帰った。
さてそれに取り掛かろうと思っていると、近所の人が、干し柿にするのならと渋柿を持って来て下さった。買っていた分と合わすとかなりの数になった。
夫が、山のようになった柿を見て、剥くのを手伝ってくれた。
セーターの袖口に渋がつくと落ちないからと、古いトレーナーに着替えて柿剥きをする。
今朝は肩に力が入っていたのか、肩が痛い。右手で包丁、柿を握っていた左手にも力を込めていたのか、これもおかしい具合。常にやらないことに根をつめると、まるで無理がきかない。


剥いた柿を吊るのは、お日さまが当たり適当に風の吹く場所が良い。
ベランダの東の隅に吊る。一日中、太陽が当たる我が家の一等場所だ。

何日かして、柿が少し色を変えてくると、毎日この柿を指でつまんでやる。
最初は固かった柿が二、三回これをやっていると少しづづ軟らかく色も深みを増してくる。

渋が抜けて美味しい干柿になるのが待ち遠しい。


     🍙    小春日やついつい長き立ち話

     🍙    小春日のつんと耳立つ猫の影

     🍙    寡黙なる夫の頼もし榠樝の実

     🍙    子別れを終えし鴉か深山晴