老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

猿の腰掛

2016-09-12 06:46:54 | 俳句
       🍄    猿の腰掛コロボックルの遊びをり

       🍄    猿の腰掛空のかなしび食ひ太る

       🍄    猿の腰掛ときをり名しらぬ鳥の来し
                           (夏井いつき選)

       

栗林公園を歩いていて猿の腰掛を見つけた。

     

猿茸とも 霊芝 ともいう。
朽ちた木や古木に生え大きくなると1メートルにもなるそうだ。
時々、見かけるが、写真のように根元に生えているのは初めて目にした。
こんなに低い場所だと、猿もおちおち腰を掛けて休むことも出来ないだろうなどと思う。
近寄って、触れてみる。思ったより硬い。普通の茸の硬さではない。木片のような感覚。(木質の担子菌類)
いつもはもっと、木の高い所で見かける。試しに走り根の先に生えているのを、靴の先で蹴ってみた。
二、三ど蹴ってみる。靴の先に抵抗感があってびくともしない。

この猿の腰掛も偶然に見つけた。
向うから異国の言葉の人が沢山来る。径を譲ろうと思って横に避ける。何気なく顔をそらすと、この猿の腰掛を見つけた。
いつもいつも、この径は必ずというほど歩く。しかしこの猿茸には初めて。
だから公園歩きは止められない。

      🍒    秋暑しニンニク匂ふ人いきれ
                      (まつたく オソマツで、、、(-。-)y-゜゜゜ )






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