巨人ファンだが、内閣御用新聞読売と原は大嫌いだ。デタラメ補強で2軍は不良債権がうじゃうじゃ。若者の未来が淋しい。

読売の知恵ってこんなもの。お札が空を舞って、胴上げできず。躍動の若き巨人はどうも見られそうにない。せめて高校野球の上を。

ルーキー山本を使い続けてみろよ!

2016-06-23 | プロ野球
小兵ながら典型的な1、2番タイプだ。バットの振りもシャープだし、最近では巨人になかったタイプの選手だ。変な癖がないだけに印象はスマートだ。

とにかく使い続けることが大事。いまのところ2塁を守るが、クルーズが戻ってくればまたベンチへ戻されるのか。そうならないために、コンスタントな結果が要る。

ベンチも見定めた若い選手が出てくれば幾分かは目を瞑って使い続けるべきだ。2試合3試合で技量を図るのは若い芽を摘んでしまうようで理解できない。

とは言え、選手の能力を見極める必要もある。まだまだ実力の足りない岡本やキューバの選手を無理やり使っても、ヒーローには成りにくい。そんなに甘いものでもない。

大田のように潜在能力を秘めている割にはムラの多い選手は使いにくさが残る。使い続けるためには監督の首を賭けるしかないから並みの監督では使い切れない。

いろいろな方向から考えて、山本という選手にはプロ選手にありがちな「クセ」がない。良く言えばプレーそのものが素直、悪く言えば没個性。

強烈な個性でアピールすることはないが、どんな球にも対処できそうで、今まで育たなかった1番バッターが育つのではないか。スカウトの久々の手柄かも知れない。

レギュラーシーズンの後半を由伸監督はどう戦うのか。その戦い方は選手の起用で大体読めてくる。将来を含めて若い選手を育成目的で起用するのか。

それでも、目先の勝ちにこだわってベテラン重視で戦うのか。それではもう勝ちも逃げていくかも知れない。今年は来年のための戦いにする、そんなクソ度胸も要るのではないか。

明日から始まる広島追撃には若い選手の勢いが効く。その力が今年及ばなくても来年につながる。若い選手を使い続けることで、来年こそ「ご一新」が叶う。

巻き返しはマイコの復帰ではない。得点力だよ。

2016-06-22 | プロ野球
交流戦でも連敗グセが治らずもたもたしている間に、気が付けば首位広島とのゲーム差は6と広島独走一歩手前。2位とは言え1つの借金。それでも戦いは続くのだ。

24日から始まる後半戦にようやく昨季の勝ち頭マイコラスが復帰するらしい。そりゃまあ、誰だって期待するわな。しかし、これまた投げてみなけりゃわからないぞ。

マイコ一人の復帰で投手力が増強するとは断言できない。昨年の活躍ができてこその話だ。メジャー122本かどうか知らないが、どうにも打てないメジャーリーガーもいることだし。

後半戦の巻き返しにはマイコ一人の復帰では心もとない。鍵となるのは打力であり得点力なのだ。エースの菅野はどんな環境でも日本人の「忍」を知っている。

同じことを外国人に求めても無理だ。例え復帰のマイコが好投しても、今の得点力ではプッツンするのは目に見えている。「好投の投手が勝てない」で巻き返しはない。

打線に若さが見られない。阿部、村田、ギャレットなど期待に応えきれていないからだ。これらのベテランを代打要員にして若い選手で勢いをつける方法はないのだろうか。

交流戦を見ていても若い選手の活躍が目立った。若い選手が活躍するチームが強い。広島の勢いもまた若い選手の台頭が決め手なのだ。




昔、中畑清が新人の年。そして今年の阪神・原口。

2016-06-21 | プロ野球
昔むかしのこと。甲子園だったか、春先の巨人のオープン戦を観戦。オープン戦を気の良い仲間と観に行くというのは、専ら観戦後の飲み会がメインだったのだが。

それでも、巨人の試合前の練習を選手一人ひとりを食い入るように観ていると、中にひとり低いライナーでレフトスタンドに続けざまに放り込んでいる選手がいた。

確か、背番号24。誰や、この選手。今年入団の新人らしい。「この選手試合に使ったらエエん違うか」。素人目で見てもちょっと打球が違った。中畑清というらしい。

その後の中畑の選手としての評価は2分するが、それでも三塁のホットコーナーを、あの長嶋の代名詞となった三塁を恥とも思わず守備につき、4番まで努めた人気者だった。

守備には到底「上手い」という賞賛を与えることはできない。次に出てくる原辰徳の守備もまたどっこいどっこいだったが、それよりも劣った。

がしかし、その持ち前の明るさは長嶋を彷彿とさせた。自身のプレーが不調であっても「ゼッコーチョー!」と叫んでナインまでもを鼓舞するキャラクターは巨人ファンには受けた。

新人の年、その前向き姿勢と鋭く低い打球がスタンドに消えるのを、練習とは言え目前にした監督が当然のように新人起用する。以後の彼の笑える明るさは長嶋に匹敵する。

それから何年経っただろう。今年阪神にあの頃のような選手が彗星のように現れた。捕手である。派手さのないポジション。更には、守備は決して上手くない。

しかし、こと打撃と前向き姿勢は中畑級だ。阪神ファンからすると「中畑級」の表現に難癖が付きそうだが、阿部には届かないから今のところは「中畑級」とでも評価する。

中畑のようにひょうきんなところはないが、阪神にはかつてなかったタイプの選手には違いない。新人ではないが育成から這い上がってきた苦労人だから気構えが違う。

この原口はいまのところオールスターの中間人気投票捕手部門でぶっちぎりの1位である。そして、交流戦最後の試合で3番を任され、試合を決める2ランを打つのである。

お解りと思う。監督の目で有望選手を選び、監督の手でその選手を育てる。監督の権限で試合に起用し、そして主軸となっていく。そしてファンがヒーロー化する。

一にも二にも、選手自身の努力は言うまでもないが、その素質を見抜き、育てる勇気が監督になければ選手は覚醒しない時もある。

高橋も、金本も、共通するのはその積極性だった。いま、金本は生ぬる阪神を自身の目で改革している。高橋は果たして自分の目を活かしているのだろうか。




巨人、目標5割達成。中途半端やなぁ。打撃と同じや。

2016-06-20 | プロ野球
パのチームだけではない。どこのチームの選手もバットはしっかり振っている。まあ、中にはまだまだこれからという期待の若者もいるが、それでもバットだけは振っている。

それに引き換え、巨人の選手たちのバットは振り切れていない。だから迫力はない。なのにボール球に手を出して凡退する。それも1球目から。

「1球目の甘い球を見逃さず」とよく表現する。なら良いが、「1球目の難しい球に手を出して」って感じで凡退するから、淡白打線どころではない。

巨人打線が「貧打」と言われうのは正にこのこと。ボールの見極めのできない選手ばかりが揃いのユニフォームを着て、人気だけでグランドに出ているからだ。

それをまたベンチのコーチ連中が注意する訳でもなし、叱るわけでもなし、人気タレント並みに接するから試合にもなんにもならない。勝ち負けの伴わないショータイムなのだ。

そんな人気タレントによる際どい交流戦ショータイムが終了した。タレントショーとして勝ち負け5分5分で、誰にもどこにも憎まれず、褒められずにうまいこと千秋楽を済ませた。

普通なかなかこうは行かないものだ。この絵に書いたようなショータイムを経験したことで戦いに疲弊した広島追撃が容易になる。とでも思っているいるのだろうか。

ボール球に手を出さない。バットはしっかりと振る。たったこれだけでチームは変わる。見た目も変わる。どうぞ一からやり直してください。

せめて、バットを振る選手から起用してください。ボールを見て振る選手だけを使ってください。人種に関係なく。できれば20歳台の選手から起用してください。

捕手は若手でもうひとり考えてください。ベテランだから好リードできることでもないように感じる。打てる捕手を育てましょう。


もう好きなようにやんなはれ、なっ、由伸監督。

2016-06-19 | プロ野球
突然、降って湧いたような監督就任の今年、松井に振られた腹いせに回ってきた監督の座。読売の無茶振りのせいでここ数年来のチーム改革も一向にできない。

パ・リーグがどうの、セ・リーグがどうのという問題ではない。巨人の体制は実に官僚的で責任を取るべき人が取らず、現場に押し付けてのうのうと偉ぶっている人がいる。

そんな組織で誰が気を吐いても何も起こらない。巨人が負け続けるのはそんなフロント(読売巨人の会社)の低脳な役員たちの姿勢だからだ。最早その姿勢は選手にも伝染している。

熱狂するドームのファンや家庭で楽しみにしている全国のファンの応援なんて単なる金の生る木。放っておいても金になる。そんな金集めにだけ企画をすればよい。

アメリカやキューバから獲得してくる選手は全員、出場するまでのヒーロー。すぐに化けの皮がはがれて批判の的になる。本当の批判の的はその選手たちではないことも知らず。

批判の的は、そんな選手を十分に調査もせず、選んでくる選択眼の乏しいGMの能力に対してだ。母体はマスコミだから誇張した宣伝はうまいものだが。

結局は大衆を惑わす読売系列ってことになる。そんな中で毎日プレーしていたら、そりゃ選手はだめになるわなぁ。強くなくても宣伝してくれるのだから。

打ち損ねて高く弾んだ内野ゴロが1塁セーフの内野安打になる。交流戦でよく見かけた光景。巨人の投手が不運だったって思うのかい?

じゃあ、巨人の選手の打ち損なった打球が内野手の頭を越さないのは打者が不運だったって言うのかい?外野フェンスを超えないのも、好機で打てないのも不運だって言うのかい?

パ・リーグの球団だけではない。巨人以外のチームの選手はみなバットを「振って」いる。ボールに当てるのが精一杯の巨人の選手とは全く異なる。

「振る」から打ち損じた内野ゴロが安打になり、内野手の頭を越してヒットにもなる。それも、チャンスに出るのだから巨人との違いがはっきりしている。

1回、いきなり12球も投げさせられた。絶対エースの菅野を苦しめたロッテ細谷という選手。今季の打率2割7、8分の選手だった。その選手一人に菅野が負けたようなものだ。

巨人にはそんな打者はいない。育たない。育てられない。ファールよりヒットでなければならないからだ。評価の観点が違う。フロントは素人以下なんだよ。

今日負けたら交流戦5割の目標が達成できない。バカバカしい目標だが、その目標にも届かない。まあ、好きなようにやんなはれ。鉄仮面でしかいられんわなぁ。ああしんど。